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公開番号
2025101378
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-07
出願番号
2023218194
出願日
2023-12-25
発明の名称
除湿装置
出願人
パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250630BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】除霜運転を実行する場合でも除湿がされない期間を短縮する技術を提供する。
【解決手段】制御部21は、圧縮機7を運転開始してから第1期間を経過した後に第1霜取り開始条件が満たされた場合に、圧縮機7を停止させる。制御部21は、圧縮機7を運転開始してから第2期間を経過した後に、第1霜取り開始条件と第2霜取り開始条件の少なくとも1つが満たされた場合に、圧縮機7を停止させる。第2期間は第1期間よりも長い。第1霜取り開始条件は、第1温度が第1しきい値以下であるとともに、第2温度が第2しきい値未満であり、第2霜取り開始条件は、第1温度が第1しきい値以下であるとともに、第2温度が第2しきい値以上かつ第3しきい値未満であり、第3しきい値は第2しきい値よりも高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、
圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルにより前記本体ケース内の空気を除湿する除湿部と、
前記空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、前記除湿部を通過させた後に前記空気吹出口から本体ケース外に吹き出す送風機と、
互いに独立した第1通路と第2通路とを有し、前記第1通路を流れる空気と前記第2通路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、
前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気の一部分を、前記吸熱器、前記熱交換器の前記第1通路、前記放熱器を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す第1除湿経路と、
前記送風機によって前記空気吸込口から前記本体ケース内に吸い込んだ空気の他の部分を、前記熱交換器の前記第2通路、前記放熱器を介して前記空気吹出口から前記本体ケース外に吹き出す第2除湿経路と、
前記吸熱器における空気の第1温度を検知する第1温度検知器と、
前記空気吸込口における空気の第2温度を検知する第2温度検知器と、
前記圧縮機を運転開始してから第1期間を経過した後に第1霜取り開始条件が満たされた場合に、前記圧縮機を停止させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記圧縮機を運転開始してから第2期間を経過した後に、前記第1霜取り開始条件と第2霜取り開始条件の少なくとも1つが満たされた場合に、前記圧縮機を停止させ、
前記第2期間は前記第1期間よりも長く、
前記第1霜取り開始条件は、前記第1温度が第1しきい値以下であるとともに、前記第2温度が第2しきい値未満であり、
前記第2霜取り開始条件は、前記第1温度が前記第1しきい値以下であるとともに、前記第2温度が前記第2しきい値以上かつ第3しきい値未満であり、
前記第3しきい値は前記第2しきい値よりも高い除湿装置。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記第1霜取り開始条件を満たした場合に前記圧縮機を停止させる第1除霜期間を、前記第2霜取り開始条件を満たした場合に前記圧縮機を停止させる第2除霜期間よりも長くする請求項1に記載の除湿装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記圧縮機を運転開始してから前記第2期間を経過した後に、前記第1霜取り開始条件と前記第2霜取り開始条件と第3霜取り開始条件の少なくとも1つが満たされた場合に、前記圧縮機を停止させ、
前記第3霜取り開始条件は、前記第1温度が前記第1しきい値以下であるとともに、前記第2温度が前記第3しきい値以上であり、
前記制御部は、前記第3霜取り開始条件を満たした場合に前記圧縮機を停止させる第3除霜期間を、前記第2除霜期間よりも短くする請求項2に記載の除湿装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第3除霜期間の間に、前記第3霜取り開始条件を満たして前記圧縮機を停止させるタイミングでの前記送風機の第1風量から、前記第1風量よりも小さい第2風量に切りかえられた場合、前記第3除霜期間を延長する請求項3に記載の除湿装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、居住空間などに用いられる除湿装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
除湿装置は、冷凍サイクルを使用して除湿運転を実行する。除湿運転を継続すると、吸熱器(蒸発器)に霜が付着することによって熱交換能力が低下する。この霜を除去するために除霜運転がなされる。例えば、除湿装置は、室温が設定温度以下、あるいは、吸熱器の表面温度が所定温度以下になったときに、除霜運転を実行する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-232327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
除霜運転では圧縮機が停止されるので、除湿がされなくなる。除霜運転を実行する場合でも除湿がされない期間を短縮することが望まれる。
【0005】
そこで本開示は、上記従来の課題を解決するものであり、除霜運転を実行する場合でも除湿がされない期間を短縮する技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の除湿装置は、空気吸込口と空気吹出口を有する本体ケースと、圧縮機と放熱器と膨張器と吸熱器とを順に連結した冷凍サイクルにより本体ケース内の空気を除湿する除湿部と、空気吸込口から吸い込んだ本体ケース外の空気を、除湿部を通過させた後に空気吹出口から本体ケース外に吹き出す送風機と、互いに独立した第1通路と第2通路とを有し、第1通路を流れる空気と第2通路を流れる空気とを熱交換する熱交換器と、送風機によって空気吸込口から本体ケース内に吸い込んだ空気の一部分を、吸熱器、熱交換器の第1通路、放熱器を介して空気吹出口から本体ケース外に吹き出す第1除湿経路と、送風機によって空気吸込口から本体ケース内に吸い込んだ空気の他の部分を、熱交換器の第2通路、放熱器を介して空気吹出口から本体ケース外に吹き出す第2除湿経路と、吸熱器における空気の第1温度を検知する第1温度検知器と、空気吸込口における空気の第2温度を検知する第2温度検知器と、圧縮機を運転開始してから第1期間を経過した後に第1霜取り開始条件が満たされた場合に、圧縮機を停止させる制御部とを備える。制御部は、圧縮機を運転開始してから第2期間を経過した後に、第1霜取り開始条件と第2霜取り開始条件の少なくとも1つが満たされた場合に、圧縮機を停止させ、第2期間は第1期間よりも長く、第1霜取り開始条件は、第1温度が第1しきい値以下であるとともに、第2温度が第2しきい値未満であり、第2霜取り開始条件は、第1温度が第1しきい値以下であるとともに、第2温度が第2しきい値以上かつ第3しきい値未満であり、第3しきい値は第2しきい値よりも高い。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、除霜運転を実行する場合でも除湿がされない期間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施例に係る除湿装置の斜視図である。
図1の除湿装置の2-2断面図である。
図2の熱交換器の分解斜視図である。
図1の除湿装置の制御ブロック図である。
図4の記憶部に記憶されるテーブルのデータ構造を示す図である。
図1の除湿装置の動作手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施例について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施例は、本開示を具体化した一例であって、本開示の技術的範囲を限定するものではない。実施例において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、全図面を通して、同一の構成要素については同一の符号を付して説明を省略する。さらに、各図面において、本開示に直接には関係しない各部の詳細については説明を省略している。以下では、本実施例を(1)基本構成、(2)除霜運転の順に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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