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公開番号
2025097430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-01
出願番号
2023213630
出願日
2023-12-19
発明の名称
装着型表示装置および光学表示ユニット
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
23/00 20060101AFI20250624BHJP(光学)
要約
【課題】外景光の明るさ低下を抑制できる装着型表示装置および光学表示ユニットを提供する。
【解決手段】本発明の装着型表示装置は、第1対物レンズおよび第1接眼レンズを収容する第1鏡筒と、第2対物レンズおよび第2接眼レンズを収容する第2鏡筒と、を有する双眼鏡に取付けられる。外景光を透過させつつ画像光を表示する画像表示部と、第1鏡筒を支持する第1支持部材と、第2鏡筒を支持する第2支持部材と、画像表示部を支持する第3支持部材と、第1支持部材と第2支持部材と第3支持部材とが着脱可能に取付けられる本体部材と、を備える。本体部材は、少なくとも第3支持部材を、第1支持部材および第2支持部材が並ぶ第1方向において移動可能とする移動機構を有し、移動機構は、第2方向に平面視した際に、第1対物レンズと画像表示部とが重なる第1位置と、第1対物レンズと画像表示部とが重ならない第2位置とに、第3支持部材を移動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1対物レンズおよび第1接眼レンズを収容する第1鏡筒と、第2対物レンズおよび第2接眼レンズを収容する第2鏡筒と、を有する双眼鏡に取付けられる装着型表示装置であって、
外景光を透過させつつ画像光を表示する画像表示部と、
前記第1鏡筒を支持する第1支持部材と、
前記第2鏡筒を支持する第2支持部材と、
前記画像表示部を支持する第3支持部材と、
前記第1支持部材と前記第2支持部材と前記第3支持部材とが着脱可能に取付けられる本体部材と、を備え、
前記本体部材は、少なくとも前記第3支持部材を、前記第1支持部材および前記第2支持部材が並ぶ第1方向において移動可能とする移動機構を有し、
前記移動機構は、前記第1方向と交差する第2方向に平面視した際に、前記第1対物レンズと前記画像表示部とが重なる第1位置と、前記第1対物レンズと前記画像表示部とが重ならない第2位置とに、前記第3支持部材を移動させる、
ことを特徴とする装着型表示装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記本体部材は、前記第1方向において前記第1支持部材を前記第2支持部材に対して相対的に移動可能な状態で保持する保持機構をさらに有し、
前記保持機構は、
前記第1対物レンズが前記第2方向に沿う回転軸周りの第1回転方向に回転した場合に、前記第1支持部材を前記第1方向の一方側に移動させ、
前記第1対物レンズが前記第1回転方向とは反対方向の第2回転方向に回転した場合に、前記第1支持部材を前記第1方向の他方側に移動させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の装着型表示装置。
【請求項3】
前記第1支持部材が前記第1方向の一方側に移動した場合における前記画像表示部からの前記画像光の射出方向は、前記第1支持部材が前記第1方向の他方側に移動した場合における前記画像表示部からの前記画像光の射出方向と等しい、
ことを特徴とする請求項2に記載の装着型表示装置。
【請求項4】
前記移動機構は、前記保持機構の機能を兼ねる、
ことを特徴とする請求項3に記載の装着型表示装置。
【請求項5】
前記移動機構は、
前記第2対物レンズが前記第1回転方向に回転した場合に、前記第2支持部材を前記第1方向の他方側に移動させ、
前記第2対物レンズが前記第2回転方向に回転した場合に、前記第2支持部材を前記第1方向の一方側に移動させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の装着型表示装置。
【請求項6】
前記第2支持部材が前記第1方向の一方側に移動した場合における前記画像表示部からの前記画像光の射出方向は、前記第2支持部材が前記第1方向の他方側に移動した場合における前記画像表示部からの前記画像光の射出方向と等しい、
ことを特徴とする請求項5に記載の装着型表示装置。
【請求項7】
前記第2位置における前記第3支持部材は、前記第2方向に平面視した際に、前記第1支持部材と前記第2支持部材との間に位置する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の装着型表示装置。
【請求項8】
前記本体部材は、前記第1方向において、前記第3支持部材を前記第1位置に位置決めする位置決め部材を有する、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の装着型表示装置。
【請求項9】
前記本体部材は、前記第1方向において、前記第3支持部材を前記第1位置で固定する位置固定部をさらに有する、
ことを特徴とする請求項8に記載の装着型表示装置。
【請求項10】
前記第1支持部材および前記第2支持部材を連結し、前記第1方向において、前記第1支持部材および前記第2支持部材の間隔を調整可能とする連結部材をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の装着型表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装着型表示装置および光学表示ユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、対物光学系の光軸と重なる位置に設けられたハーフミラーからなる光束合成素子により光源からの映像を反射することで使用者の眼に外景に重ねて映像を視認させる光学装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-196260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記光学装置では、常に光束合成素子が対物光学系の光軸と重なる位置に配置される構成であるため、映像を表示しない場合であっても外景からの光は光束合成素子を透過する。このため、外景光の明るさが暗くなるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様によれば、第1対物レンズおよび第1接眼レンズを収容する第1鏡筒と、第2対物レンズおよび第2接眼レンズを収容する第2鏡筒と、を有する双眼鏡に取付けられる装着型表示装置であって、外景光を透過させつつ画像光を表示する画像表示部と、前記第1鏡筒を支持する第1支持部材と、前記第2鏡筒を支持する第2支持部材と、前記画像表示部を支持する第3支持部材と、前記第1支持部材と前記第2支持部材と前記第3支持部材とが着脱可能に取付けられる本体部材と、を備え、前記本体部材は、少なくとも前記第3支持部材を、前記第1支持部材および前記第2支持部材が並ぶ第1方向において移動可能とする移動機構を有し、前記移動機構は、前記第1方向と交差する第2方向に平面視した際に、前記第1対物レンズと前記画像表示部とが重なる第1位置と、前記第1対物レンズと前記画像表示部とが重ならない第2位置と、の間で、前記第3支持部材を移動させる、装着型表示装置が提供される。
【0006】
また、本発明の一つの態様によれば、第1対物レンズおよび第1接眼レンズを収容する第1鏡筒と、第2対物レンズおよび第2接眼レンズを収容する第2鏡筒と、を有する双眼鏡と、上記態様の装着型表示装置と、を備える、光学表示ユニットが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の光学表示ユニットの概略構成を示す図である。
光学表示ユニットの正面図である。
第1位置の状態における光学表示ユニットの断面構成を示す図である。
第1実施形態の光学表示ユニットにおける眼幅調整の動作説明図である。
第2実施形態の光学表示ユニットの概略構成を示す図である。
第2実施形態の光学表示ユニットにおける眼幅調整の動作説明図である。
変形例の光学表示ユニットの断面構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
【0009】
(第1実施形態)
図1は本実施形態の光学表示ユニットの概略構成を示す分解斜視図である。
図1に示すように本実施形態の光学表示ユニット100は、双眼鏡2と、装着型表示装置3と、を備えている。双眼鏡2は、左右一対の第1鏡筒20Rおよび第2鏡筒20Lと、第1鏡筒20Rおよび第2鏡筒20Lを互いに連結する連結部21と、を有している。各鏡筒20R,20Lは、いずれも略円筒形状を有している。第1鏡筒20Rの内部には右眼用レンズ群22Rが収容され、第2鏡筒20Lの内部には左眼用レンズ群22Lが収容されている。右眼用レンズ群22Rおよび左眼用レンズ群22Lは双眼鏡光学系を構成しており、各々の光軸PR,PLは互いに平行である。
【0010】
以下の説明では、必要に応じてXYZ座標系を用いて光学表示ユニット100の各部材の配置を説明する。本実施形態において、X軸に沿う方向は接眼レンズを覗く双眼鏡2の使用者Mから視た左右方向に対応し、Y軸に沿う方向は使用者Mから視た前後方向に対応し、Z軸に沿う方向はX軸およびY軸に直交し、使用者Mから視た上下方向に対応する。以下の説明においては、X軸方向と平行な方向を左右方向Xと呼び、Y軸方向と平行な方向を前後方向Yと呼び、Z軸方向と平行な方向を上下方向Zと呼ぶ。また、X軸方向のうち+X側を「左側」と呼び、Y軸方向のうち-X側を「右側」と呼ぶ。また、Y軸方向のうち+Y側を「前側」と呼び、Y軸方向のうち-Y側を「後側」と呼ぶ。また、Z軸方向のうち+Z側を「上側」と呼び、Z軸方向のうち-Z側を「下側」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)
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