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公開番号2025101852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218910
出願日2023-12-26
発明の名称流体処理装置
出願人株式会社クレハ
代理人個人,個人,個人
主分類B01D 53/78 20060101AFI20250701BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】冷却水噴射部のハロゲン化物による腐食を抑制し、長寿命化を図ることのできる流体処理装置を提供する。
【解決手段】ハロゲン化物を含む流体を処理する流体処理装置1であって、流体を燃焼させる燃焼部10と、燃焼部10において燃焼させた流体が流通する流体流通路21aが形成され、流体流通路21aを流通する流体を冷却する冷却水を噴射する冷却水噴射部22を有する冷却部20と、を備え、流体流通路21aは、流体の流通方向の上流側に対して下流側を屈曲させる屈曲部21a1を有し、冷却水噴射部22は、流体流通路21aにおける屈曲部21a1の壁面に設けられ、流体流通路21aにおける屈曲部21a1よりも下流側の延在方向に沿って冷却水を噴射する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハロゲン化物を含む流体を処理する流体処理装置であって、
流体を燃焼させる燃焼部と、
前記燃焼部において燃焼させた流体が流通する流体流通路が形成され、前記流体流通路を流通する流体を冷却する冷却水を噴射する冷却水噴射部を有する冷却部と、を備え、
前記流体流通路は、流体の流通方向の上流側に対して下流側を屈曲させる屈曲部を有し、
前記冷却水噴射部は、
前記流体流通路における前記屈曲部の壁面に設けられ、
前記流体流通路における前記屈曲部よりも下流側の延在方向に沿って冷却水を噴射する
流体処理装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記冷却水噴射部は、噴射する冷却水の少なくとも一部が、前記流体流通路における前記屈曲部よりも下流側の横断面の中央部を流通するように冷却水を噴射する
請求項1に記載の流体処理装置。
【請求項3】
前記冷却部は、前記流体流通路における前記屈曲部よりも上流側の壁面に液体の層を形成する液層形成部を有している
請求項1に記載の流体処理装置。
【請求項4】
前記流体流通路の壁面は、耐食性を有する部材からなる
請求項1に記載の流体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハロゲン化物を含む廃棄ガス等の流体を処理する流体処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の流体処理装置としては、ハロゲン化物を含む廃棄ガス等の流体を燃焼させる燃焼部と、燃焼部において燃焼させた流体が流通する流体流通路が形成され、流体流通路を流通する流体を冷却水によって冷却する冷却部と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。冷却部の流体流通路には、流体流通路を流通する流体を冷却する冷却水を噴射する冷却水噴射部が配置され、冷却水噴射部から噴射させた冷却水によって流体流通路を流通する流体を冷却するようになっている。
【0003】
流体処理装置は、冷却部の流体流通路において、例えば、燃焼部において摂氏800度以上の温度で燃焼させた流体を、冷却水噴射部から噴射された冷却水によって摂氏300度以下の温度まで短時間で冷却することによって、ダイオキシン類の発生を抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-79320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の流体処理装置の冷却水噴射部は、流体流通路を流通する流体の全体に冷却水を接触させるために、冷却水が流通する冷却水流通管を流体流通路の横断面中央部まで延在し、冷却水流通管の端部にノズルを取り付けることによって構成されている。このため、従来の流体処理装置では、流体の燃焼で生じるフッ化水素や塩化水素等のハロゲン化物によって、冷却水噴射部を構成する冷却水流通管およびノズル等の部材が腐食し、装置の破損や故障が生じやすくなる。
【0006】
本発明の目的とするところは、冷却水噴射部のハロゲン化物による腐食を抑制し、長寿命化を図ることのできる流体処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の流体処理装置は、ハロゲン化物を含む流体を処理する流体処理装置であって、流体を燃焼させる燃焼部と、前記燃焼部において燃焼させた流体が流通する流体流通路が形成され、前記流体流通路を流通する流体を冷却する冷却水を噴射する冷却水噴射部を有する冷却部と、を備え、前記流体流通路は、流体の流通方向の上流側に対して下流側を屈曲させる屈曲部を有し、前記冷却水噴射部は、前記流体流通路における前記屈曲部の壁面に設けられ、前記流体流通路における前記屈曲部よりも下流側の延在方向に沿って冷却水を噴射する。
【0008】
また、本発明の流体処理装置は、前記冷却水噴射部は、噴射する冷却水の少なくとも一部が、前記流体流通路における前記屈曲部よりも下流側の横断面の中央部を流通するように冷却水を噴射する、ことが好ましい。
【0009】
また、本発明の流体処理装置は、前記冷却部は、前記流体流通路における前記屈曲部よりも上流側の壁面に液体の層を形成する液層形成部を有している、ことが好ましい。
【0010】
また、本発明の流体処理装置は、前記流体流通路の壁面は、耐食性を有する部材からなる、ことが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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