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公開番号2025100033
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217113
出願日2023-12-22
発明の名称濃度測定装置、分離システム及び濃度測定方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01N 21/77 20060101AFI20250626BHJP(測定;試験)
要約【課題】ポリエステルに含まれる不純物の濃度を適切に測定する。
【解決手段】濃度測定装置は、カルボン酸由来のモノマーにポリエステルが溶解したポリエステル溶液と、ポリエステル以外の成分である不純物とを含む溶解液に所定量の不純物を添加する不純物添加部と、不純物が添加された後の溶解液である添加溶解液中の、不純物の濃度を検出する濃度検出部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
カルボン酸由来のモノマーにポリエステルが溶解したポリエステル溶液と、前記ポリエステル以外の成分である不純物とを含む溶解液に、所定量の不純物を添加する不純物添加部と、
前記不純物が添加された後の前記溶解液である添加溶解液中の、前記不純物の濃度を検出する濃度検出部と、
を備える、
濃度測定装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の濃度測定装置と、
前記溶解液が貯留されて、前記溶解液から重力により前記不純物を分離する貯留部と、を有し、
前記不純物添加部は、前記貯留部から排出された前記溶解液に、前記不純物を添加する、
分離システム。
【請求項3】
ポリエステルを含むポリエステル原料と、カルボン酸由来のモノマーとが導入されて、前記溶解液を生成する溶解部を更に有し、
前記貯留部は、前記溶解部に接続されて、前記溶解部から前記溶解液が導入される、請求項2に記載の分離システム。
【請求項4】
前記貯留部に接続され、前記貯留部から排出された前記溶解液に存在する前記不純物を、前記溶解液から除去する吸着塔と、
前記吸着塔の下流側に接続されて、前記吸着塔から排出された前記溶解液が流れる循環管とを更に有し、
前記不純物添加部は、前記循環管に接続されて、前記循環管を流れる前記溶解液に前記不純物を添加し、
前記濃度検出部は、前記循環管に接続されて、前記循環管を流れる前記添加溶解液中の、前記不純物の濃度を検出する、請求項2又は請求項3に記載の分離システム。
【請求項5】
前記循環管は、前記吸着塔の上流に接続されて、前記添加溶解液を前記吸着塔の上流に戻す、請求項4に記載の分離システム。
【請求項6】
前記濃度検出部は、前記添加溶解液の色、又は、前記添加溶解液に照射した光の透過度合いに基づき、前記添加溶解液の前記不純物の濃度を検出する、請求項2又は請求項3に記載の分離システム。
【請求項7】
前記不純物は、顔料及び染料の少なくとも一方である、請求項2又は請求項3に記載の分離システム。
【請求項8】
カルボン酸由来のモノマーにポリエステルが溶解したポリエステル溶液と、前記ポリエステル以外の成分である不純物とを含む溶解液に、所定量の不純物を添加するステップと、
前記不純物が添加された後の前記溶解液である添加溶液中の不純物の濃度を検出するステップと、
を含む、
濃度測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、濃度測定装置、分離システム及び濃度測定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、ポリエステルをリサイクルするために、ポリエステルから不純物を分離する必要がある。特許文献1には、ポリエステルに含まれるアルデヒド、ケトンの定量分析に用いうる溶液の調整方法と、ポリエステルに含まれるアルデヒド、ケトンの絶対量を定量する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-351838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
処理対象となるポリエステルに含まれる不純物を除去する際には、不純物が適切に除去されるかを確認するために、不純物の濃度を測定する場合がある。しかしながら、ポリエステルには、ポリエステルと類似する成分の不純物が含まれる場合があり、不純物の濃度を測定するのが困難となるおそれがある。従って、ポリエステルに含まれる不純物の濃度を適切に測定することが求められている。
【0005】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、ポリエステルに含まれる不純物の濃度を適切に測定可能な、濃度測定装置、分離システム及び濃度測定方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る濃度測定装置は、カルボン酸由来のモノマーにポリエステルが溶解したポリエステル溶液と、前記ポリエステル以外の成分である不純物とを含む溶解液に、所定量の不純物を添加する不純物添加部と、前記不純物が添加された後の前記溶解液である添加溶解液中の、前記不純物の濃度を検出する濃度検出部と、を備える。
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る分離システムは、上記濃度測定装置と、前記溶解液が貯留されて、前記溶解液から重力により前記不純物を分離する貯留部と、を有し、前記不純物添加部は、前記貯留部から排出された前記溶解液に、前記不純物を添加する。
【0008】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る濃度測定方法は、カルボン酸由来のモノマーにポリエステルが溶解したポリエステル溶液と、前記ポリエステル以外の成分である不純物とを含む溶解液に、所定量の不純物を添加するステップと、前記不純物が添加された後の前記溶解液である添加溶液中の不純物の濃度を検出するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、ポリエステルに含まれる不純物の濃度を適切に測定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態におけるポリエステルのリサイクル工程の模式図である。
図2は、第1実施形態に係る分離システムの模式図である。
図3は、分離システムの動作フローを説明するフローチャートである。
図4は、第2実施形態の係る分離システムの一部模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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