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公開番号2025091978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207569
出願日2023-12-08
発明の名称減速装置
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人広和特許事務所
主分類F16H 1/28 20060101AFI20250612BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】 第1の太陽歯車とスラストプレートとを一体回転させることにより、スラストプレートの摩耗を抑制できるようにする。
【解決手段】 第1の太陽歯車18と第1のキャリア21との間に位置して回転軸17の周囲に設けられたスラストプレート25を備えている。このスラストプレート25は、第1の太陽歯車18側に位置して第1の太陽歯車18の歯18Aと回転方向で係合する係合部25Eと、第1の太陽歯車18と反対側に位置して第1のキャリア21と摺接する摺接面25Fと、を備えている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
回転源を収容した固定側ハウジングと、
前記固定側ハウジングに対して回転可能に設けられ前記回転源によって駆動される回転側ハウジングと、
前記回転側ハウジング内に収容され前記回転源の回転を減速する遊星歯車減速機構と、
を備え、
前記遊星歯車減速機構は、
前記回転側ハウジング内を軸方向に延びて配置され軸方向の一側が前記回転源の出力軸に結合される回転軸と、
前記回転軸の軸方向の他側に設けられた第1の太陽歯車と、
前記第1の太陽歯車と前記回転側ハウジングの内周側に設けられた内歯車とに噛合することによって自転しつつ前記第1の太陽歯車の周囲を公転する複数の第1の遊星歯車と、
前記複数の第1の遊星歯車を回転可能に支持する第1のキャリアと、
前記第1の太陽歯車と前記第1のキャリアとの間に位置して前記回転軸の周囲に設けられたスラストプレートと、
を備えてなる減速装置において、
前記スラストプレートは、
前記第1の太陽歯車側に位置して前記第1の太陽歯車の歯と回転方向で係合する係合部と、
前記第1の太陽歯車と反対側に位置して前記第1のキャリアと摺接する摺接面と、
を備えていることを特徴とする減速装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の減速装置において、
前記回転軸が挿通される円筒体からなり前記出力軸と前記第1の太陽歯車との間に配置された第2の太陽歯車を備え、
前記第1のキャリアの内周側には、前記第2の太陽歯車の歯にスプライン結合される雌スプラインが設けられ、
前記スラストプレートと前記第1のキャリアの前記雌スプラインとのうち、少なくとも一方には、前記スラストプレートと前記雌スプラインとの接触を回避するための逃げ部が設けられていることを特徴とする減速装置。
【請求項3】
請求項1に記載の減速装置において、
前記回転軸が挿通される円筒体からなり前記出力軸と前記第1の太陽歯車との間に配置された第2の太陽歯車を備え、
前記第2の太陽歯車は、他端面が前記スラストプレートに当接されていることを特徴とする減速装置。
【請求項4】
請求項1に記載の減速装置において、
前記スラストプレートの前記係合部は、前記第1の太陽歯車の前記歯が嵌る係合凹部であることを特徴とする減速装置。
【請求項5】
請求項1に記載の減速装置において、
前記スラストプレートの前記係合部は、前記第1の太陽歯車の前記歯間の溝に係合する係合凸部であることを特徴とする減速装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、油圧ショベル、油圧クレーン、ホイールローダ、ダンプトラック等の建設機械の走行装置等に好適に用いられる減速装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、油圧ショベル等のクローラ式の建設機械の下部走行体は、左右のサイドフレームを有するトラックフレームと、左右のサイドフレームの長手方向の一側に設けられる走行装置と、走行装置に設けられた駆動輪(スプロケット)と、各サイドフレームの長手方向の他側に設けられる遊動輪と、駆動輪と遊動輪とに巻回される履帯と、を含んで構成されている。
【0003】
油圧ショベルの走行装置は、通常、回転源となる油圧モータと、油圧モータの回転を減速して出力する減速装置と、からなる。この減速装置は、油圧モータを収容した固定側ハウジングと、固定側ハウジングに対して回転可能に設けられ油圧モータによって駆動される回転側ハウジングと、回転側ハウジング内に収容され油圧モータの回転を減速する遊星歯車減速機構と、を備えている。
【0004】
遊星歯車減速機構は、回転側ハウジング内を軸方向に延びて配置され軸方向の一側が油圧モータの出力軸に結合される回転軸と、回転軸の軸方向の他側に設けられた第1の太陽歯車と、第1の太陽歯車と回転側ハウジングの内周側に設けられた内歯車とに噛合することによって自転しつつ第1の太陽歯車の周囲を公転する複数の第1の遊星歯車と、複数の第1の遊星歯車を回転可能に支持する第1のキャリアと、を備えている。
【0005】
また、第1の太陽歯車と第1のキャリアとの間には、第1の太陽歯車、第1のキャリアの軸方向の位置を規制するスラストプレートが設けられている。スラストプレートは、回転軸の周囲に設けられている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-167045号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1の発明は、第1の太陽歯車の周囲に設けられた歯の端面とスラストプレートとが回転方向で摺接する構造になっているから、その回転方向の摺接によりスラストプレートが摩耗してしまうという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、第1の太陽歯車とスラストプレートとを一体回転させることにより、スラストプレートの摩耗を抑制できるようにした減速装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、回転源を収容した固定側ハウジングと、前記固定側ハウジングに対して回転可能に設けられ前記回転源によって駆動される回転側ハウジングと、前記回転側ハウジング内に収容され前記回転源の回転を減速する遊星歯車減速機構と、を備え、前記遊星歯車減速機構は、前記回転側ハウジング内を軸方向に延びて配置され軸方向の一側が前記回転源の出力軸に結合される回転軸と、前記回転軸の軸方向の他側に設けられた第1の太陽歯車と、前記第1の太陽歯車と前記回転側ハウジングの内周側に設けられた内歯車とに噛合することによって自転しつつ前記第1の太陽歯車の周囲を公転する複数の第1の遊星歯車と、前記複数の第1の遊星歯車を回転可能に支持する第1のキャリアと、前記第1の太陽歯車と前記第1のキャリアとの間に位置して前記回転軸の周囲に設けられたスラストプレートと、を備えてなる減速装置において、前記スラストプレートは、前記第1の太陽歯車側に位置して前記第1の太陽歯車の歯と回転方向で係合する係合部と、前記第1の太陽歯車と反対側に位置して前記第1のキャリアと摺接する摺接面と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、第1の太陽歯車とスラストプレートとを一体回転させることができ、スラストプレートの摩耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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