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公開番号2025097040
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213093
出願日2023-12-18
発明の名称コネクタアセンブリ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20250623BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組み付け時の作業性を向上可能としたコネクタアセンブリを提供する。
【解決手段】第1ハウジング22は、第2ハウジング32に設けられたシールリングが内部に嵌合される第1筒部22dと、第1筒部22dにおける嵌合方向Dの前端部から嵌合方向Dに向かって延出する仮保持部52と、仮保持部52よりも嵌合方向Dの前方側まで延びるガイド部(第1ガイド部53および第2ガイド部54)と、を備える。仮保持部52は、シールリングが第1筒部22dに嵌合される手前の状態でシールリングとの摩擦力によって第2ハウジング32を仮保持するように構成される。ガイド部は、仮保持部52がシールリングに接触する前に第2ハウジング32の被挿入部に挿入されることにより、嵌合方向Dに沿った第1ハウジング22の嵌合をガイドするように構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基部材に固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに接続可能な第2コネクタと、を備えたコネクタアセンブリであって、
前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子と、を備え、
前記第2コネクタは、前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子と、前記第2ハウジングに保持される環状のシールリングと、を備え、
前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングに対して嵌合方向に向かって相対移動されることで前記第2ハウジングに嵌合され、
前記第1ハウジングは、前記シールリングが内部に嵌合される筒部と、前記筒部における前記嵌合方向の前端部から前記嵌合方向に向かって延出する仮保持部と、前記仮保持部よりも前記嵌合方向の前方側まで延びるガイド部と、を備え、
前記仮保持部は、前記シールリングが前記筒部に嵌合される手前の状態で前記シールリングとの摩擦力によって前記第2ハウジングを仮保持するように構成され、
前記ガイド部は、前記仮保持部が前記シールリングに接触する前に前記第2ハウジングの被挿入部に挿入されることにより、前記嵌合方向に沿った前記第1ハウジングの嵌合をガイドするように構成されている、
コネクタアセンブリ。
続きを表示(約 600 文字)【請求項2】
前記第1ハウジングは、前記嵌合方向に沿って延在するとともに互いに対向する一対の側壁を備え、
前記第1端子は、前記一対の側壁の間に設けられており、
前記一対の側壁の各々は、前記仮保持部と前記ガイド部とを一体に含んでいる、
請求項1に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項3】
前記第1ハウジングは、前記第1端子の周りの周方向の少なくとも一部において前記第1端子に沿って延在する端子保護部を備え、
前記嵌合方向において、前記仮保持部の前端部は、前記端子保護部の前端部よりも前方側に位置している、
請求項2に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項4】
前記一対の側壁が互いに対向する方向を第1方向とし、前記嵌合方向および前記第1方向のそれぞれに対して垂直な方向を第2方向としたとき、
前記ガイド部は、前記第2方向における前記側壁の両端部にそれぞれ設けられている、
請求項2に記載のコネクタアセンブリ。
【請求項5】
前記コネクタアセンブリは、ボルトを備え、
前記第2ハウジングは、前記嵌合方向に沿って貫通する固定孔を有し、前記固定孔を貫通して前記基部材に設けられた雌ねじに螺合される前記ボルトによって、前記基部材に固定される、
請求項1に記載のコネクタアセンブリ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタアセンブリに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタアセンブリとしては、車体パネルや金属ケース等の基部材に固定される第1コネクタと、第1コネクタに接続可能な第2コネクタとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。第1コネクタは、第1ハウジングと、第1ハウジングに保持される第1端子とを有する。第2ハウジングは、基部材の雌ねじに螺合されるボルトによって基部材に固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-110026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記のようなコネクタアセンブリでは、第1コネクタと第2コネクタとを組み付ける際の作業性の向上が求められている。例えば、ボルトを螺合させる際に生じる軸力を利用して第1端子と第2端子とを嵌合させる構成では、例えば、作業者は第2ハウジングを手で支えながらボルトを螺合させる必要がある。このような場合等、上記のようなコネクタアセンブリでは、作業性が悪いという問題があった。
【0005】
本開示の目的は、組み付け時の作業性を向上可能としたコネクタアセンブリを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタアセンブリは、基部材に固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに接続可能な第2コネクタと、を備えたコネクタアセンブリであって、前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子と、を備え、前記第2コネクタは、前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子と、前記第2ハウジングに保持される環状のシールリングと、を備え、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングに対して嵌合方向に向かって相対移動されることで前記第2ハウジングに嵌合され、前記第1ハウジングは、前記シールリングが内部に嵌合される筒部と、前記筒部における前記嵌合方向の前端部から前記嵌合方向に向かって延出する仮保持部と、前記仮保持部よりも前記嵌合方向の前方側まで延びるガイド部と、を備え、前記仮保持部は、前記シールリングが前記筒部に嵌合される手前の状態で前記シールリングとの摩擦力によって前記第2ハウジングを仮保持するように構成され、前記ガイド部は、前記仮保持部が前記シールリングに接触する前に前記第2ハウジングの被挿入部に挿入されることにより、前記嵌合方向に沿った前記第1ハウジングの嵌合をガイドするように構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタアセンブリによれば、組み付け時の作業性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図2は、同実施形態におけるコネクタアセンブリの分解斜視図である。
図3は、同実施形態におけるコネクタアセンブリの分解側面図である。
図4は、同実施形態におけるコネクタアセンブリの断面図である。
図5は、図4における5-5線に沿った断面図である。
図6は、図5における6-6線に沿った断面図である。
図7は、同実施形態の嵌合手前状態におけるコネクタアセンブリの側面図である。
図8は、同実施形態の嵌合手前状態におけるコネクタアセンブリの断面図である。
図9は、シールリングが取り付けられた状態の第2ハウジングを部分的に示す部分斜視図である。
図10は、同実施形態のコネクタアセンブリの作用を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタアセンブリは、
[1]基部材に固定される第1コネクタと、前記第1コネクタに接続可能な第2コネクタと、を備えたコネクタアセンブリであって、前記第1コネクタは、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに保持される第1端子と、を備え、前記第2コネクタは、前記第1ハウジングに嵌合可能な第2ハウジングと、前記第2ハウジングに保持される第2端子と、前記第2ハウジングに保持される環状のシールリングと、を備え、前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングに対して嵌合方向に向かって相対移動されることで前記第2ハウジングに嵌合され、前記第1ハウジングは、前記シールリングが内部に嵌合される筒部と、前記筒部における前記嵌合方向の前端部から前記嵌合方向に向かって延出する仮保持部と、前記仮保持部よりも前記嵌合方向の前方側まで延びるガイド部と、を備え、前記仮保持部は、前記シールリングが前記筒部に嵌合される手前の状態で前記シールリングとの摩擦力によって前記第2ハウジングを仮保持するように構成され、前記ガイド部は、前記仮保持部が前記シールリングに接触する前に前記第2ハウジングの被挿入部に挿入されることにより、前記嵌合方向に沿った前記第1ハウジングの嵌合をガイドするように構成されている。
【0010】
この構成によれば、第1ハウジングの仮保持部は、シールリングが筒部に嵌合される手前の状態でシールリングとの摩擦力によって第2ハウジングを仮保持するため、組み付け時の作業性が良好となる。なお、例えば、第1ハウジングや第2ハウジングが樹脂製や金属製である場合、シールリングを用いずに、仮保持可能な構造とするには各部品を高精度に製造する必要が生じる。これに対して、本構成では、製造誤差を吸収可能なシールリングとの摩擦力を用いるため、各部品の高精度な製造が不要となる。さらに、上記の構成によれば、第1ハウジングのガイド部は、仮保持部がシールリングに接触する前において、第2ハウジングに対する嵌合方向に沿った第1ハウジングの嵌合をガイドする。このため、例えば、第1ハウジングが嵌合方向に対して傾いた状態で第2ハウジングに組み付けられたときに、嵌合方向における仮保持部の前端部がシールリングに引っ掛かってシールリングが捲れてしまうことを抑制することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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