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公開番号2025088300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202918
出願日2023-11-30
発明の名称シートシャッター
出願人文化シヤッター株式会社
代理人弁理士法人英知国際特許商標事務所
主分類E06B 9/68 20060101AFI20250604BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】
開閉装置を動作させるための基準位置を、開閉体の絶対位置で把握することを可能とし、かつ、基準位置を認識するための原点検出部をコンパクトに配置できるシートシャッターを提供することを目的とする。
【解決手段】
開閉体と、該開閉体を開放方向及び閉鎖方向に駆動する駆動部と、該駆動部の動作を検知することで前記開閉体の動作位置を検知する動作位置検知部と、動作中の前記開閉体の下端が開閉方向の基準位置に合致したときに原点信号を出力する原点検出部と、前記原点信号の出力時に前記動作位置検知部によって検知される動作位置を原点とする原点補正を行い、該原点に対する前記開閉体の動作位置に基づいて前記駆動部の動作を制御する制御部とを備えたシートシャッターであって、前記原点検出部は、基準位置とは異なる高さ位置において、前記開閉体の特定位置を直接に検出することを特徴とするシートシャッターにより、課題を解決した。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
開閉体と、該開閉体を開放方向及び閉鎖方向に駆動する駆動部と、該駆動部の動作を検知することで前記開閉体の動作位置を検知する動作位置検知部と、動作中の前記開閉体の下端が開閉方向の基準位置に合致したときに原点信号を出力する原点検出部と、前記原点信号の出力時に前記動作位置検知部によって検知される動作位置を原点とする原点補正を行い、該原点に対する前記開閉体の動作位置に基づいて前記駆動部の動作を制御する制御部とを備えたシートシャッターであって、
前記原点検出部は、基準位置とは異なる高さ位置において、前記開閉体の特定位置を直接に検出する
ことを特徴とするシートシャッター。
続きを表示（約 570 文字）【請求項２】
前記原点検出部は、前記開閉体に設けられた反射板を検出する光センサである
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項３】
前記原点検出部は、前記開閉体を収容する開閉体収容部に設けられている
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項４】
前記基準位置は、前記開閉体の全開位置である
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項５】
前記基準位置は、前記開閉体の全閉位置近傍である
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項６】
前記基準位置は、前記開閉体の全閉位置と全開位置の間の任意の位置である
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項７】
前記開閉体は、半透明のシート状カーテンである
ことを特徴とする請求項１に記載のシートシャッター。
【請求項８】
前記シート状のカーテンは、シートシャッターの左右のカーテンガイド溝に抜け止めされており、かつ、その全幅が前記左右のカーテンガイド溝の間隔よりも大きく設定されている
ことを特徴とする請求項７に記載のシートシャッター。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、住宅やビル、倉庫、工場、地下街、車両の荷台等の躯体の開口部や内部で、空間を仕切ったり開放したりするシートシャッターであって、特に、原点補正機能を有するシートシャッターに関するものである。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
開閉装置として、シャッターカーテンなどの開閉体を開放方向及び閉鎖方向に駆動する駆動手段と、この駆動手段の動作を検知することで開閉体の動作位置を検知する動作位置検知手段を具備し、検知された開閉体の動作位置に応じて駆動手段の自動停止や駆動速度の制御等を行う制御部を備えたものが知られている。このような制御部を備えた開閉装置は、開閉装置を動作させるための基準位置を原点センサの出力により認識させ、この基準位置を原点として、動作位置検知手段で検知された開閉体の動作位置に開閉体設置現場での全閉位置、全開位置、或いは、中間位置を対応させている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１３－２１７０５６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
図５に示されるように、特許文献１に記載のシートシャッターにおいて、基準位置として認識される原点を検出する原点センサＰ３は、開閉機Ｐ１の出力軸等の回転部分と同期して回転する機械式のカウンターＰ５と、カウンターＰ５による計数値が所定値になった際に、接点信号を出力するリミットスイッチＰ３とから構成され、コネクターＰ４を介して制御部Ｐ２に電気的に接続されている。なお、操作スイッチＰ６は、開閉機Ｐ１を開放動作、閉鎖動作、停止動作させるための操作手段である。原点センサＰ３の検出出力は、回転を読み込んでのものであって、開閉体の絶対値を把握して出力されるものではない。このことから、経時変化や、開閉体の開閉動作を妨げる外乱により、回転体の位置検出がずれることがあった。また、回転を伝えるための歯車伝導機構を配置するための余分な軸スペースが必要となるという問題もあった。
【０００５】
本発明は、このような問題に対処することを課題とするものであり、開閉装置を動作させるための基準位置を、開閉体の絶対位置で把握することを可能とし、かつ、基準位置を認識するための原点検出部をコンパクトに配置できるシートシャッターを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
このような目的を達成するために、本発明に係る技術的手段は、以下の構成を少なくとも具備するものである。
【０００７】
開閉体と、該開閉体を開放方向及び閉鎖方向に駆動する駆動部と、該駆動部の動作を検知することで前記開閉体の動作位置を検知する動作位置検知部と、動作中の前記開閉体の下端が開閉方向の基準位置に合致したときに原点信号を出力する原点検出部と、前記原点信号の出力時に前記動作位置検知部によって検知される動作位置を原点とする原点補正を行い、該原点に対する前記開閉体の動作位置に基づいて前記駆動部の動作を制御する制御部とを備えたシートシャッターであって、前記原点検出部は、基準位置とは異なる高さ位置において、前記開閉体の特定位置を直接に検出することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００８】
このような特徴を有することで本発明は以下の作用効果を奏する。
開閉装置を動作させるための基準位置を、開閉体の絶対位置で把握することを可能とし、かつ、基準位置を認識するための原点検出部をコンパクトに配置できるシートシャッターを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施形態に係るシートシャッターの一例を示す側断面図である。
本発明の実施形態に係るシートシャッターの一例を示す分解斜視図である。
本発明の実施形態に係るシートシャッターの一例を示す全体斜視図である。
本発明の実施形態に係るシートシャッターのカーテンの側縁部とカーテンガイド溝を示す拡大横断面図であって、図４（ａ）は、実際の係合の様子を示す図であり、図４（ｂ）は、設計上の寸法における関係を示す説明図である。
従来のシートシャッターの原点検出機構を含む制御部を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本発明に係るシートシャッターの実施の形態の一例を図面に基づいて説明するが、以下の図面は説明を目的に作成されたもので、分かりやすくするため、説明に不要な部材を意図的に図示していない場合がある。また、説明のため部材を意図的に大きくまたは小さく図示している場合があり、正確な縮尺を示す図面ではない。なお、以下の説明で、異なる図における同一符号は同一機能の部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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