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公開番号2025100233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217449
出願日2023-12-22
発明の名称スコップ
出願人大仲建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 3/02 20060101AFI20250626BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】肉体的な作業負担を軽減しつつ、効率的に対象物を除去できるスコップを提供する。
【解決手段】スコップ1は、軸状の柄部21の一端に掬い部22を有するスコップ部材2と、一端に取っ手部33を有するとともに、他端に地面で支えられる軸端部32を有する支軸部材3と、スコップ部材2の柄部21と支軸部材3とを連結する連結部材4と、を備え、スコップ部材2と支軸部材3は、互いに回転自在に連結部材4により連結されているとともに、スコップ部材2はその軸回りに回転可能に支持されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸状の柄部の一端に掬い部を有するスコップ部材と、支軸部材と、前記スコップ部材の前記柄部と前記支軸部材とを連結する連結部材と、を備え、
前記スコップ部材と前記支軸部材は、互いに回転自在に前記連結部材により連結されているとともに、前記スコップ部材はその軸回りに回転可能に支持されていることを特徴とするスコップ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記スコップ部材は、前記連結部材に把持される軸受部材によって軸回りに回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載のスコップ。
【請求項3】
前記柄部は外径寸法が他よりも小さい小径部を有するとともに、該小径部の両側に段差形状部を有しており、前記軸受部材は前記一対の段差形状部の間の前記小径部に装着されていることを特徴とする請求項2記載のスコップ。
【請求項4】
前記軸受部材は、互いに離間した一対の転がり軸受と、前記転がり軸受を内側に収容するとともに前記連結部材に把持される筒状部材とを有していることを特徴とする請求項2または請求項3記載のスコップ。
【請求項5】
前記軸受部材において、前記各転がり軸受の外側に向く軸方向開口部が円環部でそれぞれ覆われていることを特徴とする請求項4記載のスコップ。
【請求項6】
前記支軸部材は、一端に取っ手部を有するとともに、他端に地面で支えられる軸端部を有し、前記取っ手部を操作して、前記支軸部材を地面から立ち上げた姿勢から前傾姿勢に変化させることで、前記掬い部が前方に移動し対象物を掬い取り可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載のスコップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スコップに関し、特に、側溝などの水路に堆積した排水汚泥や平地などに堆積した土砂などの除去に適したスコップに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
田畑の周りや、道路脇、家屋の周りに設けられた側溝などの水路には、農業排水、道路や建物からの排水などが流れこみ、泥土などが堆積して排水汚泥となる。排水汚泥は、放置すると排水に支障をきたすため、個人や事業者、自治体によって排水汚泥を除去する除去作業が行われている。一般に除去作業には、剣先スコップや角スコップが使用されている。
【0003】
農業用水路には、特に田畑などから泥土が流れ込みやすいことから、排水汚泥が堆積しやすい。また、田畑の周りには雑草が多量に生えている場合が多い。これらの雑草が刈り取られるなどされた草類は農業用水路に落ちやすく、泥土と絡み合うことで排水汚泥の除去作業が行いづらくなる。
【0004】
例えば、特許文献1には、排水汚泥などの清掃並びに雑草を切断除去する作業性を簡易かつ効率よく向上させることを目的として、側溝清掃用汎用シャベルが提案されている。このシャベルは、すくい部に特徴を有するものであり、当該すくい部は、底面部と、この底面部の先端の略中央に略V字状の切り欠きを有する刃先部と、底面部の周縁に立設された側壁面部と、柄部への接続部を備えている。このシャベルは、例えば、略V字状の切り欠きを有する構造としているので、粘土質の固い塊や、草の根などを切断する場合も、両側から挟み込むように切削するため、安定し左右に振られないなどとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6280598号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1のように、排水汚泥などの除去作業において、効率化の観点から用具の改良が進められている。しかし、排水汚泥や土砂といった対象物は重く、また草類が絡み合ったり、固い塊となっていたりする場合があり、排水汚泥などを掬い上げる作業は、肉体的に大変な作業である。特に、この作業は中腰の姿勢での作業が多く、腰への負担も非常に大きい。
【0007】
一方で、高齢化が進む日本において、農業従事者の高齢化も問題になっている。農作物の生育や品質によって水の管理は重要であるところ、上記のように農業用水路における排水汚泥の除去作業は大変であり、高齢化率の高い農業分野において、このような作業における作業負担の軽減が求められている。
【0008】
本発明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、肉体的な作業負担を軽減しつつ、効率的に対象物を除去できるスコップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のスコップは、軸状の柄部の一端に掬い部を有するスコップ部材と、支軸部材と、上記スコップ部材の上記柄部と上記支軸部材とを連結する連結部材と、を備え、上記スコップ部材と上記支軸部材は、互いに回転自在に上記連結部材により連結されているとともに、上記スコップ部材はその軸回りに回転可能に支持されていることを特徴とする。
【0010】
本発明において、「スコップ」とは、汚泥や土砂などを掬い上げる用具の概念として使用しており、「シャベル」と呼ばれるものも包含される。
(【0011】以降は省略されています)

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