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公開番号2025097019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213067
出願日2023-12-18
発明の名称電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60L 1/00 20060101AFI20250623BHJP(車両一般)
要約【課題】外部充電設備の給電コネクタが電動車両のインレットに接続されている間に、当該外部充電設備からの要求に起因して電動車両で不具合が発生するのを良好に抑制する。
【解決手段】本開示の電動車両は、バッテリと、外部充電設備の給電コネクタが接続されるインレットと、補機バッテリを電源とすると共にバッテリの充電に使用される所定の車載機器と、給電コネクタがインレットに接続されている間に、外部充電設備から周期的に送信される起動要求に応じて所定の車載機器を起動させると共に、起動要求の送信停止に応じて所定の車載機器を停止させる制御装置とを含み、制御装置は、バッテリの充電が停止されると共に給電コネクタがインレットに接続されている間に所定の車載機器の消費電力量を表す物理量が予め定められた閾値以上になったときに、起動要求に応じた所定の車載機器の起動を禁止する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、外部充電設備の給電コネクタが接続されるインレットとを含み、前記外部充電設備から前記給電コネクタを介して前記インレットに供給される電力により前記バッテリを充電可能な電動車両において、
補機バッテリを電源とすると共に前記バッテリの充電に使用される所定の車載機器と、
前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間に、前記外部充電設備から周期的に送信される起動要求に応じて前記所定の車載機器を起動させると共に、前記起動要求の送信停止に応じて前記所定の車載機器を停止させる制御装置であって、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間に前記所定の車載機器の消費電力量を表す物理量が予め定められた閾値以上になったときに、前記起動要求に応じた前記所定の車載機器の起動を禁止する制御装置と、
を備える電動車両。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電動車両において、
前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記所定の車載機器の起動回数である電動車両。
【請求項3】
請求項1に記載の電動車両において、
前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記所定の車載機器の稼働時間である電動車両。
【請求項4】
請求項1に記載の電動車両において、
前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記補機バッテリの放電電力量である電動車両。
【請求項5】
請求項1から4の何れか一項に記載の電動車両において、
前記制御装置は、前記給電コネクタが前記インレットから取り外されたときに、前記起動要求に応じた前記所定の車載機器の起動の禁止を解除すると共に、前記物理量をゼロにリセットする電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、外部充電設備からの電力によりバッテリを充電可能な電動車両に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、バッテリと、演算部および記憶部を有する制御装置とを含み、充電スタンドからの電力によりバッテリを充電可能な車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、規格に準拠していない充電スタンド等におけるバッテリの充電終了後に演算部により充電異常が確認された場合、当該充電異常に関する異常情報や対処制御が充電スタンドのスタンド情報に紐付けして記憶部に記憶される。更に、その後の同一または異なる充電スタンドでのバッテリの充電に際して、制御装置は、記憶部に記憶された対処制御、または異常情報に基づいて設定される対処制御を充電スタンドに要求する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-120445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、外部充電設備からの電力により車両のバッテリが充電される際には、当該外部充電設備の給電コネクタが車両のインレットに接続されてから取り外されるまでの間に、当該外部充電設備から様々な信号が車両に送信される。そして、上述のような車両では、当該車両側で異常と判別されない要求が外部充電設備から送信された場合、車両側で当該要求に応じた処理が実行されることになる。ただし、外部充電設備からの要求の内容によっては、車両側で当該要求に応じた処理が実行されることで、車両側に不具合が生じてしまうおそれもある。
【0005】
そこで、本開示は、外部充電設備の給電コネクタが電動車両のインレットに接続されている間に、当該外部充電設備からの要求に起因して電動車両で不具合が発生するのを良好に抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電動車両は、バッテリと、外部充電設備の給電コネクタが接続されるインレットとを含み、前記外部充電設備から前記給電コネクタを介して前記インレットに供給される電力により前記バッテリを充電可能な電動車両において、補機バッテリを電源とすると共に前記バッテリの充電に使用される所定の車載機器と、前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間に、前記外部充電設備から周期的に送信される起動要求に応じて前記所定の車載機器を起動させると共に、前記起動要求の送信停止に応じて前記所定の車載機器を停止させる制御装置であって、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間に前記所定の車載機器の消費電力量を表す物理量が予め定められた閾値以上になったときに、前記起動要求に応じた前記所定の車載機器の起動を禁止する制御装置とを含むものである。
【0007】
本開示の電動車両は、外部充電設備から給電コネクタを介してインレットに供給される電力によりバッテリを充電可能なものであり、補機バッテリを電源とすると共にバッテリの充電に使用される所定の車載機器と、制御装置とを含む。制御装置は、給電コネクタがインレットに接続されている間に、外部充電設備から周期的に送信される起動要求に応じて所定の車載機器を起動させると共に、起動要求の送信停止に応じて当該所定の車載機器を停止させる。ここで、外部充電設備からの起動要求に応じて車載機器が起動されると、当該所定の車載機器には、外部充電設備により起動要求の送信が停止されるまで、補機バッテリからの電力が供給される。このため、給電コネクタがインレットに接続されたままバッテリの充電が停止されている間に外部充電設備から起動要求が繰り返し送信されると、補機バッテリの残容量が低下し、場合によっては、補機バッテリが過放電状態(バッテリ上がり状態)になってしまうおそれがある。これを踏まえて、本開示の車両の制御装置は、バッテリの充電が停止されると共に外部充電設備の給電コネクタがインレットに接続されている間に所定の車載機器の消費電力量を表す物理量が予め定められた閾値以上になったときに、外部充電設備からの起動要求に応じた所定の車載機器の起動を禁止する。これにより、給電コネクタがインレットに接続されたままバッテリの充電が停止されている間に外部充電設備から起動要求が繰り返し送信されたとしても、補機バッテリが過放電状態(バッテリ上がり状態)にならないように、当該補機バッテリの残容量の低下を抑制することができる。この結果、本開示の電動車両では、外部充電設備の給電コネクタが電動車両のインレットに接続されている間に、当該外部充電設備からの要求に起因して不具合が発生するのを良好に抑制することが可能になる。
【0008】
また、前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記所定の車載機器の起動回数であってもよい。
【0009】
更に、前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記所定の車載機器の稼働時間であってもよい。
【0010】
また、前記物理量は、前記バッテリの充電が停止されると共に前記給電コネクタが前記インレットに接続されている間の前記補機バッテリの放電電力量であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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