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公開番号2025100113
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217234
出願日2023-12-22
発明の名称高炉操業方法、高炉操業制御装置、高炉操業制御プログラム
出願人日本製鉄株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C21B 5/00 20060101AFI20250626BHJP(鉄冶金)
要約【課題】高炉内の粉量の推定精度を高めることにより、高炉の生産効率の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】高炉操業方法は、高炉10の炉頂から排出される排ガスG2の粉濃度を測定し、測定された粉濃度が閾値以上の場合に、高炉10の操業条件を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
高炉の炉頂から排出される排ガスの粉濃度を測定し、
測定された前記粉濃度が閾値以上の場合に、前記高炉の操業条件を変更する、
高炉操業方法。
続きを表示（約 520 文字）【請求項２】
測定された前記粉濃度と前記閾値との差分に基づいて、前記操業条件の変更量を変更する、
請求項１に記載の高炉操業方法。
【請求項３】
前記操業条件の変更後に、前記炉頂から排出される排ガスの粉濃度を変更後粉濃度として測定し、
測定された前記変更後粉濃度が前記閾値以上の場合に、前記操業条件をさらに変更する、
請求項１又は請求項２に記載の高炉操業方法。
【請求項４】
前記操業条件は、高炉内を上昇する炉内ガスの流速、前記高炉内の熱流比、及び前記高炉内に装入する高炉原料の粉率の少なくとも一つを含む、
請求項１に記載の高炉操業方法。
【請求項５】
高炉の炉頂から排出される排ガスの粉濃度を測定し、
測定された前記粉濃度が閾値以上の場合に、前記高炉の操業条件を変更する、
処理を実行する制御部を含む高炉操業制御装置。
【請求項６】
高炉の炉頂から排出される排ガスの粉濃度を測定し、
測定された前記粉濃度が閾値以上の場合に、前記高炉の操業条件を変更する、
処理をコンピュータに実行させる高炉操業制御プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、高炉操業方法、高炉操業制御装置、高炉操業制御プログラムに関する。
続きを表示（約 920 文字）【背景技術】
【０００２】
高炉の炉頂から排出されるガス中のダスト濃度を連続的に測定し、測定されたダスト濃度に基づいて、炉壁に付着する付着物の剥離を検知する方法がある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平６－３４６１２４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、高炉内において、高炉原料等の粉量が増加すると、例えば、高炉内の通気性が悪化し、高炉の生産効率が低下する可能性がある。
【０００５】
この対策として、例えば、炉頂から高炉内に装入される高炉原料の粉率を測定し、測定された高炉原料の粉率に基づいて高炉内の粉量を推定することが考えられる。そして、推定された高炉内の粉量に基づき、高炉の生産効率が低下しないように、高炉の操業条件を変更する。
【０００６】
しかしながら、高炉内の粉は、炉頂から高炉原料と共に装入される粉だけに限らない。高炉内の粉としては、例えば、炉頂から高炉内に高炉原料を装入した際の衝撃によって発生する粉や、高炉原料の還元過程において発生する粉等が考えられる。
【０００７】
そのため、前述したように、炉頂から高炉内に装入される高炉原料の粉率を測定しただけでは、高炉内の粉量を正確に推定することが難しく、高炉の生産効率が低下する可能性がある。
【０００８】
本発明は、上記の事実を考慮し、高炉内の粉量の推定精度を高めることにより、高炉の生産効率の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
第１態様に係る高炉操業方法は、高炉の炉頂から排出される排ガスの粉濃度を測定し、測定された前記粉濃度が閾値以上の場合に、前記高炉の操業条件を変更する。
【００１０】
上記態様によれば、高炉の炉頂から排出される排ガスの粉濃度を測定し、測定された排ガスの粉濃度が閾値以上の場合に、高炉の操業条件を変更する。
（【００１１】以降は省略されています）

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