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公開番号
2025093043
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208521
出願日
2023-12-11
発明の名称
車両用ヒューズボックス
出願人
株式会社SUBARU
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
3/16 20060101AFI20250616BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】従来の車両用ヒューズボックスでは、ヒューズの引き抜き作業が煩雑化し、作業時間が掛かるという課題があった。
【解決手段】
本発明の車両用ヒューズボックス10では、ヒューズ11及びヒューズ離脱治具17が、筐体部12の内部に配設される。作業員によりヒューズ離脱治具17の操作部22が操作されることで、ヒューズ離脱治具17の突起部26が、ヒューズ11を移動させ、ヒューズ11の第1及び第2の端子部13,14が、第1及び第2の筐体側端子部15,16に対して非接続状態となる。この構造により、作業員は、操作部22を操作する簡易な作業により、ヒューズ11の上記非接続状態を実現できるので、容易に車両の搬送作業中の省電力化が実現される。また、車両の搬送時等、ヒューズ11が上記非接続状態となった場合でも、ヒューズボックス10からの脱落が防止される。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のバッテリから電子制御装置へと電力を供給する回路に配設されるヒューズを支持する筐体部を備えた車両用ヒューズボックスであって、
少なくともその一部が前記筐体部の内部に配設され、前記ヒューズの端子部を前記筐体部の筐体側端子部から離脱させるヒューズ離脱治具を有し、
前記ヒューズ離脱治具は、
前記筐体部の内部にて移動可能な本体部と、
前記本体部の第1の端部側に形成される操作部と、
前記本体部に形成される突起部と、を有し、
前記ヒューズの前記端子部が前記筐体側端子部と接続した状態において、前記操作部が操作されることで、前記本体部が前記筐体部の内部を移動し、前記突起部が前記ヒューズを動かし、前記ヒューズの前記端子部が前記筐体側端子部と非接続状態となることを特徴とする車両用ヒューズボックス。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記本体部には、前記ヒューズの底面のコーナー部に対して前記本体部を湾曲させる少なくとも第1のスリット構造及び第2のスリット構造が形成されると共に、前記突起部は、前記第1のスリット構造内に、あるいは、前記第1のスリット構造と前記第2のスリット構造間に形成され、
前記操作部が前記筐体部の内部へ向けて押し込まれることで、前記突起部は、前記ヒューズの底面と接触し、前記ヒューズを持ち上げることを特徴とする請求項1に記載の車両用ヒューズボックス。
【請求項3】
前記筐体部の上端部側には、前記ヒューズの上方側へと迫り出したガイド部が形成され、
前記操作部が操作されることで、前記本体部の第2の端部及びその周辺領域は、前記ヒューズよりも前記筐体部の上方側へと導出すると共に、前記ガイド部を介して前記ヒューズの上方を覆うことを特徴とする請求項2に記載の車両用ヒューズボックス。
【請求項4】
前記本体部の前記第2の端部の周辺領域には、前記ガイド部に沿って前記本体部を湾曲させる第3のスリット構造が形成されることを特徴とする請求項3に記載の車両用ヒューズボックス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ヒューズボックスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の車両用ヒューズボックスとして、例えば、特許文献1に記載の構造が知られている。車両用ヒューズボックスは、車両のバッテリ電源に用いられる。車両用ヒューズボックスでは、カートリッジヒューズと同一形状の筐体部を有するブレードヒューズ用アダプタに対して、複数のブレードヒューズが並列接続して収納される。そして、ブレードヒューズ用アダプタは、スペア用カートリッジヒューズ筐体に収納される。
【0003】
この構造により、カートリッジヒューズを搭載した車両が、走行中にカートリッジヒューズが切れた場合には、切れたカートリッジヒューズをカートリッジヒューズ筐体から引き抜いて、ブレードヒューズ用アダプタをカートリッジヒューズ筐体へと収納する。この応急措置により、車両を修理工場まで自走させることが可能となる。
【0004】
また、ブレードヒューズが切れた場合には、切れたブレードヒューズをブレードヒューズ筐体から抜き、ブレードヒューズ用アダプタに収納され、同一の定格電流のブレードヒューズを抜いて、上記ブレードヒューズ筐体へと収納する。この応急措置により、車両を修理工場まで自走させることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-108787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述したように、車両の走行中にブレードヒューズやカートリッジヒューズが切れた場合には、切れたブレードヒューズやカートリッジヒューズを引き抜き、スペアとしてのブレードヒューズやブレードヒューズ用アダプタへと入れ替えることで、応急措置の対応が可能となる。
【0007】
しかしながら、上記ブレードヒューズ等の入れ替え作業では、ヒューズプラー等の上記ブレードヒューズ等を引き抜くための専用工具が必要となる。また、上記ブレードヒューズの使用時の電気信頼性を向上させるために、上記ブレードヒューズは、ブレードヒューズ筐体に対してしっかりと勘合した状態となる。そのため、ブレードヒューズ筐体を破壊することなく、ブレードヒューズをブレードヒューズ筐体から抜くためには、慎重に、且つ複数段階の作業が必要となり、作業が煩雑化し、時間を要するという課題がある。
【0008】
また、メーカーの組み立て工場から販売店等への完成車を搬送する作業の際には、最低限として、車両の走行、停止または操舵を制御する電子制御装置へと電力供給を行えば足りる。しかしながら、上述したように、ヒューズの脱着作業が煩雑化することで、車両に設置前のカーナビゲーション装置等の電力回路に対しても、予め、ヒューズが通電状態にて装着されることで、暗電流が流れてしまう。その結果、上記搬送作業中の省電力化が実現され難いという課題がある。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、ヒューズを筐体部の端子と非接続状態とする作業を簡易化し、車両の搬送作業中の省電力化を実現する車両用ヒューズボックスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態である車両用ヒューズボックスでは、車両のバッテリから電子制御装置へと電力を供給する回路に配設されるヒューズを支持する筐体部を備えた車両用ヒューズボックスであって、少なくともその一部が前記筐体部の内部に配設され、前記ヒューズの端子部を前記筐体部の筐体側端子部から離脱させるヒューズ離脱治具を有し、前記ヒューズ離脱治具は、前記筐体部の内部にて移動可能な本体部と、前記本体部の第1の端部側に形成される操作部と、前記本体部に形成される突起部と、を有し、前記ヒューズの前記端子部が前記筐体側端子部と接続した状態において、前記操作部が操作されることで、前記本体部が前記筐体部の内部を移動し、前記突起部が前記ヒューズを動かし、前記ヒューズの前記端子部が前記筐体側端子部と非接続状態となることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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