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公開番号2025099344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215943
出願日2023-12-21
発明の名称クロマトグラフ用チューブ
出願人株式会社フロム
代理人個人,個人
主分類G01N 30/26 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】クロマトグラフの配管に用いる、樹脂チューブを金属チューブで被覆したチューブであって、樹脂チューブ部分が破損し難く、確実にシールを行えるチューブを提供すること。
【解決手段】合成樹脂チューブ2を金属チューブ3で被覆したクロマトグラフ用チューブ1であって、チューブ1の先端は、金属チューブ3から合成樹脂チューブ2が非加工状態で突出しているクロマトグラフ用チューブ1。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが非加工状態で突出していることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが突出し、前記合成樹脂チューブの長手方向に直交する方向の断面形状は、前記金属チューブに被覆されている部分と前記金属チューブから突出した部分で同一であることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項3】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが0.1mm以上0.3mm以下突出していることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項4】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが非加工状態で、0.1mm以上0.3mm以下突出していることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項5】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが0.1mm以上0.3mm以下突出し、前記合成樹脂チューブの長手方向に直交する方向の断面形状は、前記金属チューブに被覆されている部分と前記金属チューブから突出した部分で同一であることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項6】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが0.15mm以上0.25mm以下突出していることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項7】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが非加工状態で、0.15mm以上0.25mm以下突出していることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項8】
合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが0.15mm以上0.25mm以下突出し、前記合成樹脂チューブの長手方向に直交する方向の断面形状は、前記金属チューブに被覆されている部分と前記金属チューブから突出した部分で同一であることを特徴とするクロマトグラフ用チューブ。
【請求項9】
前記金属チューブの外側面には、前記クロマトグラフ用チューブがフィッティングと係合するための係止突起を備えていることを特徴とする請求項1から8のうち何れか1項に記載のクロマトグラフ用チューブ。
【請求項10】
前記合成樹脂チューブはポリエーテルエーテルケトン製であり、前記金属チューブはステンレス製であることを特徴とする請求項1から8のうち何れか1項に記載のクロマトグラフ用チューブ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クロマトグラフ用チューブ及びクロマトグラフ用配管システムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、クロマトグラフの流路を形成するクロマトグラフ用の配管であるチューブは、フェラルとナットを用いてコネクターに接続し、クロマトグラフの構成要素間を接続している(特許文献1)。
【0003】
しかし、フェラルを用いてチューブの配管を行うと、コネクターとの接続部分にデッドボリュームが生じやすくなり、クロマトグラムに影響を及ぼすという問題点があった。又、フェラルを用いてチューブの配管を行うと、フェラルとコネクター間のシールする面積が広く、シール漏が生じやすいという問題点があった。又、接続時に、チューブをフェラル及びナットの貫通孔に挿入し、ナットを締め付け工具等を用いて連結する必要があるので、接続が煩雑であり、強い力を必要とするという問題点があった。
【0004】
又、フェラルを用いないでチューブの配管を行う構成として、変形可能な内側被覆部を取り囲む硬質材料の外側被覆部を有する毛細管を用いるプラグユニットが提案されている。このプラグユニットは、毛細管の前方端部領域に変形可能なリング状の密閉部材を備え、内側被覆部が外側被覆部から突出すると共に、内側被覆部は、半径方向で外側に向かって伸張する前方端部領域を有し、前方端部領域は、単独で又は密閉部材と共に、密閉作用を発生させる。そして、プラグユニットは、更に、毛細管を被覆し、密閉部材と当接する押圧体と、毛細管及び押圧体をブシュユニットに連結するためのプラグ筐体を備え、プラグ筐体をブシュユニットにねじ込んで毛細管をプラグ筐体に接続する構成が提案されている(特許文献2)。
【0005】
又、引用文献2に記載の発明では、金属チューブの端面の開口の縁を面取りされた形状として、内側被覆部の前方端部領域、言い換えればフランジ部が押圧されたときの負荷が特定の部分に集中し難くしているが、面取りの加工を精度よく施すことは容易ではなく、又、フランジ部が樹脂製の密閉部材によって支持されているので、十分な耐圧性能を保持出来ないとして、流路の内壁が樹脂チューブで構成され、その外周面が金属チューブで被覆されている配管が提案されている。具体的には、配管は、樹脂チューブより硬質の材料で構成された、第1部材と第2部材を備えた、先端部が面取りされた端部延長部材によって金属チューブが延長され、樹脂チューブは、金属チューブ及び端部延長部材から突出して、面取りされた形状に沿って折り曲げられて、配管の端部にフランジ部が形成されている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-84355号公報
特許第5755704号公報
特開2022-173696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように、フェラルを用いてチューブの配管を行うと、シール漏が生じやすい、又、部品点数が多く、接続が煩雑で、強い力を必要とするという問題点があった。
【0008】
又、特許文献2及び特許文献3に記載の発明では、金属チューブから樹脂チューブが長く突出して、外側に向かって延長してフランジを形成しているため、又、折り曲げ加工がされているため、樹脂チューブ本来の厚さ、強度を有さなくなっているので、たとえ面取りが行われていても、樹脂チューブ部分が破損し易く、シール漏れを生じやすいという問題点があった。又、チューブ自体の部品点数が多く、構造が複雑であり、内径が非常に小さいチューブとして精度よく組立、製造することは困難であるという問題点があった。又、特許文献3に記載の発明では、チューブ自体の部品及び配管するための部品の点数が多く、構造が複雑で、接続が煩雑であるという問題点があった。
【0009】
そこで、本発明は、クロマトグラフの配管において、フェラルを用いないで、簡単な構成で容易に、少しの力で接続することが出来ることを目的の一つとする。又、クロマトグラフの配管に用いる、樹脂チューブを金属チューブで被覆したチューブであって、樹脂チューブ部分が破損し難く、確実にシールを行えるチューブを提供することを目的の一つとする。又、クロマトグラフの配管に用いる、樹脂チューブを金属チューブで被覆したチューブであって、チューブ自体の部品点数が少なく、構造が単純で、容易に組立、製造できるチューブを提供することを目的の一つとする。又、クロマトグラフの配管において、チューブ自体の部品及び配管するための部品の点数が少なく、接続が容易である配管システムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
以上のような課題を解決するための本発明は、合成樹脂チューブを金属チューブで被覆したクロマトグラフ用チューブであって、チューブの先端は、前記金属チューブから前記合成樹脂チューブが非加工状態で突出しているクロマトグラフ用チューブである。
(【0011】以降は省略されています)

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