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公開番号
2025101357
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218159
出願日
2023-12-25
発明の名称
プラグ一体型電子装置の防水構造
出願人
古河電気工業株式会社
,
ミハル通信株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H05K
7/00 20060101AFI20250630BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】簡便でありながら、狭い密閉空間でも効率的に電子装置から生じた熱を放熱することができるプラグ一体型電子装置の防水構造を提供すること。
【解決手段】取付対象となる電子機器1のスロットに挿し込むプラグを一体的に備えたプラグ一体型電子装置2の防水構造であって、前記スロットに前記プラグが挿し込まれた状態のプラグ一体型電子装置2を囲うとともに、一方の開口部36が封止されるように電子機器1に取り付けられる熱伝導性の筒体3と、筒体3の他方の開口部37を封止する蓋体4と、プラグ一体型電子装置2に固定されるとともに、筒体3の内周面に摺擦可能に接する熱伝導部材5と、を有するプラグ一体型電子装置の防水構造である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
取付対象となる電子機器のスロットに挿し込むプラグを一体的に備えたプラグ一体型電子装置の防水構造であって、
前記スロットに前記プラグが挿し込まれた状態の前記プラグ一体型電子装置を囲うとともに、一方の開口部が封止されるように前記電子機器に取り付けられる熱伝導性の筒体と、
前記筒体の他方の開口部を封止する蓋体と、
前記プラグ一体型電子装置に固定されるとともに、前記筒体の内周面に摺擦可能に接する熱伝導部材と、
を有するプラグ一体型電子装置の防水構造。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記筒体が螺合により前記電子機器に取り付けられる、請求項1に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項3】
前記筒体の内周面が円筒状である、請求項1に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項4】
前記熱伝導部材が弾力性を有する熱伝導シートである、請求項1に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項5】
前記プラグ一体型電子装置が、前記プラグが前記スロットに挿し込まれ、かつ、前記筒体が前記電子機器に取り付けられた状態において前記筒体内に位置する領域の少なくとも一部に、側面が前記筒体の内周面と対向する四角柱状部を有し、
前記四角柱状部における少なくとも背向する2つの側面に前記熱伝導シートが貼り付けられており、
前記熱伝導シートにおける、前記四角柱状部の前記2つの側面に貼り付けられた面の裏面が、前記筒体の内周面に摺擦可能に接している、請求項4に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項6】
無負荷状態での前記熱伝導シートの厚みが、前記2つの側面と前記筒体の内周面との間が最も広い間隙の大きさ以上である、請求項5に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項7】
前記熱伝導シートにおける前記筒体の内周面に接する面に低摩擦層が形成されている、請求項5に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項8】
前記低摩擦層が、テープを前記熱伝導シートに貼り付けることで形成されている、請求項7に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項9】
前記テープの基材の熱伝導率が30W/(m・k)以上である、請求項8に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
【請求項10】
前記蓋体が、前記プラグ一体型電子装置に接続された通信線を外部に引き出すための挿通孔を備え、
前記挿通孔に挿通された前記通信線と前記挿通孔との間が密封されている、請求項1に記載のプラグ一体型電子装置の防水構造。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主として屋外で用いる際のプラグ一体型電子装置の防水構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、光ファイバケーブルと屋外設置型の無線機とはONU(Optical Network Unit)を介して接続される。通常、無線機とONUとは別体であり、ONUからイーサネットケーブルを介して無線機のRJ45スロット(RJ45ポートともいう)に接続される。一般的に、ONUは、屋内用のものが多いため、屋外で用いるためには防水ボックスが必要になるとともに、使用環境温度に制限があるため防水ボックスには空冷装置が必要になる場合がある。また、ONUには無線機とは別に給電が必要になる。そのため、一般的なONUを用いると設備や配線の数が増加するとともに、場合によって消費電力の増大や、メンテナンスの対象、範囲が増大してしまう。
【0003】
これに対して、SFP(Small Form Factor Pluggable)スロット(SFPポートともいう。)を備えた屋外設置型の無線機と、SFPスロットにプラグを挿し込み使用可能なプラグが一体化したONUが開発されている。プラグが一体化したONUは、別途防水ボックスを用意する必要がなく、ONU~無線機間の配線が不要であるため、防水処置が可能であれば簡便で便利である。プラグが一体化したONUは一般的な屋内用ONUに比べて使用環境温度が高く設計されている場合もあるが、ONUは自己発熱するため、防水された狭い密閉空間に閉じ込められているとONUの使用環境温度を超えてしまったり、使用環境温度に達しなくても高温に長く晒されることで製品寿命が短くなったり、性能が低下したりといった不都合が生じる懸念がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-284014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上の問題は、プラグが一体化したONUに限らず、程度の差こそあれ、SFPトランシーバなどの通信装置は勿論、通信以外を含む各種機能を有するプラグ一体型電子装置においても共通する問題である。
したがって、本発明は、簡便でありながら、狭い密閉空間でも効率的に電子装置から生じた熱を放熱することができるプラグ一体型電子装置の防水構造を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、以下の本発明により達成される。即ち、本発明の一態様は、取付対象となる電子機器のスロットに挿し込むプラグを一体的に備えたプラグ一体型電子装置の防水構造であって、
前記スロットに前記プラグが挿し込まれた状態の前記プラグ一体型電子装置を囲うとともに、一方の開口部が封止されるように前記電子機器に取り付けられる熱伝導性の筒体と、
前記筒体の他方の開口部を封止する蓋体と、
前記プラグ一体型電子装置に固定されるとともに、前記筒体の内周面に摺擦可能に接する熱伝導部材と、
を有するプラグ一体型電子装置の防水構造である。
【0007】
上記本発明の一態様においては、前記筒体が螺合により前記電子機器に取り付けられてもよい。また、上記本発明の一態様においては、前記筒体の内周面が円筒状であってもよい。
【0008】
上記本発明の一態様においては、前記熱伝導部材が弾力性を有する熱伝導シートであってもよい。
この場合において、前記プラグ一体型電子装置が、前記プラグが前記スロットに挿し込まれ、かつ、前記筒体が前記電子機器に取り付けられた状態において前記筒体内に位置する領域の少なくとも一部に、側面が前記筒体の内周面と対向する四角柱状部を有し、
前記四角柱状部における少なくとも背向する2つの側面に前記熱伝導シートが貼り付けられており、
前記熱伝導シートにおける、前記四角柱状部の前記2つの側面に貼り付けられた面の裏面が、前記筒体の内周面に摺擦可能に接していてもよい。加えて、この場合において、無負荷状態での前記熱伝導シートの厚みが、前記2つの側面と前記筒体の内周面との間が最も広い間隙の大きさ以上であることが好ましい。同様に、上記場合において、前記熱伝導シートにおける前記筒体の内周面に接する面に低摩擦層が形成されていることが好ましい。加えて、この場合において、前記低摩擦層が、テープを前記熱伝導シートに貼り付けることで形成されていることが好ましい。このとき、前記テープの基材の熱伝導率が30W/(m・k)以上であることが好ましい。
【0009】
上記本発明の一態様においては、前記蓋体が、前記プラグ一体型電子装置に接続された通信線を外部に引き出すための挿通孔を備え、
前記挿通孔に挿通された前記通信線と前記挿通孔との間が密封されていてもよい。
【0010】
上記本発明の一態様においては、前記蓋体が、前記筒体に連設される筒状部材と、該筒状部材の端部開口を封止する封止部材と、から構成されていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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