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公開番号
2025095161
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023210981
出願日
2023-12-14
発明の名称
眼鏡用偏光レンズ、及びこれを備えるサングラス
出願人
株式会社パリミキホールディングス
代理人
個人
主分類
G02C
7/12 20060101AFI20250619BHJP(光学)
要約
【課題】ゴルフにおける芝目の違いなどを容易に認識することが可能な眼鏡用偏光レンズを提供すること。
【解決手段】眼鏡フレーム(3)の形状に合わせて加工される眼鏡用偏光レンズ(1)が、物体側面を形成する第1レンズ基材(11)と、眼球側面を形成する第2レンズ基材(12)と、第1レンズ基材と第2レンズ基材との間に配置された偏光膜(13)と、を備え、眼鏡フレームに枠入れされたときに、偏光膜の吸収軸(P)が鉛直方向を向くように配置される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
眼鏡フレームの形状に合わせて加工される眼鏡用偏光レンズであって、
物体側面を形成する第1レンズ基材と、
眼球側面を形成する第2レンズ基材と、
前記第1レンズ基材と前記第2レンズ基材との間に配置された偏光膜と、
を備え、
前記眼鏡フレームに枠入れされたときに、前記偏光膜の吸収軸が鉛直方向を向くように配置される
ことを特徴とする眼鏡用偏光レンズ。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ基材および前記第2レンズ基材の少なくともいずれか一方は、樹脂と吸収色素とを含む、透光性のプラスチック基材であり、
分光透過率曲線において、550~600nmの間に極小値を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項3】
前記極小値が、12~34%であることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項4】
前記樹脂は、ウレタン系熱硬化性樹脂、(メタ)アクリル系熱硬化性樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアミド樹脂からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項2に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項5】
前記吸収色素は、極大吸収波長が565~605nmの範囲に位置する、テトラアザポルフィリン系色素を含むことを特徴とする請求項2に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項6】
前記テトラアザポルフィリン系色素の濃度が、1.0~7.0ppmであることを特徴とする請求項5に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項7】
視感透過率が、24~30%であることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項8】
前記物体側面および前記眼球側面の少なくとも一方の面上に機能膜を有し、
前記機能膜は、プライマー層、ハードコート層、反射防止層、および、撥水撥油層からなる群から選択される1種以上の薄膜層であることを特徴とする請求項1に記載の眼鏡用偏光レンズ。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の眼鏡用偏光レンズを備えるサングラス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡用偏光レンズ、及びこれを備えるサングラスに関し、特に、眼鏡フレームに枠入れされたときに、偏光膜の偏光軸が鉛直方向を向くように配置される眼鏡用偏光レンズ、及びこれを備えるサングラスに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、偏光機能によって、光の入射方向を整える眼鏡用偏光レンズが実用に供されている。このような眼鏡用偏光レンズは、眩しさや照り返しを抑えてぎらつきを防ぎ、快適な視界を得ることが可能であることから、自動車の運転、航空機の操縦、釣り、ゴルフなど、様々な用途に利用されている。
【0003】
眼鏡用偏光レンズは、一般に、レンズ基材の内部に偏光膜を有し、偏光膜の吸収軸(偏光軸)によって偏光を遮蔽/透過させるものであるが、道路や水面からの反射光にはその界面と平行な偏光(つまり、水平方向の偏光)が多く含まれ、これが眩しさや照り返しの原因となることから、偏光膜の吸収軸が眼鏡の水平方向となるように配置されて眼鏡フレームに枠入れされる(例えば、特許文献1)。
【0004】
例えば、特許文献1には、キャスト成形シートと直線偏光子と熱接合シートをこの順に積層し、層間を接着剤または粘着剤を用いて貼付して作られる偏光積層体を曲げ加工して作成した偏光レンズと、該偏光レンズを、偏向子の延伸方向が眼鏡の水平方向に合せて枠入れされたサングラスが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-180266号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の偏光レンズは、偏向子の延伸方向(つまり、吸収軸)が眼鏡の水平方向となるように枠入れされるため、道路や水面からの反射光(つまり、水平方向の偏光)を好適に吸収することができ、自動車の運転、航空機の操縦、または釣りなどの用途に使用される場合、快適な視界を得ることが可能となる。
しかしながら、例えば、ゴルフにおいて芝目を見るときなど、特定の用途においては、必ずしも快適な(所望の)視界を得ることができない場合もあった。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ゴルフにおける芝目の違いなどを容易に認識することが可能な眼鏡用偏光レンズを提供すること、及びこのような眼鏡用偏光レンズを備えるサングラスを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
そして、上記目的を達成するために本発明者らが鋭意検討したところ、特定の用途においては、眼に入射する物体からの反射光に垂直方向の偏光が多く含まれる場合があり、偏向子の延伸方向(つまり、吸収軸)が眼鏡の鉛直方向となるように配置した方が、水平方向となるように配置した場合よりも快適な(所望の)視界を得ることができることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいてなされたものである。
【0009】
すなわち、本発明の眼鏡用偏光レンズは、眼鏡フレームの形状に合わせて加工される眼鏡用偏光レンズであって、物体側面を形成する第1レンズ基材と、眼球側面を形成する第2レンズ基材と、第1レンズ基材と第2レンズ基材との間に配置された偏光膜と、を備え、眼鏡フレームに枠入れされたときに、偏光膜の吸収軸が鉛直方向を向くように配置されることを特徴とする。
【0010】
このような構成によれば、ゴルフにおいて芝目を見るときなど、眼に入射する物体からの反射光に垂直方向の偏光が多く含まれる場合に、快適な(所望の)視界を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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