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公開番号
2025085298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199080
出願日
2023-11-24
発明の名称
ダンプトラック
出願人
日立建機株式会社
代理人
弁理士法人広和特許事務所
主分類
B62D
21/16 20060101AFI20250529BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】車体重量を増加させることなく、燃料タンクの容量を十分に確保する。
【解決手段】ダンプトラック1の車体フレーム13は、左外側板14Aと、右外側板15Aと、左外側板14Aと右外側板15Aの上端間を連結する上板18と、左外側板14Aと右外側板15Aの下端間を連結する下板19と、上板18と下板19との間に配置され左外側板14Aと左右方向で対向する左内側板14Bと、上板18と下板19との間に配置され右外側板15Aと左右方向で対向する右内側板15Bとを備える。左貯油タンク36は、左外側板14A、左内側板14B、上板18および下板19に囲まれて構成され、作動油給油40および作動油吐出口41が設けられる。右貯油タンク37は、右外側板15A、右内側板15B、上板18および下板19に囲まれて構成され、加圧式燃料給油口46および燃料吐出口48が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
車輪が取付けられる車体フレームと、前記車体フレームに起伏可能に取付けられた荷台とを備え、
前記車体フレームは、
左右方向の左側に配置され前後方向に延びる左外側板と、
左右方向の右側に配置され前後方向に延びる右外側板と、
前記左外側板と前記右外側板の上端間を連結する上板と、
前記左外側板と前記右外側板の下端間を連結し前記上板と上下方向で対向する下板と、
前記上板と前記下板との間に配置され前記左外側板と左右方向で対向しつつ前後方向に延びる左内側板と、
前記上板と前記下板との間に配置され前記右外側板と左右方向で対向しつつ前後方向に延びる右内側板と、を含んで構成してなるダンプトラックにおいて、
前記左外側板、前記左内側板、前記上板および前記下板に囲まれて内部に油液を貯留するための密閉構造を有し、油液の給油口および吐出口が設けられた左貯油タンクが構成されており、
前記右外側板、前記右内側板、前記上板および前記下板に囲まれて内部に油液を貯留するための密閉構造を有し、油液の給油口および吐出口が設けられた右貯油タンクが構成されていることを特徴とするダンプトラック。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記左内側板の後端と前記右内側板の後端との間を連結し、上端が前記上板に連結されると共に下端が前記下板に連結される後端板を備え、
前記左内側板と前記右内側板との間には、前記後端板よりも前側の位置で前記左内側板と前記右内側板との間を連結し、上端が前記上板に連結されると共に下端が前記下板に連結される中間板が設けられ、
前記左内側板、前記右内側板、前記上板、前記下板、前記後端板および前記中間板により、前記左貯油タンクおよび前記右貯油タンクのいずれか一方に連通する中間貯油タンクが構成されていることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
【請求項3】
前記車体フレームには、
油圧ポンプを駆動するエンジンと、
前記油圧ポンプから吐出した作動油が供給される油圧アクチュエータとが搭載され、
前記エンジンに供給される燃料は、前記左貯油タンクおよび前記右貯油タンクのうち一方に貯留され、
前記油圧アクチュエータに供給される作動油は、前記左貯油タンクおよび前記右貯油タンクのうち他方に貯留されることを特徴とする請求項1に記載のダンプトラック。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、例えば露天堀りの採掘場、鉱山等で採掘した砕石物を運搬するのに好適に用いられるダンプトラックに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、露天掘りの採掘場や鉱山等においては、油圧ショベルを用いて鉱物等の砕石物を掘削し、掘削した砕石物をダンプトラックに積載して荷下し場まで運搬する作業が行われる。ダンプトラックは、前輪および後輪が取付けられる車体フレームと、車体フレームの後側を支点として上下方向に回動可能に取付けられた荷台(ベッセル)とを含んで構成されている。
【0003】
ダンプトラックは、燃料タンクの容量を増大して走行距離を増やしたいという要求がある。一方、ダンプトラックは、荷台への積載量を増やすために、車体の重量を可及的に減らすことが要求されている。燃料タンクの容量を増大することは、車体重量の増加に直結するため、車体重量を減らして荷台への積載量を増やす要求とは相反する。ダンプトラックは、一般に、車体フレームの左右方向の一方に作動油タンクが取付けられ、左右方向の他方に燃料タンクが取付けられる。また、特許文献1には、作動油タンク上に補助燃料タンクが配置され、燃料タンク(主燃料タンク)と補助燃料タンクとを連通管を介して接続したダンプトラックが提案されている。
【0004】
特許文献1によるダンプトラックは、連通管を介して接続された燃料タンク(主燃料タンク)の上面と補助燃料タンクの上面とを同じ高さ位置に配置することにより、燃料タンク内の燃料と補助タンク内の燃料を同量ずつ減少させる。このように、車体の左右の重量を均等に減少させることにより、燃料消費に伴う車体重量の変化に関わらず車体の左右の重量バランスを良好に保つことができる構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
WO2014/080714
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のダンプトラックは、車体の左右方向の重量バランスを保ちながら燃料タンクの容量を増大することにより、走行距離を増やことができる。しかし、燃料タンクの容量が増大するのに伴って車体重量が増えるため、その分、荷台の積載量は減少してしまうことになる。
【0007】
さらに、作動油タンクおよび燃料タンクは、それぞれ前輪と後輪との間に位置して車体フレームの左右方向の側面に取付けられている。このため、車体に搭載された油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ、車体フレームに対して荷台を回動させるホイストシリンダ等に対するメンテナンスを行うときに、作動油タンクおよび燃料タンクによって作業スペースが制限され、メンテナンスの作業性が低下するという問題がある。
【0008】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車体重量を増加させることなく、燃料タンクの容量を十分に確保することができるようにしたダンプトラックを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、車輪が取付けられる車体フレームと、前記車体フレームに起伏可能に取付けられた荷台とを備え、前記車体フレームは、左右方向の左側に配置され前後方向に延びる左外側板と、左右方向の右側に配置され前後方向に延びる右外側板と、前記左外側板と前記右外側板の上端間を連結する上板と、前記左外側板と前記右外側板の下端間を連結し前記上板と上下方向で対向する下板と、前記上板と前記下板との間に配置され前記左外側板と左右方向で対向しつつ前後方向に延びる左内側板と、前記上板と前記下板との間に配置され前記右外側板と左右方向で対向しつつ前後方向に延びる右内側板と、を含んで構成してなるダンプトラックにおいて、前記左外側板、前記左内側板、前記上板および前記下板に囲まれて内部に油液を貯留するための密閉構造を有し、油液の給油口および吐出口が設けられた左貯油タンクが構成されており、前記右外側板、前記右内側板、前記上板および前記下板に囲まれて内部に油液を貯留するための密閉構造を有し、油液の給油口および吐出口が設けられた右貯油タンクが構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車体フレームを構成する左外側板、左内側板、上板および下板を利用して左貯油タンクが形成され、右外側板、右内側板、上板および下板を利用して右貯油タンクが形成される。これにより、車体フレームへの貯油タンクの取付けが不要となり、車体重量を増加させることなく、燃料タンクの容量を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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