TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025101771
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218740
出願日2023-12-26
発明の名称換気システムおよび方法
出願人富士工業株式会社
代理人個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20250701BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】室内空気質に応じて適時に循環運転と排気運転を制御することで、エネルギーロスを低減すると共に快適な環境を構築する換気システム等を提供する。
【解決手段】吸気した空気を屋外に排気する排気運転を行う機能と、吸気した空気を循環フィルタを通して屋内に戻す循環運転を行う機能と、吸気する屋内の空気の空気質を検知する空気質センサ20と、空気質センサが検知した空気質情報に基づき循環運転と排気運転を制御する制御部172と、を備え、制御部は、少なくとも2つの空気質情報を参照し循環運転と排気運転を制御する換気システム100を提供する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
吸気した空気を屋外に排気する排気運転を行う機能と、
吸気した空気を循環フィルタを通して屋内に戻す循環運転を行う機能と、
吸気する屋内の空気の空気質を検知する空気質センサと、
前記空気質センサが検知した空気質情報に基づき循環運転と排気運転を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、少なくとも2つの空気質情報を参照し循環運転と排気運転を制御する、
換気システム。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記空気質センサは、循環フィルタを通過する前の空気の空気質を検知する第1空気質センサであり、
循環フィルタを通過した後の空気の空気質を検知する第2空気質センサをさらに備え、
前記制御部は、前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した空気質情報の比較に基づき循環運転と排気運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項3】
前記制御部は、第1時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第1差分と、第1時点より後の第2時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第2差分と、を比較し、第2差分が第1差分と略等しいまたは大きい場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項2に記載の換気システム。
【請求項4】
前記制御部は、第1時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第1差分と、第1時点より後の第2時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第2差分と、を比較し、第2差分が第1差分より大きい場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項2に記載の換気システム。
【請求項5】
前記制御部は、第1時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第1差分と、第1時点より後の第2時点に前記第1空気質センサと前記第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第2差分と、を比較し、第2差分が第1差分と略等しい場合であって、両差分が所定の差分より大きい場合は、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項2に記載の換気システム。
【請求項6】
前記制御部は、前記空気質センサが検知した空気質情報の時系列変化量に基づき循環運転と排気運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項7】
前記制御部は、前記空気質センサが検知した空気質情報の時系列データの中で第2時点の空気質情報が、第2時点より前の第1時点の空気質情報より改善傾向であると判断した場合であって、該改善傾向が継続しても所定時間内に所定の空気質を実現できると見込まれない場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の換気システム。
【請求項8】
前記制御部は、前記空気質センサが少なくとも2時点で検知した空気質の空気質情報を参照して空気質が改善傾向であると判断した場合であって、該改善傾向が所定の条件を満たした場合、所定の条件を満たす前に参照していた時間間隔よりも短い時間間隔で空気質情報を参照し始め、該短い時間間隔で少なくとも2時点で検知した空気質の改善傾向が継続しても所定時間内に所定の空気質を実現できると見込まれない場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の換気システム。
【請求項9】
前記制御部は、前記空気質センサが少なくとも2時点で検知した空気質の空気質情報を参照して空気質が悪化傾向であると判断した場合であって、該悪化傾向の悪化割合が所定割合より大きい場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
【請求項10】
前記空気質センサは、換気装置の近傍に設置された空気質を検知する第4空気質センサと前記第4空気質センサより遠い位置に設置された第3空気質センサであり、
前記制御部は、前記第3空気質センサが所定の閾値の空気質情報を検知した時と前記第4空気質センサが所定の閾値の空気質情報を検知した時の時間差に基づき循環運転と排気運転を制御することを特徴とする請求項1に記載の換気システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、換気システムおよび方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
レンジフード等の換気装置により大風量で換気を行うと家屋の給気口や隙間などから室内の空気質とは異なる空気を持ち込むことになり、室温上昇や低下など屋内環境の快適性を損なう場合がある。一方、調理による油煙が発生した場合や室内での空気質が悪化した場合には、大風量で排気し、屋外の空気を取り込んで、屋内環境の改善を図る必要がある。そこで、従来から、大風量で排気する排気機能を有しつつ、室外からの空気を持ち込まないように、吸気した空気を所定のガス成分を除去/低減する循環フィルタを通して屋内に戻す循環機能を有するレンジフードも提案されている。
【0003】
たとえば、特許文献1は、排気ファンの起動忘れや停止忘れを防止すると共に、各種のガスを効果的に検出又は排出すること等ができるレンジフードシステムを開示する。このレンジフードシステムは、排気経路を区画するレンジフード本体と、排気経路を介して排気を行うメインファン及びサブファンと、レンジフード本体の近傍に配置されたガスセンサと、このガスセンサからの出力に基づいて少なくともメインファン及びサブファンを制御する制御部とを備え、ガスセンサの出力に従って排気/循環を切り替える。そして、このレンジフードシステムでは、循環運転を行っている場合、ガスセンサにより循環運転開始から所定時間経過後の臭気レベルを検知し、臭気レベルが下がらないときは排気運転に切り替えるが、臭気レベルが低いままのときは所定時間経過後まで循環運転が継続する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-249321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来技術は、循環運転と排気運転のいずれかで運転するため、所定時間経過後まで循環運転が継続することになり、循環運転から排気運転に切り替えるタイミングが固定的で適時な切り替えができず、無駄に循環運転が継続し、エネルギーロスにもつながる。
【0006】
そこで、本発明は、かかる事情を鑑みて考案されたものであり、室内空気質に応じて適時に循環運転と排気運転を制御することで、エネルギーロスを低減すると共に快適な環境を構築する換気システムおよび方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、吸気した空気を屋外に排気する排気運転を行う機能と、吸気した空気を循環フィルタを通して屋内に戻す循環運転を行う機能と、吸気する屋内の空気の空気質を検知する空気質センサと、空気質センサが検知した空気質情報に基づき循環運転と排気運転を制御する制御部と、を備え、制御部は、少なくとも2つの空気質情報を参照し循環運転と排気運転を制御する換気システムが提供される。
これによれば、少なくとも2つの空気質に基づき循環運転と排気運転を制御することで、室内空気質に応じて適時に循環運転と排気運転を制御し、エネルギーロスを低減すると共に快適な環境を構築する換気システムを提供することができる。
【0008】
さらに、空気質センサは、循環フィルタを通過する前の空気の空気質を検知する第1空気質センサであり、循環フィルタを通過した後の空気の空気質を検知する第2空気質センサをさらに備え、制御部は、第1空気質センサと第2空気質センサが検知した空気質情報の比較に基づき循環運転と排気運転を制御することを特徴としてもよい。
これによれば、循環フィルタを通過する前後の空気質情報の比較に基づき循環運転と排気運転を制御することで、より正確に適時に判定することができる。
【0009】
さらに、制御部は、第1時点に第1空気質センサと第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第1差分と、第1時点より後の第2時点に第1空気質センサと第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第2差分と、を比較し、第2差分が第1差分とほぼ等しいまたは大きい場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴としてもよい。
これによれば、2時点においてそれぞれ検知した空気質情報の差分を比較し、差分がほぼ等しいままかまたは拡大している場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することで、室内空気質の状態(汚染物質発生状態、循環フィルタによる捕集状態など)を、より正確に適時に判定することができる。
【0010】
さらに、制御部は、第1時点に第1空気質センサと第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第1差分と、第1時点より後の第2時点に第1空気質センサと第2空気質センサが検知した2つの空気質情報の第2差分と、を比較し、第2差分が第1差分より大きい場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することを特徴としてもよい。
これによれば、2時点においてそれぞれ検知した空気質情報の差分を比較し、差分が拡大している場合、排気運転の風量を増加させるおよび/または循環運転の風量を減少させるように制御することで、室内空気質の状態を、より正確に適時に判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

富士工業株式会社
換気システムおよび方法
5日前
富士工業株式会社
リールシート及びこれを含む釣り竿
27日前
富士工業株式会社
リールシート及びこれを含む釣り竿
27日前
個人
空気調和機
1か月前
個人
エアコン室内機
1か月前
株式会社コロナ
加湿装置
1か月前
株式会社コロナ
空調装置
13日前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
3か月前
株式会社コロナ
空調装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
5か月前
個人
住宅換気空調システム
4か月前
株式会社コロナ
空気調和機
2か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
1か月前
個人
ソーラークッカー
5か月前
株式会社パロマ
給湯器
3日前
株式会社コロナ
直圧式給湯機
5日前
株式会社パロマ
給湯器
5か月前
株式会社パロマ
給湯器
5か月前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
5か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
1か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
4か月前
株式会社ヒューテック
屋内装置
5か月前
ダイニチ工業株式会社
暖房装置
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
3か月前
ダイニチ工業株式会社
空調装置
5か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯装置
6日前
続きを見る