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公開番号
2025098485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214635
出願日
2023-12-20
発明の名称
光通信用光路変換部材及びその製造方法
出願人
日本電気硝子株式会社
代理人
弁理士法人大阪フロント特許事務所
主分類
G02B
6/26 20060101AFI20250625BHJP(光学)
要約
【課題】光ファイバと光結合対象部材とを安定して光結合させることができ、しかも実装が容易である、光通信用光路変換部材を提供する。
【解決手段】光ファイバAを保持する保持部4を有する、基体部2と、光ファイバAに入出射する光の光路Cに配置されており、内部を透過した光を反射させることにより、光の光路Cを変換させる、反射部3とを備え、基体部2及び反射部3が、一体成形体により構成されている、光通信用光路変換部材1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光ファイバを保持する保持部を有する、基体部と、
前記光ファイバに入出射する光の光路に配置されており、内部を透過した前記光を反射させることにより、前記光の光路を変換させる、反射部と、
を備え、
前記基体部及び前記反射部が、一体成形体により構成されている、光通信用光路変換部材。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記反射部が、プリズムにより構成されている、請求項1に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項3】
前記プリズムが斜面を有し、
前記プリズムの斜面に、前記プリズムと一体成形体により構成され、前記光の光路を変換させるレンズ状の凸部が設けられている、請求項2に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項4】
前記反射部の反射面に、反射膜が設けられている、請求項1~3のいずれか1項に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項5】
前記基体部の前記保持部が、前記基体部に溝を設けることによって構成されており、前記溝内に前記光ファイバが配置されて保持される、請求項1~3のいずれか1項に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項6】
前記溝が、V形状である、請求項5に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項7】
前記反射部は、前記光ファイバが保持される際に前記光ファイバが延びる方向に配置されており、
前記基体部は、前記反射部の下方に設けられており、前記光の光路に配置される、光路部をさらに有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項8】
前記光路部の前記反射部とは反対側の下面に、前記光路部と一体成形体により構成され、前記光の光路に配置されている、レンズ状の凸部が設けられている、請求項7に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項9】
前記基体部の少なくとも前記光路部を除く下面に、底上げ部が設けられており、前記基体部と前記底上げ部とが一体成形体により構成されている、請求項7に記載の光通信用光路変換部材。
【請求項10】
前記光通信用光路変換部材全体が、ガラスにより構成されている、請求項1~3のいずれか1項に記載の光通信用光路変換部材。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光通信用光路変換部材及び該光通信用光路変換部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、光通信の高速伝送及び大容量化のニーズに対応するために、シリコンフォトニクス(SiPh)を用いた光回路による小型で大容量な光トランシーバが研究開発されている。SiPhと光ファイバとの光結合については、様々な手法があるが、極力簡便でありかつ高い信頼性を有する方法が求められている。
【0003】
下記の特許文献1には、光ファイバと、シリコン基板上に構成されるグレーティングカプラとの間を結合させる光コネクタ部が開示されている。特許文献1では、光コネクタ部が、第1方向に沿ってシングルモード光ファイバを保持するファイバ保持部と、光信号を反射する反射面とを有する光路変換部材と、基板面に垂直な方向に対して傾斜した第2方向に光信号を入出力させるグレーティングカプラが設けられた基板に設けられる中継部材とを備えることが記載されている。また、特許文献1では、光路変換部材が、透明樹脂により構成され、中継部材が、シリカガラスにより構成されることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-030340号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の光コネクタ部のように、光路変換部材と中継部材とが別々の部材として設けられる場合、各部材を実装するのに手間がかかるという問題がある。また、光路変換部材と中継部材とが別々の部材として設けられる場合、経時での温度変化などの環境変化が生じると、各光ファイバ間のピッチと各グレーティングカプラ間のピッチとでピッチずれが生じることがある。その結果、光ファイバとグレーティングカプラとを安定して光結合させることが難しいという問題があり、その信頼性が十分ではなかった。
【0006】
本発明の目的は、光ファイバと光結合対象部材とを安定して光結合させることができ、しかも実装が容易である、光通信用光路変換部材及び該光通信用光路変換部材の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下、上記課題を解決する光通信用光路変換部材及び該光通信用光路変換部材の製造方法の各態様について説明する。
【0008】
本発明の態様1に係る光通信用光路変換部材は、光ファイバを保持する保持部を有する、基体部と、前記光ファイバに入出射する光の光路に配置されており、内部を透過した前記光を反射させることにより、前記光の光路を変換させる、反射部とを備え、前記基体部及び前記反射部が、一体成形体により構成されていることを特徴としている。なお、本発明において、「光ファイバを保持する」とは、例えば、基体部上において、光ファイバを三次元方向に移動することを抑制するだけでなく、二次元方向のみ、或いは一次元方向のみに移動することを抑制する状態も指す。
【0009】
態様1に係る光通信用光路変換部材では、光ファイバを保持する保持部を有する、基体部と、反射部とが、一体成形体により構成されているので、光通信用光路変換部材が複数の部材の組み合わせにより構成されている場合と比較して、各種部品や機器等への実装が容易である。また、態様1に係る光通信用光路変換部材では、基体部と、反射部とが、一体成形体により構成されているので、光通信用光路変換部材が複数の部材の組み合わせにより構成されている場合のように、経時で温度変化などの環境変化が生じた場合においても、部材間の熱膨張係数の差等が原因で生じる光接続のずれが生じ難い。よって、態様1に係る光通信用光路変換部材によれば、光ファイバと光結合対象部材とを安定して光結合させることができる。
【0010】
態様2に係る光通信用光路変換部材では、態様1において、前記反射部が、プリズムにより構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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