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公開番号2025100095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217201
出願日2023-12-22
発明の名称揺動アクチュエータ及び光走査装置
出願人ミツミ電機株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類G02B 26/10 20060101AFI20250626BHJP(光学)
要約【課題】小型化が可能であり、ミラー等の可動対象物を2軸で安定して回転支持する。
【解決手段】第1コイルを有する固定部と、第1コイルとコイル軸方向で対向する第1磁石を有し、固定部に第1軸周りで往復回転自在に支持される第1可動部と、第1軸と直交する第2軸周りで往復回転自在に第1可動部に支持される第2可動部と、を有し、第1可動部は、第1軸の延在方向で互いに異なる磁極が間隙を空けて対向するように配置された複数の第2磁石を有し、第2可動部は、間隙に一辺部が配置される第2コイルを有し、第1コイル及び第2コイルの通電により第1磁石及び第2磁石と協働して、可動対象物を、互いに直交する第1軸と第2軸周りで揺動する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1コイルを有する固定部と、
前記第1コイルとコイル軸方向で対向する第1磁石を有し、前記固定部に第1軸周りで往復回転自在に支持される第1可動部と、
可動対象物に接続され、前記第1軸と直交する第2軸周りで往復回転自在に前記第1可動部に支持される第2可動部と、
を有し、
前記第1可動部は、前記第1軸の延在方向で互いに異なる磁極が間隙を空けて対向するように配置された複数の第2磁石を有し、
前記第2可動部は、前記間隙に一辺部が配置される第2コイルを有し、前記第1コイル及び前記第2コイルの通電により前記第1磁石及び前記第2磁石と協働して、前記可動対象物を、互いに直交する前記第1軸と前記第2軸周りで揺動する、
揺動アクチュエータ。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記固定部は、移動する前記第1可動部に当接して前記第1可動部の移動を減衰する減衰部材を有する、
請求項1記載の揺動アクチュエータ。
【請求項3】
前記第1コイルは、前記第1可動部の両側面の夫々に対向配置される一対のコイルであり、
前記第1磁石は、前記第1可動部の前記両側面に夫々設けられ、
複数の第2磁石は、前記第1軸方向に並ぶ3つの磁石であり、前記3つの第2磁石のうちの中央の磁石が一対の前記第1磁石で挟む位置に位置される、
請求項1記載の揺動アクチュエータ。
【請求項4】
前記第2可動部は前記第1可動部に板ばねにより前記第2軸周りに往復回転自在に支持されている、
請求項1記載の揺動アクチュエータ。
【請求項5】
前記第1可動部は、前記固定部に軸着により前記第1軸周りに往復回動自在に支持されている、
請求項4記載の揺動アクチュエータ。
【請求項6】
請求項1記載の揺動アクチュエータを具備し、
前記可動対象物は、走査光を反射するミラーである、
光走査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、揺動アクチュエータ及び光走査装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複合機、レーザービームプリンタ、レーザー加工機、レーザーマーカー等のスキャナ装置に用いられるアクチュエータとして、往復回転駆動式、つまり揺動式のアクチュエータ(以下、「揺動アクチュエータ」と称する)が知られている。なお、レーザー加工機は、プリント基板のレーザー穴明け加工等である。
【0003】
揺動アクチュエータは、例えば、ミラーが取り付けられる回転軸と、コイルマグネットを有する駆動部とを備え、コイルに通電して、回転軸を往復回転駆動させることにより、ミラーによるレーザー光の反射角度を変更して、対象物に対する光走査を実現する。
【0004】
特許文献1に示す揺動アクチュエータでは、水平に延びる回転軸にミラーとコイルが取り付けられ、互いのS極とN極とを間隙を開けて対向配置したマグネット対が固定部に設けられている。コイルにおいて回転軸方向と平行な両側部の夫々は、マグネット対のS極とN極との間隙に夫々位置するように構成され、計4つのマグネットが固定部に設けられコイルに通電することにより、ミラーは揺動する。
【0005】
また、特許文献1のように、ミラーを1軸で回動させる構造の他に、ミラーを2軸で回転させる光走査装置が知られている。例えば、特許文献2の光走査装置では、ミラーは、第1軸の周りに揺動するように設けられていると共に、第1軸に直交する第2軸の周りで揺動するように設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2003-43405号公報
特開2017-227754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、ミラーを2軸で回転させる装置において、装置自体を、よりコンパクトに小型化しても安定して駆動させることが望まれている。
特許文献2では、2軸でミラーを回転駆動させる具体的な構成は開示されていない。
また、特許文献1においてベース自体を回転軸と直交する軸で回転する構造が考えられるものの、安定してミラーを2軸回転で支持する構造は、装置自体が大きくなる。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、小型化が可能であり、ミラー等の可動対象物を2軸で安定して回転支持できる揺動アクチュエータ及び走査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の揺動アクチュエータは、
第1コイルを有する固定部と、
前記第1コイルとコイル軸方向で対向する第1磁石を有し、前記固定部に第1軸周りで往復回転自在に支持される第1可動部と、
可動対象物に接続され、前記第1軸と直交する第2軸周りで往復回転自在に前記第1可動部に支持される第2可動部と、
を有し、
前記第1可動部は、前記第1軸の延在方向で互いに異なる磁極が間隙を空けて対向するように配置された複数の第2磁石を有し、
前記第2可動部は、前記間隙に一辺部が配置される第2コイルを有し、前記第1コイル及び前記第2コイルの通電により前記第1磁石及び前記第2磁石と協働して、前記可動対象物を、互いに直交する前記第1軸と前記第2軸周りで揺動する構成を採る。
【0010】
本発明の光走査装置は、上記構成の揺動アクチュエータを具備し、
前記可動対象物は、走査光を反射するミラーである構成を採る。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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