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公開番号
2025096166
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024198803
出願日
2024-11-14
発明の名称
化合物
出願人
エルエムエス・カンパニー・リミテッド
,
LMS Co.,Ltd.
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
C07C
211/64 20060101AFI20250619BHJP(有機化学)
要約
【課題】耐熱性に優れており、高温条件や高温高湿条件が保持される場合でも吸光特性を安定的に保持できる化合物を提供する。さらに前記化合物を適用して所望の光特性が確保された樹脂膜を提供する。さらに前記化合物の用途を提供する。
【解決手段】化合物は、下記構造式で表され、式中、R
1
~R
28
は、それぞれ独立して水素、重水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アリールアミノ基、アルキルアミノ基、ヘテロアリール基、アルキルシリル基、アリールシリル基等であり、R
1
~R
28
の少なくとも1つは重水素である。
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【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記化1で表される、化合物。
JPEG
2025096166000009.jpg
53
65
化1
化1において、R
1
~R
28
は、それぞれ独立して水素、重水素、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、アリールアミノ基、アルキルアミノ基、ヘテロアリール基、アルキルシリル基、アリールシリル基、アミノ基、ニトロ基、ニトリル基、ヒドロキシ基またはシアノ基であり、R
1
~R
28
の少なくとも1つは重水素である。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
重水素置換率が10%以上である、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
690nm~1200nmの波長範囲内で吸収極大を示す、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
吸収極大における透過率が50%以下である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
モル質量が900g/mol~3,000g/molの範囲内である、請求項1に記載の化合物。
【請求項6】
5%熱分解温度が285℃以上である、請求項1に記載の化合物。
【請求項7】
アニオンをさらに含む、請求項1に記載の化合物。
【請求項8】
樹脂成分及び請求項1~7のいずれか一項に記載の化合物を含む、組成物。
【請求項9】
樹脂成分が環状オレフィン系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリパラフェニレン樹脂、ポリアリーレンエーテルホスフィンオキシド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂及びシリコーン樹脂からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
樹脂成分100重量部に対して0.001~10重量部の化合物を含む、請求項8に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、化合物及びその用途を開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
吸収剤として使用可能な化合物、例えば、赤外線領域の光を吸収できる化合物は、様々な用途に適用されてもよい。
【0003】
例えば、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(complementary metal-oxide-semiconductor)イメージセンサーなどを使用した撮像装置(固体撮像装置とも呼ぶ)や赤外線センサーなどでは、近赤外線領域に対して感度を有するシリコンフォトダイオードなどを含むため、吸収剤が使用されてもよい。
【0004】
吸収剤としては、例えば、フタロシアニン系、シアニン系、金属ジチオール錯体系、スクアリリウム系及びジイモニウム塩系化合物などが知られている。
【0005】
フタロシアニン系化合物は近赤外線化合物として知られているが、可視光領域の吸収が高いという問題がある。また、シアニン系化合物は、単一化合物のみで吸収できる近赤外線領域が狭く、他の化合物と混合して使用しなければならないという問題がある。また、金属ジチオール錯体系化合物は溶解度が低く、フィルムに適用する場合、分散設備が追加的に必要であり、高い透過度を必要とする用途には適用しにくいという問題がある。
【0006】
また、スクアリリウム系化合物は、耐熱性に優れた化合物として知られている。しかし、スクアリリウム系化合物は、900nm以上の長波長領域の光を吸収しにくい。また、イミニウムまたはジイモニウム系化合物は、900nm以上の波長を有する光を吸収できる化合物として知られている。しかし、イミニウムまたはジイモニウム系化合物は、低い熱安定性のために高温及び/又は高湿の環境で吸光特性を失うという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本明細書は、化合物及びその用途を開示する。
【0008】
本明細書は、耐熱性に優れており、高温条件や高温高湿条件が保持される場合でも吸光特性を安定的に保持できる化合物を開示することを目的とする。また、本明細書は、前記化合物を適用して所望の光特性を確保することを目的とする。また、本明細書は、前記化合物の用途を開示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書で言及する物性のうち測定温度がその結果に影響を及ぼす物性は、特に言及しない限り、常温で測定した結果である。
【0010】
用語の「常温」とは、人為的に加温及び減温されていない自然のままの温度であり、例えば、10℃~30℃の範囲内のいずれかの温度、約23℃または約25℃程度の温度を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
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