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公開番号2025098520
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214710
出願日2023-12-20
発明の名称作業機の変速機構、シフトフォーク、及びシフトフォークの製造方法
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類F16H 63/32 20060101AFI20250625BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】一対のアームを有するシフトフォークの製造コストを抑制する。
【解決手段】変速機構10は、互いに平行なカウンタ軸32及びシフト軸56と、カウンタ軸32に沿って変位可能な第1カップリングスリーブ41及び第2カップリングスリーブ42と、シフト軸56に沿って変位可能なスリーブ53、第1カップリングスリーブ41と係合する第1アーム51、及び、第2カップリングスリーブ42と係合する第2アーム52を有するシフトフォーク50と、を備え、シフトフォーク50は、第1部材50A及び第2部材50Bを結合して構成され、第1部材50Aは、スリーブ53の軸方向一方側を構成する第1スリーブ53A、及び、第1スリーブ53Aに設けられる第1アーム51を含み、第2部材50Bは、スリーブ53の軸方向他方側を構成する第2スリーブ53B、及び、第2スリーブ53Bに設けられる第2アーム52を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
互いに平行な第1軸及び第2軸と、
前記第1軸に沿って変位可能な第1カップリングスリーブ及び第2カップリングスリーブと、
前記第2軸に沿って変位可能なスリーブ、前記スリーブに設けられ前記第1カップリングと係合する第1アーム、及び、前記スリーブに設けられ前記第2カップリングスリーブと係合する第2アームを有するシフトフォークと、
を備える作業機の変速機構であって、
前記シフトフォークは、軸方向一方側を構成する第1部材、及び、軸方向他方側を構成する第2部材を結合して構成され、
前記第1部材は、前記スリーブの軸方向一方側を構成する第1スリーブ、及び、前記第1スリーブに設けられる前記第1アームを含み、
前記第2部材は、前記スリーブの軸方向他方側を構成する第2スリーブ、及び、前記第2スリーブに設けられる前記第2アームを含む、作業機の変速機構。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第1スリーブは、前記第2部材を結合する第1結合部を有し、
前記第2スリーブは、前記第1部材を結合する第2結合部を有し、
前記第1結合部及び前記第2結合部は、互いを結合する、請求項1記載の作業機の変速機構。
【請求項3】
前記第1結合部は、前記第1スリーブの径方向に凸となる第1凸部、及び、前記第1凸部の凸方向と反対の方向へ凹む第1凹部を有し、
前記第2結合部は、前記第2スリーブの径方向に凸となり前記第1凹部と嵌合する第2凸部、及び、前記第2凸部の凸方向と反対の方向へ凹み前記第1凸部と嵌合する第2凹部を有する、請求項2記載の作業機の変速機構。
【請求項4】
前記シフトフォークを前記第2軸の軸方向へ変位させるシフト機構をさらに備え、
前記シフトフォークは、前記シフト機構と係合する係合部を有し、
前記係合部は、前記第1部材及び前記第2部材のうちの何れか一方に設けられる、請求項1又は請求項2記載の作業機の変速機構。
【請求項5】
前記第2軸の軸方向の所定位置に前記シフトフォークを保持するデテント機構をさらに備え、
前記デテント機構は、玉及び弾性部材を含み、
前記第1部材及び前記第2部材のうちの何れか一方は、前記玉及び前記弾性部材を収容する収容部を備える、請求項1又は請求項2記載の作業機の変速機構。
【請求項6】
軸が挿通されるスリーブと、
前記スリーブの軸方向一方側及び軸方向他方側に設けられる一対のアームと、
を備えるシフトフォークであって、
前記シフトフォークは、軸方向一方側を構成する第1部材、及び、軸方向他方側を構成する第2部材を結合して構成され、
前記第1部材は、前記スリーブの軸方向一方側を構成する第1スリーブ、及び、前記第1スリーブに設けられる第1の前記アームを含み、
前記第2部材は、前記スリーブの軸方向他方側を構成する第2スリーブ、及び、前記第2スリーブに設けられる第2の前記アームを含む、シフトフォーク。
【請求項7】
前記第1スリーブは、前記第2部材を結合する第1結合部を有し、
前記第2スリーブは、前記第1部材を結合する第2結合部を有し、
前記第1結合部及び前記第2結合部は、互いを結合する、請求項6記載のシフトフォーク。
【請求項8】
前記第1結合部は、前記第1スリーブの軸方向他方側の端部に設けられると共に、前記第1スリーブの径方向に凸となる第1凸部と、前記第1凸部の凸方向と反対の方向へ凹む第1凹部とを有し、
前記第2結合部は、前記第2スリーブの軸方向一方側の端部に設けられると共に、前記第2スリーブの径方向に凸となり前記第1凹部と嵌合する第2凸部と、前記第2凸部の凸方向と反対の方向へ凹み前記第1凸部と嵌合する第2凹部とを有する、請求項7記載のシフトフォーク。
【請求項9】
前記第1結合部は、前記第1凸部の軸方向他方側の側面である第1面と、前記第1凸部の軸方向一方側の側面でありかつ前記第1凹部の軸方向他方側の側面である第2面と、前記第1凹部の軸方向一方側の側面である第3面とを有し、
前記第2結合部は、前記第2凸部の軸方向一方側の側面である第4面と、前記第2凸部の軸方向他方側の側面でありかつ前記第2凹部の軸方向一方側の側面である第5面と、前記第2凹部の軸方向他方側の側面である第6面とを有し、
前記第1面及び前記第6面、前記第2面及び前記第5面、及び、前記第3面及び前記第4面は、それぞれ対向する、請求項8記載のシフトフォーク。
【請求項10】
前記第1部材及び前記第2部材は、同一形状を有する、請求項6又は請求項7記載のシフトフォーク。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業機の変速機構、シフトフォーク、及びシフトフォークの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示される作業機用の変速機構(トランスミッション)が知られている。前記変速機構は、一対のカップリングスリーブを含む副変速機構を備える。前記副変速機構は、前記一対のカップリングスリーブを同期して変位させることによって、その変位位置に応じた変速段を選択することができる。前記副変速機構は、前記一対のカップリングスリーブを変位させるためのシフトフォークをさらに備える。前記シフトフォークは、一方側のカップリングスリーブに係合する第1アーム、他方側のカップリングスリーブに係合する第2アーム、及び、両アームを連結する円筒状のスリーブを備える。このような構成のシフトフォークは、スリーブを変位させることによって、一対のアームを同期して変位させることができる。なお、特許文献1に示される作業機は、コンバインである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-204635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
鋳造によって一対のアームを有する前記シフトフォークを製造する場合、抜き方向を2方向以上とした複雑な鋳型を用いる必要がある。換言すると、前記シフトフォークは、抜き方向を1方向とした簡易な鋳型を用いて製造することが困難である。このため、一対のアームを有する前記シフトフォークは、コストの抑制が困難である。
【0005】
本開示は、一対のアームを有するシフトフォークの製造コストを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の作業機の変速機構は、互いに平行な第1軸及び第2軸と、前記第1軸に沿って変位可能な第1カップリングスリーブ及び第2カップリングスリーブと、前記第2軸に沿って変位可能なスリーブ、前記スリーブに設けられ前記第1カップリングと係合する第1アーム、及び、前記スリーブに設けられ前記第2カップリングスリーブと係合する第2アームを有するシフトフォークと、を備える作業機の変速機構であって、前記シフトフォークは、軸方向一方側を構成する第1部材、及び、軸方向他方側を構成する第2部材を結合して構成され、前記第1部材は、前記スリーブの軸方向一方側を構成する第1スリーブ、及び、前記第1スリーブに設けられる前記第1アームを含み、前記第2部材は、前記スリーブの軸方向他方側を構成する第2スリーブ、及び、前記第2スリーブに設けられる前記第2アームを含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、一対のアームを有するシフトフォークの製造コストを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る作業機の変速機構を示すスケルトン図である。
図2は、副変速機構を示す部分拡大図である。
図3Aは、シフトフォークを示す模式図である。
図3Bは、シフトフォークを示す模式図である。
図4Aは、組付け前の第1部材及び第2部材を示す分解斜視図である。
図4Bは、組付け前の第1部材及び第2部材を示す分解斜視図である。
図4Cは、シフトフォーク(組付け後の第1部材及び第2部材)を示す斜視図である。
図5は、第1結合部及び第2結合部を示す部分拡大図である。
図6は、第1部材の製造方法の説明図である。
図7は、第2部材の製造方法の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<本開示の実施形態の概要>
以下、本開示の発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本開示の作業機の変速機構は、互いに平行な第1軸及び第2軸と、前記第1軸に沿って変位可能な第1カップリングスリーブ及び第2カップリングスリーブと、前記第2軸に沿って変位可能なスリーブ、前記スリーブに設けられ前記第1カップリングと係合する第1アーム、及び、前記スリーブに設けられ前記第2カップリングスリーブと係合する第2アームを有するシフトフォークと、を備える。前記シフトフォークは、軸方向一方側を構成する第1部材、及び、軸方向他方側を構成する第2部材を結合して構成される。前記第1部材は、前記スリーブの軸方向一方側を構成する第1スリーブ、及び、前記第1スリーブに設けられる前記第1アームを含む。前記第2部材は、前記スリーブの軸方向他方側を構成する第2スリーブ、及び、前記第2スリーブに設けられる前記第2アームを含む。
【0010】
前記構成によれば、抜き方向を1方向とした簡易な鋳型を用いて第1部材及び第2部材を製作すると共に、第1部材及び第2部材を用いてシフトフォークを製造することができる。これにより、一対のアームを有するシフトフォークの製造コストを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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