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公開番号2025093195
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208784
出願日2023-12-11
発明の名称ブラシレスモータ
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人服部国際特許事務所
主分類H02K 29/08 20060101AFI20250616BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】磁気センサによる回転角度検出精度が向上し、且つ、磁気誘導部材を支持する部材が不要となるブラシレスモータを提供する。
【解決手段】ロータ40は、ロータコア41、及び、ロータコア41の周方向に極性が交互となる複数の磁極を構成する複数のロータマグネット48を有する。ロータ40は、コイル26への通電によって発生する回転磁界によりシャフト14を中心として回転する。磁気センサ31は、ロータコア41の端面からロータ40の軸方向に離れた位置でステータ20に対し固定された基板33に設けられ、ロータマグネット48の磁気の変化に基づきロータ40の回転角度を検出する。磁気誘導部材501は、ロータコア41の端面に当接する底部52、及び、底部52から磁気センサ31に向かって立設された軸方向延長部55pを有する。磁気誘導部材55pは、ロータマグネット48の磁気を磁気センサ31に誘導する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
周方向に配置された複数のティース(24)にコイル(26)が巻回されてなり、隣接する前記ティースの間にスロット(25)が形成されているステータ(20)と、
ロータコア(41)、及び、前記ロータコアの周方向に極性が交互となる複数の磁極を構成する複数のロータマグネット(48)を有し、前記コイルへの通電によって発生する回転磁界によりシャフト(14)を中心として回転するロータ(40)と、
前記ロータコアの端面から前記ロータの軸方向に離れた位置で前記ステータに対し固定された基板(33)に設けられ、前記ロータマグネットの磁気の変化に基づき前記ロータの回転角度を検出する一つ以上の磁気センサ(31、32)と、
前記ロータコアの端面に当接する底部(52)、及び、前記底部から前記磁気センサに向かって立設された軸方向延長部(55p、55c)を有し、前記ロータマグネットの磁気を前記磁気センサに誘導する磁気誘導部材(501~508)と、
を備えるブラシレスモータ。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記磁気誘導部材は、前記底部と前記軸方向延長部とが一体に形成されている請求項1に記載のブラシレスモータ。
【請求項3】
前記磁気誘導部材は、前記底部または前記軸方向延長部の少なくとも一方において、周方向に隣接する前記ロータマグネット同士の間に、複数の極間スリット(54、56)が形成されている請求項1に記載のブラシレスモータ。
【請求項4】
前記磁気誘導部材は、前記底部において前記ロータマグネットの端面に重なる部分の少なくとも一部に、複数のマグネットスリット(53)が形成されている請求項1に記載のブラシレスモータ。
【請求項5】
前記磁気誘導部材の前記軸方向延長部は、前記ロータマグネットの数と等しい側面を有する多角柱状に形成されている請求項1に記載のブラシレスモータ。
【請求項6】
前記ロータの周方向をロータ周方向と定義し、前記ロータの径方向をロータ径方向と定義すると、
ロータ周方向における前記ロータマグネットの中心を通る仮想平面(Smc)において、前記磁気センサの中心(Cs)は、前記磁気誘導部材の前記軸方向延長部に対し、ロータ径方向における前記ステータとは反対側に配置されている請求項1~5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
【請求項7】
少なくとも一つの前記磁気センサは、前記ステータの周方向における前記スロットの中心を含む仮想平面(Ssc)にまたがって配置されている請求項1~5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
【請求項8】
前記ステータのコイルに3相電流が通電されるブラシレスモータにおいて、複数の前記磁気センサが設けられており、第2の前記磁気センサ(32)は、第1の前記磁気センサ(31)に対し電気角120°または240°の位置に配置されている請求項1~5のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブラシレスモータに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、モータ回転に伴うロータマグネットの磁気変化を磁気センサにより検出することで、回転角度を検出するブラシレスモータが知られている。
【0003】
例えば特許文献1に開示されたブラシレスモータは、ロータマグネット側から磁気センサ側へ延び、ロータマグネットから発生する磁気を基板に実装された磁気センサに誘導する棒状の磁気誘導部材を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-143727号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のブラシレスモータは、棒状の磁気誘導部材がロータの径方向においてステータのコイルに重なって配置されている。そのため、誘導される磁気がコイル通電時に発生する磁界の影響を受け、回転角度検出精度が低下するという問題がある。また、磁気誘導部材を支持する別部材が必要なため、部品点数が増加しコストが増加する。
【0006】
本発明はこのような点に鑑みて創作されたものであり、その目的は、磁気センサによる回転角度検出精度が向上し、且つ、磁気誘導部材を支持する部材が不要となるブラシレスモータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によるブラシレスモータは、ステータ(20)と、ロータ(40)と、一つ以上の磁気センサ(31、32)と、磁気誘導部材(501~508)と、を備える。ステータは、周方向に配置された複数のティース(24)にコイル(26)が巻回されてなり、隣接するティースの間にスロット(25)が形成されている。
【0008】
ロータは、ロータコア(41)、及び、ロータコアの周方向に極性が交互となる複数の磁極を構成する複数のロータマグネット(48)を有する。ロータは、コイルへの通電によって発生する回転磁界によりシャフト(14)を中心として回転する。
【0009】
磁気センサは、ロータコアの端面からロータの軸方向に離れた位置でステータに対し固定された基板(33)に設けられ、ロータマグネットの磁気の変化に基づきロータの回転角度を検出する。
【0010】
磁気誘導部材は、ロータコアの端面に当接する底部(52)、及び、底部から磁気センサに向かって立設された軸方向延長部(55p、55c)を有する。磁気誘導部材は、ロータマグネットの磁気を磁気センサに誘導する。
(【0011】以降は省略されています)

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