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公開番号
2025094531
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210144
出願日
2023-12-13
発明の名称
コネクタ
出願人
住友電装株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
H01R
13/42 20060101AFI20250618BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】端子のキャビティ内でのがたつきを抑制する。
【解決手段】本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子40と、複数種の端子40をそれぞれ収容する複数のキャビティ21を有し、第1方向に交差する第2方向に端子40がキャビティ21に挿入されるハウジングと、第2方向において端子40と反対側からハウジングに装着されるリテーナと、を備え、キャビティ21の内壁には、第1方向に並んで配される一対のランス24が形成され、複数種の端子40は、正面視で楕円形状をなす楕円端子41を少なくとも1つ有し、楕円端子41には、一対のランス24がそれぞれ係止することで楕円端子41を保持する一対の被係止部41Aが形成され、一対のランス24は第1方向に撓み可能とされ、リテーナは、一対のランス24の撓み空間にそれぞれ進入することで一対のランス24の撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部35と、楕円端子41に第1方向の両側から接する一対の接触壁36と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に並んで配された複数種の端子と、
前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向に前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、
前記第2方向において前記端子と反対側から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、
前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、
前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、
前記楕円端子には、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部が形成され、
前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、
前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記楕円端子に前記第1方向の両側から接する一対の接触壁と、を有する、コネクタ。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記一対の接触壁には、前記ランスの係止を解除する解除治具を挿入する治具挿入孔がそれぞれ形成され、一対の前記治具挿入孔の内壁には、前記解除治具の挿入深さが大きくなるにしたがい前記楕円端子に近づく傾斜面がそれぞれ形成されている、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記楕円端子は、前記第1方向における両端部に位置する一対の弧状面を有し、
前記接触壁は、前記弧状面に沿って形成された湾曲面を有し、
前記湾曲面は、前記弧状面に対して、前記第1方向に接するとともに、前記第1方向と前記第2方向の双方に交差する第3方向に接する、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記撓み抑制部の先端部には、先端に向かうほど前記楕円端子から遠ざかる先端テーパ面が形成されている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記ランスには、前記被係止部に係止する係止部と、前記接触壁を前記係止部と反対側に案内する外側案内壁と、前記解除治具を前記係止部側に案内する内側案内壁と、が形成されている、請求項2に記載のコネクタ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、端子金具がキャビティ内でがたつくことを抑制したコネクタとして、特開2001-110500号公報(下記特許文献1)に記載のコネクタが知られている。このコネクタは、雌側端子金具と、雌側端子金具が収容されるキャビティを有するコネクタハウジングと、コネクタハウジングの前端に装着されるリテーナと、を備える。コネクタハウジングは、端子金具に後方から係止するランスを有する。リテーナは、端子金具の下面に当接して端子金具をキャビティの天井壁に押し付ける狭圧用当接部を有する。キャビティに端子金具が挿入されると、ランスによって端子金具が一次係止され、リテーナがコネクタハウジングに取り付けられると、リテーナに設けられた規制片がランスの撓み空間に進入し、ランスの撓み変形が規制されることで、端子金具が抜止状態に二重係止される。この状態では、端子金具が狭圧用当接部によってキャビティの天井壁に押し付けられるから、端子金具が上下方向にがたつくことを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-110500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コネクタハウジングとリテーナは別体部品であり、これらを組み付けるための公差が必要となるから、この公差に対応するがたつきを許容することになる。したがって、狭圧用当接部をリテーナに設けたとしても端子金具が上下方向にがたつくことを抑制するのは困難である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子と、前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向に前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、前記第2方向において前記端子と反対側から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、前記楕円端子には、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部が形成され、前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記楕円端子に前記第1方向の両側から接する一対の接触壁と、を有する、コネクタである。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、端子のキャビティ内でのがたつきを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態の雌コネクタを斜め前方から見た斜視図である。
図2は、雌コネクタを前方から見た正面図である。
図3は、雌コネクタを斜め後方から見た斜視図である。
図4は、雌コネクタの分解斜視図である。
図5は、楕円端子を斜め前方から見た斜視図である。
図6は、楕円端子を前方から見た正面図である。
図7は、図2のA-A断面図である。
図8は、図2のA-Aの位置で切断した断面図であって、リテーナが仮係止位置にある状態を示した断面図である。
図9は、解除治具を治具挿入孔に挿入する様子を示した断面図である。
図10は、楕円端子の弧状面が湾曲面に接した状態を示した断面図である。
図11は、リテーナの斜視図である。
図12は、ハウジングの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、第1方向に並んで配された複数種の端子と、前記複数種の端子をそれぞれ収容する複数のキャビティを有し、前記第1方向に交差する第2方向に前記端子が前記キャビティに挿入されるハウジングと、前記第2方向において前記端子と反対側から前記ハウジングに装着されるリテーナと、を備え、前記キャビティの内壁には、前記第1方向に並んで配される一対のランスが形成され、前記複数種の端子は、正面視で楕円形状をなす楕円端子を少なくとも1つ有し、前記楕円端子には、前記一対のランスがそれぞれ係止することで前記楕円端子を保持する一対の被係止部が形成され、前記一対のランスは前記第1方向に撓み可能とされ、前記リテーナは、前記一対のランスの撓み空間にそれぞれ進入することで前記一対のランスの撓みをそれぞれ抑制する一対の撓み抑制部と、前記楕円端子に前記第1方向の両側から接する一対の接触壁と、を有するコネクタである。
【0009】
このような構成によると、一対の接触壁が楕円端子に第1方向の両側から接することで、楕円端子が第1方向に移動することが防止される。一対の接触壁をリテーナに設けたから、リテーナをハウジングに組み付けるための公差に関わらず、楕円端子の第1方向の寸法に合わせて一対の接触壁を設けることで、楕円端子のキャビティ内でのがたつきを抑制できる。
【0010】
[2]上記[1]において、前記一対の接触壁には、前記ランスの係止を解除する解除治具を挿入する治具挿入孔がそれぞれ形成され、一対の前記治具挿入孔の内壁には、前記解除治具の挿入深さが大きくなるにしたがい前記楕円端子に近づく傾斜面がそれぞれ形成されていることが好ましい。
このようにすると、解除治具を治具挿入孔に挿入する際、解除治具の先端を傾斜面に沿って移動させることで、解除治具の挿入動作を案内でき、ランスと被係止部との間に解除治具の先端を挿入しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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