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公開番号2025100061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217151
出願日2023-12-22
発明の名称作業機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類E02F 9/00 20060101AFI20250626BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】機械室に入り込んだ粉塵を効率良く除去できる作業機械を提供する。
【解決手段】エンジン(30)と、エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置(31)と、冷却ファン(52)を含む冷却ユニット(50)と、機械室(13)と、を備え、機械室は、エンジン及び排気ガス浄化装置を収容する第1収容部(13A)と、第1収容部と隔壁(40)により仕切られ、冷却ユニットを収容する第2収容部(13B)と、を有する作業機械において、冷却ファンの吐出側から第1収容部に空気を導く第1のダクト(60)と、第1収容部から冷却ファンの吸入側に空気を導く第2のダクト(65)と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置と、冷却ファンを含む冷却ユニットと、機械室と、を備え、
前記機械室は、前記エンジン及び前記排気ガス浄化装置を収容する第1収容部と、前記第1収容部と隔壁により仕切られ、前記冷却ユニットを収容する第2収容部と、を有する作業機械において、
前記冷却ファンの吐出側から前記第1収容部に空気を導く第1のダクトと、
前記第1収容部から前記冷却ファンの吸入側に空気を導く第2のダクトと、を備えた
ことを特徴とする作業機械。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
請求項1に記載の作業機械において、
前記第1のダクトは、前記第2のダクトより高い位置、かつ、前記第2のダクトと車幅方向において離れた位置に設けられる
ことを特徴とする作業機械。
【請求項3】
請求項2に記載の作業機械において、
前記第2のダクトは、前記第2のダクトを流れる空気の流れ方向において、上流側から下流側に向かって下り勾配で設けられる
ことを特徴とする作業機械。
【請求項4】
請求項2に記載の作業機械において、
前記第1のダクトの出口は、前記排気ガス浄化装置の上方に配置され、
前記第2のダクトの入口は、前記排気ガス浄化装置の下方に配置される
ことを特徴とする作業機械。
【請求項5】
請求項1に記載の作業機械において、
前記冷却ファンのまわりを取り囲むファンシュラウドを備え、
前記ファンシュラウドは、
前記第1のダクトの入口が接続される第1孔と、
前記第2のダクトの出口が接続される第2孔と、
前記第1孔の近傍および前記第2孔の近傍の少なくとも一方に設けられる導風板と、を有する
ことを特徴とする作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ホイールローダ等の作業機械に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
本技術分野の背景技術として、例えば特許文献1に記載のホイールローダは、エンジン、排気ガス後処理装置、エンジン室(機械室)、冷却ファン、冷却ユニット、及び第1排出配管を備えている。排気ガス後処理装置は、ディーゼル微粒子捕集フィルタ装置、選択触媒還元装置、接続管、及び噴射装置を有しており、第1排出配管は、噴射装置周囲の空気を吸い込む一方端と、冷却ファンと冷却ユニットとの間に位置する他方端とを有する構成となっている。そして、この構成によれば、第1排出配管が噴射装置の周囲の空気を吸い込むことで、外部の空気が噴射装置に入り込み、この外部からの空気によって噴射装置を冷却することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5635694号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ホイールローダ等の作業機械は、劣悪な環境下で使用されることが多く、大抵の場合、空中に粉塵が舞っているような環境下で作業が行われる。そのような劣悪な環境下において、特許文献1に記載のホイールローダを使用した場合、外部から取り込まれた粉塵が噴射装置に堆積し、あるいはエンジン室内に堆積する可能性がある。しかしながら、特許文献1では、外部からエンジン室に入り込んだ粉塵を除去することについて何ら言及されておらず、この点において改善の余地がある。
【0005】
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたもので、その目的は、機械室に入り込んだ粉塵を効率良く除去できる作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、エンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置と、冷却ファンを含む冷却ユニットと、機械室と、を備え、前記機械室は、前記エンジン及び前記排気ガス浄化装置を収容する第1収容部と、前記第1収容部と隔壁により仕切られ、前記冷却ユニットを収容する第2収容部と、を有する作業機械において、前記冷却ファンの吐出側から前記第1収容部に空気を導く第1のダクトと、前記第1収容部から前記冷却ファンの吸入側に空気を導く第2のダクトと、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係る作業機械によれば、機械室に入り込んだ粉塵を効率良く除去できる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るホイールローダの外観側面図である。
機械室の内部構成を示す斜視図である。
機械室の内部構成を示す平面図である。
機械室の内部構成を示す側面図である。
変形例1に係る冷却ユニットの斜視図である。
図5のA部を拡大して示す要部拡大斜視図である。
図5のB部を拡大して示す要部拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
まず、本発明に係る作業機械の代表例であるホイールローダ1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係るホイールローダ1の外観側面図である。
【0010】
ホイールローダ1は、車体が中心付近で中折れすることにより操舵されるアーティキュレート式の作業車両であって、車体の前部となる前フレーム1Aと車体の後部となる後フレーム1Bとが、センタジョイント3によって左右方向に回動自在に連結されており、前フレーム1Aが後フレーム1Bに対して左右方向に屈折する。なお、以下の説明において、車体の左右方向のうち、前進方向に対する左側の方向を「左方向」とし、前進方向に対する右側の方向を「右方向」とする(図3参照)。
(【0011】以降は省略されています)

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