TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025095434
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211433
出願日
2023-12-14
発明の名称
クリーンルーム用点検口受枠の製造方法
出願人
株式会社丸三金属
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E04F
19/08 20060101AFI20250619BHJP(建築物)
要約
【課題】クリーンルーム用点検口受枠の製造方法にあって、従来に比べて、パッキンの配設が容易となり、かつ、不良率も低減可能な製造方法を提供する。
【解決手段】まず、帯状金属板6を曲げ加工して、蓋の外周部を下方から支持する下側支持部8と、蓋の外周部を側方から支持する側方支持部9を形成する。続いて、帯状金属板6の下側支持部8の上に、帯状金属板6の長手方向に亘ってパッキン4を配設する。その後、帯状金属板6及びパッキン4を所定サイズの杆状枠部材2に切断し、最後に、4本の杆状枠部材2の端部同士を溶接して、矩形枠状の点検口受枠を製造する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
4本の杆状枠部材を矩形枠状に組み付けてなり、クリーンルームの床下点検口に配設されて、前記床下点検口の蓋を支持するクリーンルーム用点検口受枠の製造方法であって、
帯状金属板に曲げ加工を施して、蓋の外周部を下方から支持する下側支持部と、前記蓋の外周部を側方から支持する側方支持部を形成する第1工程と、
前記第1工程の後に、少なくとも前記帯状金属板の前記下側支持部の上に、前記帯状金属板の長手方向に亘ってパッキンを配設する第2工程と、
前記第2工程の後に、前記帯状金属板及び前記パッキンを前記杆状枠部材のサイズに切断する第3工程と、
前記第3工程の後に、前記4本の杆状枠部材の端部同士を溶接して矩形枠状に組み付ける第4工程と
を備えることを特徴とするクリーンルーム用点検口受枠の製造方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記第4工程では、前記杆状枠部材の端部同士をレーザーで共付溶接することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム用点検口受枠の製造方法。
【請求項3】
前記第2工程では、前記帯状金属板の前記下側支持部の上に、溶融状態のパッキン材料を流し入れ、硬化させることにより、前記パッキンを配設することを特徴とする請求項1に記載のクリーンルーム用点検口受枠の製造方法。
【請求項4】
前記帯状金属板は、前記クリーンルーム用点検口受枠の外周長以上の長さであり、
前記第3工程では、1本の前記帯状金属板及び前記パッキンから、少なくとも前記4本の杆状枠部材を得ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のクリーンルーム用点検口受枠の製造方法。
【請求項5】
前記第4工程では、前記4本の杆状枠部材の前記側方支持部同士を溶接し、前記4本の杆状枠部材の前記下側支持部同士は溶接しないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のクリーンルーム用点検口受枠の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリーンルームの床下点検口に配設されて蓋を支持する点検口受枠に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の点検口受枠は、矩形枠状に組み付けた4本の杆状枠部材によって構成される。また、クリーンルーム等の床下点検口等に配設される点検口受枠は、蓋の密閉性やガタつき防止が重視されるため、蓋の外周部を支持する部分にパッキンが配設される(特許文献1参照)。かかる点検口受枠は、杆状枠部材を構成する4本の金属板片を矩形枠状に溶接し、溶接後に金属板片にパッキンを接着して製造している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-014064
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来の製造方法では、パッキンを手作業で金属板片に貼り付けているため、パッキンを配設する手間が大きく、また、接着不良の発生率も少なくない。
【0005】
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来のクリーンルーム用点検口受枠の製造方法に比べて、パッキンの配設が容易であり、かつ、不良率も低減し得る製造方法の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、4本の杆状枠部材を矩形枠状に組み付けてなり、クリーンルームの床下点検口に配設されて、前記床下点検口の蓋を支持するクリーンルーム用点検口受枠の製造方法であって、帯状金属板に曲げ加工を施して、蓋の外周部を下方から支持する下側支持部と、前記蓋の外周部を側方から支持する側方支持部を形成する第1工程と、前記第1工程の後に、少なくとも前記帯状金属板の前記下側支持部の上に、前記帯状金属板の長手方向に亘ってパッキンを配設する第2工程と、前記第2工程の後に、前記帯状金属板及び前記パッキンを前記杆状枠部材のサイズに切断する第3工程と、前記第3工程の後に、前記4本の杆状枠部材の端部同士を溶接して矩形枠状に組み付ける第4工程とを備えることを特徴とするクリーンルーム用点検口受枠の製造方法である。
【0007】
かかる製造方法では、切断して矩形枠状に組み付ける前の帯状金属板にパッキンを接合するため、既存の接着機等を利用して、パッキンをインラインで機械的に配設可能となる。このため、本発明によれば、パッキンの配設作業を従来方法よりも効率化できる。また、手作業でパッキンを接着する従来方法に比べて品質が安定し、不良率も低減する。なお、帯状金属板とパッキンの接合は、接着剤によるものに限らず、粘着剤による接合や、溶着であっても構わない。
【0008】
本発明にあって、前記第4工程では、前記杆状枠部材の端部同士をレーザーで共付溶接することが提案される。本発明にあっては、パッキンを接合した状態で、杆状枠部材を相互に溶接するため、パッキンの接合部分が熱せられると、パッキンが剥離や変形、変質するおそれがある。これに対して、レーザーによる共付溶接では、他の溶接方法に比べて溶接部に加えるエネルギー量が少ないため、パッキンの接合部分に伝わる熱量を最小限に抑えることができる。
【0009】
また、本発明にあって、前記第2工程では、前記帯状金属板の前記下側支持部の上に、溶融状態のパッキン材料を流し入れ、硬化させることにより、前記パッキンを配設することが提案される。かかる方法によれば、成形済みの紐状パッキンを帯状金属板の上に配設するよりも、パッキンを効率的に配設でき、また、帯状金属板とパッキンを強固に接合可能となる。また、第1工程において帯状金属板に施す曲げ加工は、ロール成形であることが望ましい。ロール成形であれば、帯状金属板を所要形状に効率よく成形できる。
【0010】
また、本発明にあって、前記帯状金属板は、前記クリーンルーム用点検口受枠の外周長以上の長さであり、前記第3工程では、1本の前記帯状金属板及び前記パッキンから、少なくとも前記4本の杆状枠部材を得ることが提案される。かかる方法によれば、第2工程において、点検口受枠を構成する全ての杆状枠部材にパッキンを一度に接合可能となるため、パッキンの配設作業を一層効率化できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社丸三金属
クリーンルーム用点検口受枠の製造方法
9日前
個人
住宅
2か月前
個人
キャチクランプ
1か月前
個人
水害と共にある家
1か月前
個人
地下型マンション
2日前
株式会社タナクロ
テント
5日前
個人
津波と共にある漁港
1か月前
個人
壁断熱パネル
29日前
個人
鋼管結合資材
2日前
個人
パーティション
1か月前
GHL株式会社
建物
2か月前
積水樹脂株式会社
フェンス
2か月前
個人
地滑りと共にある山荘
1か月前
個人
循環流水式屋根融雪装置
4日前
株式会社オカムラ
ブース
2か月前
株式会社オカムラ
ブース
3か月前
三協立山株式会社
構造体
25日前
三協立山株式会社
構造体
17日前
大成建設株式会社
合成柱
1か月前
株式会社オカムラ
ブース
2か月前
株式会社オカムラ
ブース
2か月前
ミサワホーム株式会社
建物
1か月前
鹿島建設株式会社
補強構造
2か月前
ミサワホーム株式会社
躯体
1か月前
個人
ペグ
1か月前
株式会社永徳
建築用下地材
26日前
文化シヤッター株式会社
階段
2か月前
鹿島建設株式会社
外断熱構造
2か月前
株式会社竹中工務店
改築工法
9日前
藤本貴昭株式会社
養生ボード
16日前
株式会社竹中工務店
建物構造
1か月前
株式会社竹中工務店
制振構造
2日前
株式会社カネカ
屋根構造
2か月前
株式会社カネカ
屋根構造
2か月前
株式会社大林組
制振構造
2か月前
明和工業株式会社
型枠連結部材
2日前
続きを見る
他の特許を見る