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公開番号2025099103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215495
出願日2023-12-21
発明の名称レンズミラーアレイ
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類G02B 17/08 20060101AFI20250626BHJP(光学)
要約【課題】被写界深度を大きく得ることができるレンズミラーアレイを提供する。
【解決手段】実施形態に係るレンズミラーアレイは、主走査方向に配列した複数の光学エレメントを有する。各光学エレメントは、入射する光を透過させて収束させる入射側レンズ面と、入射側レンズ面を介して入射する光を反射する上流側ミラー面と、上流側ミラー面によって反射された光を反射する下流側ミラー面と、下流側ミラー面によって反射された光を透過させて収束させる出射側レンズ面とを有する。物体面から前記入射側レンズ面までの距離は、出射側レンズ面から像面までの距離よりも長い。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
主走査方向に配列した複数の光学エレメントを有し、
前記光学エレメントは、
入射する光を透過させて収束させる入射側レンズ面と、
前記入射側レンズ面を介して入射する光を反射する上流側ミラー面と、
前記上流側ミラー面によって反射された光を反射する下流側ミラー面と、
前記下流側ミラー面によって反射された光を透過させて収束させる出射側レンズ面とを有し、
物体面から前記入射側レンズ面までの距離は、前記出射側レンズ面から像面までの距離よりも長い、
レンズミラーアレイ。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
(物体面から前記入射側レンズ面までの距離)/(前記出射側レンズ面から像面までの距離)>1.3である、
請求項1に記載のレンズミラーアレイ。
【請求項3】
前記上流側ミラー面における副走査方向の有効幅は、前記下流側ミラー面における副走査方向の有効幅よりも大きい、
請求項1に記載のレンズミラーアレイ。
【請求項4】
前記入射側レンズ面における副走査方向の有効幅は、前記出射側レンズ面における副走査方向の有効幅よりも大きい、
請求項1に記載のレンズミラーアレイ。
【請求項5】
前記光学エレメントは、前記上流側ミラー面を頂部に有する突起体を有し、前記突起体は、その側面に、前記側面を介して光が進行することを阻止する遮光膜を有する、
請求項1に記載のレンズミラーアレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、例えば、ワークプレイスに設置する画像形成装置のスキャナに用いるレンズミラーアレイに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、複写機のスキャナは、原稿面で反射した光を屈折及び反射してCCDセンサなどに集光するためのレンズ、ミラー一体型アレイ(以下、レンズミラーアレイと称する)を有する。レンズミラーアレイは、例えば、主走査方向に配列した複数の光学エレメントを有する。各光学エレメントは、入射する光を透過させて収束させる入射側レンズ面と、入射側レンズ面を介して入射する光を反射する上流側ミラー面と、上流側ミラー面によって反射された光を反射する下流側ミラー面と、下流側ミラー面によって反射された光を透過させて収束させる出射側レンズ面とを有する。
【0003】
これまで、このようなレンズミラーアレイでは、入射側レンズ面から下流側ミラー面までの光路長と、下流側ミラー面から出射側レンズ面までの光路長はほぼ同じに設定される。また、物体面から入射側レンズ面までの距離と、出射側レンズ面から像面までの距離はほぼ同じに設定される。また、出射側レンズ面における主走査方向の光学パワーと、入射側レンズ面における主走査方向の光学パワーはほぼ同じに設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-128643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このようなレンズミラーアレイでは、被写界深度をある程度以上大きくとることが難しい。
【0006】
本発明が解決しようとする課題は、被写界深度を大きくとることができるレンズミラーアレイを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態に係るレンズミラーアレイは、主走査方向に配列した複数の光学エレメントを有する。各光学エレメントは、入射する光を透過させて収束させる入射側レンズ面と、入射側レンズ面を介して入射する光を反射する上流側ミラー面と、上流側ミラー面によって反射された光を反射する下流側ミラー面と、下流側ミラー面によって反射された光を透過させて収束させる出射側レンズ面とを有する。物体面から入射側レンズ面までの距離は、出射側レンズ面から像面までの距離よりも長い。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、画像形成装置を示す概略図である。
図2は、図1の画像形成装置の画像形成部を示す概略図である。
図3は、図1の画像形成装置のスキャナの読取モジュールを示す断面図である。
図4は、図3の読取モジュールに組み込まれたレンズミラーアレイを主走査方向から見た図である。
図5は、図4のレンズミラーアレイを下流側ミラーの側から見た斜視図である。
図6は、図4のレンズミラーアレイを出射側レンズの側から見た斜視図である。
図7は、図3の読取モジュールにおける副走査方向の光学系を模式的に示す図である。
図8は、図3の読取モジュールにおける主走査方向の光学系を模式的に示す図である。
図9は、表1に記載の実施例1に係るレンズミラーアレイを有する読取モジュールを有する画像形成装置において、原稿浮き量に対するMTFをプロットした図である。
図10は、表1に記載の実施例2に係るレンズミラーアレイを有する読取モジュールを有する画像形成装置において、原稿浮き量に対するMTFをプロットした図である。
図11は、表1に記載の実施例3に係るレンズミラーアレイを有する読取モジュールを有する画像形成装置において、原稿浮き量に対するMTFをプロットした図である。
図12は、表1に記載の従来例1に係るレンズミラーアレイを有する読取モジュールを有する画像形成装置において、原稿浮き量に対するMTFをプロットした図である。
図13は、表2に記載の他の実施例と他の従来例について、パラメータ比率(Pa/Pb)を横軸にとり、被写界深度を縦軸にプロットした図である。
図14は、表2に記載の他の実施例と他の従来例について、パラメータ比率(Pc/Pd)を横軸にとり、被写界深度を縦軸にプロットした図である。
図15は、表2に記載の他の実施例と他の従来例について、パラメータ比率(Pg/Pe)を横軸にとり、被写界深度を縦軸にプロットした図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、各部の縮尺を適宜変更している場合がある。また、以下の実施形態の説明に用いる各図面は、説明を分かり易くするため、構成の一部を省略して示している場合がある。また、図示の各要素は、構成を概念的に示すものであり、各部の比率等は、必ずしも厳密に正確なものではなく、また、発明を限定するものではない。
【0010】
また、各図において、XYZ座標系を次のように設定する。鉛直方向をZ方向とする。後述するスキャナ20の読取モジュール70の移動方向をY方向とする。Y方向とZ方向に垂直な方向をX方向とする。X方向は主走査方向である。Y方向は副走査方向である。
(【0011】以降は省略されています)

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