TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025088710
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024155295,2023203002
出願日2024-09-09,2023-11-30
発明の名称モルタル組成物、補修材及びコンクリート組成物
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 28/02 20060101AFI20250604BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供する。
【解決手段】目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO2を含有し、前記微粉体が、化学成分としてTiO2を0.03~3質量%含有するモルタル組成物である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO

を含有し、
前記微粉体が、化学成分としてTiO

を0.03~3質量%含有するモルタル組成物。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
目開き90μmの篩を通過せずに残った粗粉体の化学成分としてのTiO

含有量が、前記微粉体の化学成分としてのTiO

含有量よりも小さい請求項1に記載のモルタル組成物。
【請求項3】
JIS A 1171:2020に準拠するミニスランプフローコーンを用い、JIS A 1150:2020「コンクリートのスランプフロー試験方法」に準拠して測定したミニスランプフロー値(測定温度:20℃±2℃)が5~30mmである請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項4】
前記微粉体が、化学成分としてP



を0.05~5質量%含有する請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項5】
前記微粉体が、粒子径5μm以下の粒子を10~40質量%含有する請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のモルタル組成物を含む補修材。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のモルタル組成物を含むコンクリート組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モルタル組成物、補修材及びコンクリート組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
構造物の壁面等に左官施工するモルタル(モルタル組成物)には、コテ作業の施工性と施工対象への付着性が求められる。左官施工の対象としては、下地材、仕上材、補修材、目地材等と様々であり、これらに関連して要求される性能も多岐にわたる。そのなかでも塗り厚(厚付け)が重要な要求性能とされることが多い。
【0003】
例えば特許文献1では、厚塗り性及びコテ作業性等に優れたモルタルを目的とした技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-139349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このモルタルは、セメントやポゾラン反応性物質との水和反応で含有混練水が急速に消費されてしまう問題があった。そこで、保水剤の増量が考えられるが、その有効量を加えると粘性が高くなり過ぎて、左官施工作業性が低下してしまう問題があった。
【0006】
以上から、本発明は、コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者らは下記本発明に想到し当該課題を解決できることを見出した。すなわち本発明は下記のとおりである。
【0008】
[1] 目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO

を含有するモルタル組成物。
[2] 前記微粉体が、化学成分としてTiO

を0.03質量%以上含有する[1]に記載のモルタル組成物。
[3] 目開き90μmの篩を通過せずに残った粗粉体の化学成分としてのTiO

含有量が、前記微粉体の化学成分としてのTiO

含有量よりも小さい[1]又は[2]に記載のモルタル組成物。
[4] JIS A 1171:2020に準拠するミニスランプフローコーンを用い、JIS A 1150:2020「コンクリートのスランプフロー試験方法」に準拠して測定したミニスランプフロー値(測定温度:20℃±2℃)が5~30mmである[1]~[3]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[5] 前記微粉体が、化学成分としてP



を0.05~5質量%含有する[1]~[4]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[6] 前記微粉体が、粒子径5μm以下の粒子を10~40質量%含有する[1]~[5]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[7] [1]~[6]のいずれか1つに記載のモルタル組成物を含む補修材。
[8] [1]~[6]のいずれか1つ記載のモルタル組成物、又は、[7]に記載の補修材を含むコンクリート組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る一実施形態(以下、「本実施形態」ということがある)について説明する。なお、本明細書において「部」、「%」は、特に規定しない限り質量基準である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

デンカ株式会社
エミッタ
5日前
デンカ株式会社
グラウト材料
2日前
デンカ株式会社
積層体及び構造体
1か月前
デンカ株式会社
水膨張性止水組成物
28日前
デンカ株式会社
植物育成用照明装置
1か月前
デンカ株式会社
医療用配管の保持器
5日前
デンカ株式会社
蛍光体粉末、及び発光装置
1日前
デンカ株式会社
カルシウムアルミネートの製造方法
27日前
デンカ株式会社
Ceで付活されたαサイアロン蛍光体
1か月前
デンカ株式会社
蛍光体粉末の製造方法、及び発光装置
1日前
デンカ株式会社
樹脂充填板の製造方法、及び、樹脂充填板
1か月前
デンカ株式会社
カーボンブラックを評価または選別する方法
1か月前
デンカ株式会社
Ceで付活されたαサイアロン蛍光体の製造方法
1か月前
デンカ株式会社
コンクリート補強工法およびコンクリート構造物
1か月前
デンカ株式会社
コンクリート裏面補強工法およびコンクリート構造物
1か月前
デンカ株式会社
有機酸カルシウム、添加材組成物、及びセメント組成物
29日前
デンカ株式会社
セラミックス基板、セラミックス基板の製造方法及び積層基板
1か月前
デンカ株式会社
画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
1か月前
デンカ株式会社
画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラム
1か月前
デンカ株式会社
グラウト材料
2日前
デンカ株式会社
セラミックス基板、セラミックス基板の製造方法及び積層基板
1か月前
デンカ株式会社
特定の遺伝子型を有するHLAに結合するエピトープの特定方法
27日前
デンカ株式会社
酸化マグネシウム粉末及びその製造方法、混合粉末、並びに樹脂組成物
1か月前
デンカ株式会社
フッ化物蛍光体粒子、複合体、発光装置およびフッ化物蛍光体の製造方法
13日前
デンカ株式会社
窒化アルミニウム粉末、窒化アルミニウム焼結体、回路基板および接合基板
7日前
デンカ株式会社
チップ、チップの製造方法、及び接着剤組成物
5日前
デンカ株式会社
ゴム組成物、その架橋物、及びアクリルゴムの製造方法
1か月前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
21日前
デンカ株式会社
コンクリート構造物の再アルカリ化処理方法、コンクリート構造物の電気化学的防食工法及びコンクリート構造物
27日前
デンカ株式会社
正極組成物、正極形成用塗液、正極、電池、導電材、スラリー、正極形成用塗液の製造方法、及び正極の製造方法
21日前
デンカ株式会社
IgG結合ペプチドを用いたIgG抗体の部位特異的修飾体を用いた免疫測定方法
1か月前
デンカ株式会社
検体の展開を制御し得る、糖鎖抗原を抽出し測定するためのイムノクロマト試験キット
14日前
デンカ株式会社
ブチル系ゴム粘着剤組成物、粘着テープ、屋根用防水シート、便器固定用粘着剤組成物、及び接合体
19日前
個人
構築素材又は原材
3か月前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
2か月前
株式会社トクヤマ
水硬性組成物
1か月前
続きを見る