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公開番号
2025098519
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214709
出願日
2023-12-20
発明の名称
促進耐候性試験方法及びそれに用いられるペースト
出願人
関西ペイント株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
G01N
17/00 20060101AFI20250625BHJP(測定;試験)
要約
【課題】市場再現性が極めて高く、試験時間の短縮化も可能な、高分子材料の促進耐候性試験方法を提供する。
【解決手段】高分子材料の促進耐候性試験方法であって、試料となる高分子材料の表面に、負荷物質及び水を含むペーストを塗布し、前記試料の表面に前記負荷物質を固着させる第一工程、前記試料を洗浄し、その表面から前記ペーストを除去する第二工程、及び前記試料に対して光を照射する第三工程、を順に含むサイクルを行い、前記負荷物質は層状粘土鉱物を含み、前記ペーストは酸性を示す、促進耐候性試験方法。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
高分子材料の促進耐候性試験方法であって、
試料となる高分子材料の表面に、負荷物質及び水を含むペーストを塗布し、前記試料の表面に前記負荷物質を固着させる第一工程、
前記試料を洗浄し、その表面から前記ペーストを除去する第二工程、及び
前記試料に対して光を照射する第三工程、を順に含むサイクルを行い、
前記負荷物質は層状粘土鉱物を含み、
前記ペーストは酸性を示す、促進耐候性試験方法。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記ペーストは、前記層状粘土鉱物を含む負荷物質としてクレー顔料を含む、請求項1に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項3】
前記負荷物質は、さらに無機塩を含む、請求項1又は2に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項4】
前記無機塩は、ナトリウム塩、マグネシウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、及びアンモニウム塩からなる群より選ばれる少なくとも1種を含む、請求項3に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項5】
前記サイクルは、前記第一工程の前に、ペーストを調製する準備工程を含み、
前記準備工程において、前記ペーストの酸性度の調整を行う、請求項1又は2に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項6】
前記負荷物質は、さらに無機塩を含み、
前記酸性度の調整を、前記無機塩の濃度調整により行う、請求項5に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項7】
前記酸性度の調整を、酸の導入により行う、請求項5に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項8】
前記負荷物質は、さらにカーボン系ダスト、SiO
2
、Fe
2
O
3
、Al
2
O
3
、CaO、MgO、及びTiO
2
からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含む、請求項1又は2に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項9】
前記第一工程において、前記ペーストを塗布した後、加温することにより、前記試料の内部に、酸性を示す前記ペースト中の酸成分及びイオン成分の少なくとも一方を浸透させる、請求項1又は2に記載の促進耐候性試験方法。
【請求項10】
前記第三工程における光の照射を、過酸化水素水の噴霧をしながら行う、請求項1又は2に記載の促進耐候性試験方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、促進耐候性試験方法及びそれに用いられる、促進耐候性試験方法用ペーストに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
高分子塗膜等の高分子材料は、被塗物に対して、防汚性、防水性、防錆性、防食性、耐擦傷性、耐火性、耐熱性、耐薬品性、耐候性等の様々な性能を付与する目的で用いられている。また、対象となる被塗物も、金属、樹脂、炭素材、セラミック等、多岐にわたる。
【0003】
被塗物に塗工された高分子材料は、実使用環境下で徐々に劣化する。当該劣化は、特に屋外で使用される際に顕著であり、太陽光からの熱や紫外線、大気中の汚染物質等が原因として挙げられる。
【0004】
高分子材料の性能の劣化、すなわち、各種性能が初期状態からどのように変化しているかを知る方法として、屋外暴露試験や、市場実績が挙げられる。しかしこれらは年単位の長期の試験期間が必要である。
【0005】
そこで、試験時間の短縮化を目的として、各種促進耐候性試験機を用いた方法も採用されている。しかしながら、これらの試験機を用いた方法は、実際の使用環境下での高分子材料の劣化を完全に再現することは難しい。
【0006】
これに対し、特許文献1には、塗装材の表面に特定濃度の硝酸イオンを含む試験水溶液を付着させて、紫外域における特定照度の光を照射する方法が開示されている。また、特許文献2には、潮解性のある無機塩を表面に付着させた試料を、一定の相対湿度以上の槽内温湿度条件で促進耐候性試験を行う方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-168550号公報
特開2018-96733号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1及び2に記載の方法はいずれも、依然として、実際の使用環境下における劣化の原因となる因子をカバーしきれておらず、市場再現性が低い。また、このような促進耐候性試験機は試験時間が一定以上必要であることから電気代等、非常にコストがかかる。
【0009】
そこで本発明は、市場再現性が極めて高く、試験時間の短縮化も可能な、高分子材料の促進耐候性試験方法を提供することを目的とする。また、上記促進耐候性試験に用いるための、市場再現性が極めて高く、かつ促進性の高いペーストの提供も目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、鋭意検討した結果、負荷物質として層状粘土鉱物を含有するペーストを用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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