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公開番号2025091385
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2024210623
出願日2024-12-03
発明の名称被切削部材、被切削群、及び立坑壁の施工方法
出願人積水化学工業株式会社,学校法人早稲田大学,大豊建設株式会社,日本シビックコンサルタント株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E21D 5/11 20060101AFI20250611BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】壁材と充填材との付着強度を高めた被切削部材を提供する。
【解決手段】立坑壁の一部に掘削可能領域を形成するための被切削部材23であって、壁材26A,26Bと、壁材26A,26Bにおける、壁材26A,26Bの厚さ方向Zの一方側Z1の面26aAに設けられた補強部材27A,27Bと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
立坑壁の一部に掘削可能領域を形成するための被切削部材であって、
壁材と、
前記壁材における、前記壁材の厚さ方向の一方側の面に設けられた補強部材と、
を備える、被切削部材。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記補強部材は、前記掘削可能領域の内面に交差する方向に延びる、請求項1に記載の被切削部材。
【請求項3】
前記補強部材は、凸条であり、
前記凸条は、前記厚さ方向の前記一方側及び他方側の少なくとも一方、及び前記面に沿ってそれぞれ延びる、請求項1又は2に記載の被切削部材。
【請求項4】
前記補強部材には、貫通孔が形成されている、請求項1又は2に記載の被切削部材。
【請求項5】
前記凸条の側面又は先端部に、凹凸部が形成されている、請求項3に記載の被切削部材。
【請求項6】
前記壁材及び前記補強部材のそれぞれは、ガラス繊維強化プラスチックで形成されている、請求項1又は2に記載の被切削部材。
【請求項7】
前記壁材一対と、
前記一対の壁材が、自身の各端部に設けられた補強筋と、
を備える、請求項1又は2に記載の被切削部材。
【請求項8】
前記壁材に対する前記厚さ方向の前記一方側に充填された充填材を備える、請求項1又は2に記載の被切削部材。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の被切削部材を複数備え、
前記複数の被切削部材は、前記掘削可能領域の内面に沿って並べて配置されている、被切削群。
【請求項10】
請求項1又は2に記載の被切削部材とともに前記立坑壁を設置する第1工程と、
前記壁材に対する前記厚さ方向の前記一方側に、充填材を打設する第2工程と、
を行う、立坑壁の施工方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被切削部材、被切削群、及び立坑壁の施工方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地下鉄や道路、共同溝、並びに、下水道等のトンネル工事として、シールド掘削機を利用したシールド工法が広く採用されている。
シールド工法では、まず、開削工法によって、縦穴たる立坑(発進立坑)を形成する。そして、発進立坑の掘削側面をシールド掘削機で掘削することで、横方向に発進する。
ここで、開削工法によって形成された立坑では、土圧や水圧による壁面の崩落防止や、作業時における安全性確保等の観点から、掘削壁面が立坑壁により補強される(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1では、立坑壁の一部は、シールド掘削機で直接切削可能な掘削可能領域を有する被切削部材である。このように構成された立坑壁は、従来の機械や人力による土留め壁の開口作業を必要とせず、安全・確実にシールド掘削機を発進、到達させることが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-154475号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
掘削可能領域では、壁材に、コンクリート等で形成された充填材が付着している。しかしながら、シールド掘削機による切削時等に、壁材と充填材との付着強度が不足し、壁材に対して充填材がずれてしまうという課題がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、壁材と充填材との付着強度を高めた被切削部材、この被切削部材を備える被切削群、及び立坑壁の施工方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、立坑壁の一部に掘削可能領域を形成するための被切削部材であって、壁材と、前記壁材における、前記壁材の厚さ方向の一方側の面に設けられた補強部材と、を備える、被切削部材である。
【0008】
この発明では、立坑壁により、立坑壁が埋設される土壌の圧力に耐えることができる。例えば、立坑壁の一部に形成された掘削可能領域を、シールド掘削機により切削することができる。
壁材の面に補強部材が設けられているため、壁材単体の充填材への接触面積に比べて、壁材及び補強部材全体としての充填材への接触面積が増加する。従って、壁材と充填材との付着強度を高めることができる。また、例えば、壁材に対する厚さ方向の一方側の空間に、充填材を充填することができる。
【0009】
(2)本発明の態様2は、前記補強部材は、前記掘削可能領域の内面に交差する方向に延びる、(1)に記載の被切削部材であってもよい。
この発明では、壁材及び補強部材全体としての充填材への接触面積を、より増加させることができる。
【0010】
(3)本発明の態様3は、前記補強部材は、凸条であり、前記凸条は、前記厚さ方向の前記一方側及び他方側の少なくとも一方、及び前記面に沿ってそれぞれ延びる、(1)又は(2)に記載の被切削部材であってもよい。
この発明では、充填材への接触面積を増加させる補強部材を、凸条であって、その凸条は、厚さ方向の一方側及び他方側の少なくとも一方、及び面に沿ってそれぞれ延びるものとして容易に形成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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