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公開番号2025099673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216524
出願日2023-12-22
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20250626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】リテーナのハウジングからの離脱を防止可能としたコネクタを提供すること。
【解決手段】コネクタ11は、端子12の挿入方向と交差する組付方向Y1に組み付けられるリテーナ14を備える。ハウジング13は、第1凸部31と第2凸部32とを有し、リテーナ14の上壁14aは、仮係止位置で第1凸部31よりも組付方向の後方Y2に配置されるとともに本係止位置で第1凸部31と第2凸部32との間に配置される第1係止部41と、仮係止位置及び本係止位置で第2凸部32よりも組付方向の前方Y1に配置される離脱防止部43とを有する。第1係止部41は、上壁14aが上方に撓むことで第1凸部31を乗り越えることが可能とされており、第2凸部32は、組付方向の後方Y2に向かって凹設された鍵凹部32aを有し、離脱防止部43は、仮係止位置で鍵凹部32aに嵌まることで上壁14aの上方への撓みを阻止する鍵凸部43aを有する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
端子と、
前記端子が挿入されるハウジングと、
前記ハウジングに対し前記端子の挿入方向と交差する組付方向に組み付けられるリテーナと、を備え、
前記リテーナは、互いの間に前記ハウジングが配置される平行な上壁及び下壁と、前記組付方向の後方の端部で前記上壁及び前記下壁を連結する基端連結壁とを有するとともに、前記ハウジングに対する前記端子の挿抜を許容する仮係止位置と、前記仮係止位置よりも前記組付方向の前方の位置で前記端子の抜けを規制する本係止位置との間で移動可能となっている、
コネクタであって、
前記ハウジングは、第1凸部と前記第1凸部よりも前記組付方向の前方に配置される第2凸部とを有し、
前記上壁は、前記仮係止位置で前記第1凸部よりも前記組付方向の後方に配置されるとともに前記本係止位置で前記第1凸部と前記第2凸部との間に配置される第1係止部と、前記仮係止位置及び前記本係止位置で前記第2凸部よりも前記組付方向の前方に配置される離脱防止部とを有し、
前記第1係止部は、前記リテーナが前記仮係止位置と前記本係止位置との間で移動する際に前記上壁が上方に撓むことで前記第1凸部を乗り越えることが可能とされており、
前記第2凸部は、前記組付方向の後方に向かって凹設された鍵凹部を有し、
前記離脱防止部は、前記仮係止位置で前記鍵凹部に嵌まることで前記上壁の上方への撓みを阻止する鍵凸部を有する、
コネクタ。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記離脱防止部は、前記上壁において前記組付方向の前方の端部に設けられている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記リテーナは、前記端子の前記挿入方向の前方の端部で前記上壁及び前記下壁を連結する連結部を有し、
前記第1係止部及び前記離脱防止部は、前記上壁において前記連結部とは反対側の端部に設けられている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記第1凸部よりも前記組付方向の後方に配置される第3凸部を有し、
前記上壁は、前記仮係止位置で前記第3凸部よりも前記組付方向の後方に配置されるとともに前記本係止位置で前記第1凸部と前記第3凸部との間に配置される第2係止部を有し、
前記第2係止部は、前記リテーナが前記仮係止位置と前記本係止位置との間で移動する際に前記上壁が上方に撓むことで前記第3凸部を乗り越えることが可能とされている、
請求項1に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ハウジングは、前記第3凸部よりも前記組付方向の後方に配置される第4凸部を有し、
前記リテーナが前記仮係止位置にある状態で、前記第2係止部は、前記第3凸部と前記第4凸部との間に配置され、
前記リテーナが前記仮係止位置にある状態で、前記第4凸部における前記第2係止部との対向面は、前記組付方向と直交する第1直交面とされ、
前記リテーナが前記仮係止位置にある状態で、前記第2係止部における前記第4凸部との対向面は、前記組付方向と直交する第2直交面とされている、
請求項4に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コネクタとしては、端子と、端子が挿入されるハウジングと、ハウジングに対し端子の挿入方向と交差する組付方向に組み付けられるリテーナとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このリテーナは、互いの間にハウジングが配置される平行な上面壁及び保持壁と、組付方向の後方の端部で上面壁及び保持壁を連結する側面壁とを有する。そして、リテーナは、係止部を有する保持壁が撓むことにより、ハウジングに対する端子の挿抜を許容する仮係止位置と、仮係止位置よりも組付方向の前方の位置で端子の抜けを規制する本係止位置との間で移動可能となっている。また、ハウジングは組付方向と略直角な離脱規制面を有し、リテーナは組付方向と略直角な後側係止面を有し、離脱規制面と後側係止面とが仮係止位置で係合することによりリテーナのハウジングからの離脱が防止される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-16519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようなコネクタでは、例えば、少しねじれた力が加わるだけで離脱規制面と後側係止面とで保持壁を撓ませる分力が発生してしまう虞があり、リテーナがハウジングから離脱してしまう虞があった。
【0005】
本開示の目的は、リテーナのハウジングからの離脱を防止可能としたコネクタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のコネクタは、端子と、前記端子が挿入されるハウジングと、前記ハウジングに対し前記端子の挿入方向と交差する組付方向に組み付けられるリテーナと、を備え、前記リテーナは、互いの間に前記ハウジングが配置される平行な上壁及び下壁と、前記組付方向の後方の端部で前記上壁及び前記下壁を連結する基端連結壁とを有するとともに、前記ハウジングに対する前記端子の挿抜を許容する仮係止位置と、前記仮係止位置よりも前記組付方向の前方の位置で前記端子の抜けを規制する本係止位置との間で移動可能となっている、コネクタであって、前記ハウジングは、第1凸部と前記第1凸部よりも前記組付方向の前方に配置される第2凸部とを有し、前記上壁は、前記仮係止位置で前記第1凸部よりも前記組付方向の後方に配置されるとともに前記本係止位置で前記第1凸部と前記第2凸部との間に配置される第1係止部と、前記仮係止位置及び前記本係止位置で前記第2凸部よりも前記組付方向の前方に配置される離脱防止部とを有し、前記第1係止部は、前記リテーナが前記仮係止位置と前記本係止位置との間で移動する際に前記上壁が上方に撓むことで前記第1凸部を乗り越えることが可能とされており、前記第2凸部は、前記組付方向の後方に向かって凹設された鍵凹部を有し、前記離脱防止部は、前記仮係止位置で前記鍵凹部に嵌まることで前記上壁の上方への撓みを阻止する鍵凸部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示のコネクタによれば、リテーナのハウジングからの離脱を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態におけるコネクタの斜視図である。
図2は、一実施形態におけるコネクタの分解斜視図である。
図3は、一実施形態におけるコネクタの仮係止位置を示す斜視図である。
図4は、一実施形態におけるリテーナの斜視図である。
図5は、一実施形態におけるリテーナの斜視図である。
図6は、一実施形態におけるリテーナの背面図である。
図7は、図6における7-7線に沿った断面図である。
図8は、図1における8-8線に沿った断面図である。
図9は、図1における9-9線に沿った断面図である。
図10は、図3における10-10線に沿った断面図である。
図11は、図3における11-11線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
[1]端子と、前記端子が挿入されるハウジングと、前記ハウジングに対し前記端子の挿入方向と交差する組付方向に組み付けられるリテーナと、を備え、前記リテーナは、互いの間に前記ハウジングが配置される平行な上壁及び下壁と、前記組付方向の後方の端部で前記上壁及び前記下壁を連結する基端連結壁とを有するとともに、前記ハウジングに対する前記端子の挿抜を許容する仮係止位置と、前記仮係止位置よりも前記組付方向の前方の位置で前記端子の抜けを規制する本係止位置との間で移動可能となっている、コネクタであって、前記ハウジングは、第1凸部と前記第1凸部よりも前記組付方向の前方に配置される第2凸部とを有し、前記上壁は、前記仮係止位置で前記第1凸部よりも前記組付方向の後方に配置されるとともに前記本係止位置で前記第1凸部と前記第2凸部との間に配置される第1係止部と、前記仮係止位置及び前記本係止位置で前記第2凸部よりも前記組付方向の前方に配置される離脱防止部とを有し、前記第1係止部は、前記リテーナが前記仮係止位置と前記本係止位置との間で移動する際に前記上壁が上方に撓むことで前記第1凸部を乗り越えることが可能とされており、前記第2凸部は、前記組付方向の後方に向かって凹設された鍵凹部を有し、前記離脱防止部は、前記仮係止位置で前記鍵凹部に嵌まることで前記上壁の上方への撓みを阻止する鍵凸部を有する。
【0010】
同構成によれば、上壁の第1係止部は、リテーナが仮係止位置と本係止位置との間で移動する際に上壁が上方に撓むことでハウジングの第1凸部を乗り越える構成であるため、リテーナが仮係止位置または本係止位置に簡単に切り換わることが防止される。そして、リテーナは、ある程度の操作力を加えることで、仮係止位置と本係止位置とに切り換えられる。また、ハウジングの第2凸部は、リテーナの組付方向の後方に向かって凹設された鍵凹部を有し、リテーナの離脱防止部は、仮係止位置で鍵凹部に嵌まることで上壁の上方への撓みを阻止する鍵凸部を有するため、リテーナのハウジングからの離脱は防止される。すなわち、仮係止位置でリテーナに組付方向の後方に向かう大きな力が加わっても鍵凸部が鍵凹部に嵌まっていることにより、上壁の上方への撓みは阻止されるとともに離脱防止部が第2凸部を乗り越えることは阻止される。これにより、リテーナのハウジングからの離脱は防止される。
(【0011】以降は省略されています)

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