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公開番号
2025090258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205384
出願日
2023-12-05
発明の名称
シルクフィブロイン管状体
出願人
株式会社チャーリーラボ
,
個人
,
国立大学法人信州大学
代理人
弁理士法人イノベンティア
主分類
A61L
27/22 20060101AFI20250610BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】生体組織を再生するために用いられるシルクフィブロイン管状体を提供する。
【解決手段】前記シルクフィブロイン管状体は、室温下において多孔質構造を有し、水で飽和した状態において1N荷重を付加した際の開存率が、10~50%である、。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
室温下において多孔質構造を有し、水で飽和した状態において1N荷重を付加した際の開存率が、10.00~50.00%である、シルクフィブロイン管状体。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
請求項1のシルクフィブロイン管状体において、水で飽和した状態において25%圧縮した際の圧縮応力が0.020~0.300Nである、シルクフィブロイン管状体。
【請求項3】
請求項1または2のシルクフィブロイン管状体において、水で飽和した状態において50%圧縮した際の圧縮応力が0.040~0.500Nである、シルクフィブロイン管状体。
【請求項4】
請求項1~3のシルクフィブロイン管状体において、50%圧縮試験を行った後に、10分放置した後の復元率が95.50%以上である、シルクフィブロイン管状体。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項のシルクフィブロイン管状体において、水中で24時間保存した際のフィブロイン溶出率が、2.00~7.00%である、シルクフィブロイン管状体。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項のシルクフィブロイン管状体において、オボアルブミンを標準物質とするタンパク質透過性を有する、シルクフィブロイン管状体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項のシルクフィブロイン管状体において、神経再生誘導材として用いられる、シルクフィブロイン管状体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、神経組織などの生体組織を再生するために用いられるシルクフィブロイン管状体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
神経が外的要因(例えば外傷、外科手術)や内的要因(例えば、悪性腫瘍)により損傷した場合、運動感覚障害や疼痛、しびれ等により日常生活に大きな支障を及ぼす。また、広範囲の神経欠損の場合、欠損部に対して自己神経を移植する自家神経移植術が標準的治療として行われるものの、その場合、自己神経を他の部分から採取するためドナー部の機能欠如という弊害があるとともに、採取可能な神経長に限界がある。さらには、自家神経を採取するための手術時間が長時間にわたるため、医師および患者の双方にかかる負担が大きいという問題が存在する。
【0003】
そこで、神経組織を再生させるための神経再生器具が求められている。例えば、特許文献1では、病変、損傷のために切断したヒト組織または器官、例えば神経繊維、微細血管などを再生するための器具として、生体分解性材料または生体吸収性材料で形成された支持体(A)が、生体分解性材料または生体吸収性材料で形成されたスポンジ状の微細なマトリックス(B)および直線状の生体組織または器官誘導経路(C)を備えてなることを特徴とする生体組織または器官再生用器具が開示されている。
【0004】
この再生用器具では、内腔に形成されたスポンジ状の微細なマトリックスおよび直線状の誘導経路を、細胞が再生するための足場として利用することができ、生体組織または器官の再生が行われている。
【0005】
また、非特許文献1では、Na
2
CO
3
またはNaHCO
3
の0.1重量%溶液で精練処理後、精練物を60℃で9.3MのLiBrに2時間かけて溶解したシルクフィブロイン溶液を、チューブ状となる型に注入後、凍結処理を行うことによって形成したシルクフィブロインチューブは、長手方向に伸縮性を有することおよび生分解性を有することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-320630号公報
【非特許文献】
【0007】
X. Li et al. Polymer Degradation and Stability 164 (2019) 61-68
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1では、スポンジ状の微細なマトリックスおよび直線状の誘導経路を足場として利用可能であるものの、これらの存在により空隙部分が減少するため再生組織の進入が阻害される可能性を否定することができず、さらなる改良が求められている。
【0009】
また、非特許文献1ではシルクフィブロインチューブの長手方向における伸縮性に着目しているものの、そのようなチューブは伸縮性を有することに伴い、長手方向と直交する方向の耐圧縮性が低くなるため、外部からの圧力で押しつぶされやすく、体内に埋め込まれた後の空隙部分を確保することができない。
【0010】
従って本発明の一つの目的は、再生組織の進入を促進する中空構造を有するとともに、神経組織などの生体組織の再生誘導能に優れるシルクフィブロイン管状体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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