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公開番号2025093373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023208983
出願日2023-12-12
発明の名称画像処理制御装置、画像形成システム及びプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類H04N 1/60 20060101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約【課題】色材の下引き層上に形成される画像における色再現性を手間なく向上させる。
【解決手段】画像処理制御装置20は、基材(連続記録媒体P)上に色材により形成される下引き層に関する情報である下引き層情報を取得する取得部(制御部21)と、取得部に取得された下引き層情報が下引き層を形成することを示す場合、RIP処理された印刷ジョブの画像データであるRIP画像データに基づいて補正データを生成し、当該補正データを適用して下引き層上に形成される画像の色調整を行う制御部21と、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
基材上に色材により形成される下引き層に関する情報である下引き層情報を取得する取得部と、
前記取得部に取得された前記下引き層情報が前記下引き層を形成することを示す場合、RIP処理された印刷ジョブの画像データであるRIP画像データに基づいて補正データを生成し、前記補正データを適用して前記下引き層上に形成される画像の色調整を行う制御部と、
を備える画像処理制御装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記下引き層の色は、予め設定された色である請求項1に記載の画像処理制御装置。
【請求項3】
前記下引き層の色は、特色である請求項1に記載の画像処理制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記補正データに、前記下引き層情報、前記基材の種類、前記基材の色、及びスクリーンに関する情報を紐づける請求項1に記載の画像処理制御装置。
【請求項5】
前記補正データは、色値の補正カーブであり、
前記制御部は、前記補正データを複数の印刷ジョブに適用する請求項4に記載の画像処理制御装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記下引き層情報、前記基材の種類、前記基材の色、及びスクリーンに関する情報が同一である他の印刷ジョブに前記補正データを適用する請求項5に記載の画像処理制御装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記下引き層情報、前記基材の種類、前記基材の色、及びスクリーンに関する情報が同一である他の印刷ジョブの画像データを画像形成する際に、前記補正データを画像形成装置に送信する請求項5に記載の画像処理制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記RIP画像データの色値から算出した第1色彩値と、ターゲットプロファイルにより前記画像データから算出した第2色彩値との差分に基づいて前記補正データを生成する請求項1に記載の画像処理制御装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記下引き層情報が前記下引き層を形成することを示す場合、前記補正データを適用した前記RIP画像データを出力する一方で、前記下引き層情報が前記下引き層を形成することを含まない場合、前記補正データを適用しない前記RIP画像データを出力する請求項1に記載の画像処理制御装置。
【請求項10】
複数ページを有する印刷ジョブの前記下引き層情報は、ページごとに前記下引き層を形成するか否かの情報を含む請求項1に記載の画像処理制御装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理制御装置、画像形成システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基材上に白色の色材により下引き層(白下引き層)を形成し、その上にY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)及びK(ブラック)の色材により画像を形成することにより、画像の視認性を向上させることが行われている。例えば、基材が紙である場合、有色紙に形成された白下引き層上に画像を形成する際のプリンターの色域は、白色紙上に画像を形成する際のプリンターの色域より狭くなる傾向にある。これは画像の形成時に白下引き層の白色材とその上部の色材とが混色することにより、明度や彩度が低下するためである。したがって、白下引き層上に画像を形成する場合における狭いプリンターの色域では、白紙色上に画像を形成する場合における広いプリンターの色域に比べて色再現性が低下する。そこで、白下引き層上に画像を形成する場合でも、色調整を行うことで色再現性を向上させることが望まれている。
【0003】
これに関して、特許文献1には、以下の画像形成装置が記載されている。具体的には、画像形成装置は、基準用紙に形成されたパッチ画像を読み取ることで得られる基準データと、基準用紙と下地の白色度の異なる用紙に形成されたパッチ画像を読み取ることで得られる測定データとを取得する。次に、画像形成装置は、基準データと測定データに基づいて補正データを作成し、作成した補正データにより階調補正を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-289200号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、階調補正を行う際に、用紙上にパッチ画像を形成し、形成された用紙上のパッチ画像を読み取る作業が必要であり、手間であった。
【0006】
本発明の目的は、色材の下引き層上に形成される画像における色再現性を手間なく向上させる画像処理制御装置、画像形成システム及びプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像処理制御装置は、
基材上に色材により形成される下引き層に関する情報である下引き層情報を取得する取得部と、
前記取得部に取得された前記下引き層情報が前記下引き層を形成することを示す場合、RIP処理された印刷ジョブの画像データであるRIP画像データに基づいて補正データを生成し、前記補正データを適用して前記下引き層上に形成される画像の色調整を行う制御部と、
を備える。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理制御装置において、
前記下引き層の色は、予め設定された色である。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理制御装置において、
前記下引き層の色は、特色である。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理制御装置において、
前記制御部は、前記補正データに、前記下引き層情報、前記基材の種類、前記基材の色、及びスクリーンに関する情報を紐づける。
(【0011】以降は省略されています)

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