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公開番号
2025089996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2024116790
出願日
2024-07-22
発明の名称
リールシート及びこれを含む釣り竿
出願人
富士工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A01K
87/08 20060101AFI20250609BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】指に緊張と痛みを誘発せずに釣り人に長時間の優れた使用感を与えるリールシートを提供する。
【解決手段】釣り用リールを竿体に装着させるためのリールシート及びリールシートを含む釣り竿が提供される。リールシートは竿体に結合されるシートボディを含む。シートボディは、釣り人の指によって把持される把持部と、把持部で下方に突出するトリガー部を含む。薬指によって把持される把持部の一部は、シートボディの中心軸に対して第1傾斜角で斜め下方に傾斜する。小指によって把持される把持部の一部は、トリガー部の前方表面を形成し、中心軸に対して第1傾斜角より大きい第2傾斜角で斜め下方に傾斜する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
釣り用リールを竿体に装着させるためのリールシートであり、
前記竿体の軸方向に形成されて前記竿体に結合されるボアと、前記釣り用リールが安着する安着部と、前記安着部の下に位置する把持部と、前記把持部内において下方に突出するトリガー部を含むシートボディと、
前記シートボディに前記ボアの中心軸に沿って移動可能に結合され、前記釣り用リールを前記安着部に固定する可動フードを含み、
前記把持部は、人差し指によって把持されるように構成された第1把持表面部と、前記第1把持表面部から後方に延長する第2把持表面部と、前記中心軸に対して斜め下方に傾斜するように前記第2把持表面部から前記トリガー部に延長する第3把持表面部と、前記中心軸に対して前記第3把持表面部よりさらに斜め下方に傾斜するように前記第3把持表面部から後方に延長して前記トリガー部の前方表面を形成する第4把持表面部を含み、
前記シートボディの側面図において、前記第3把持表面部は前記中心軸に対して第1傾斜角で傾斜する第1傾斜前端輪郭線を有し、前記第4把持表面部は前記中心軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角で傾斜して前記第1傾斜前端輪郭線に連結される第2傾斜前端輪郭線を有する、
リールシート。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記把持部は、前記第3把持表面部と前記第4把持表面部との間に形成され、前記中心軸に対して傾斜するトリガー境界部を含み、
前記把持部は、前記第3把持表面部と前記第4把持表面部が互いに分離されるように前記トリガー境界部を通じて折曲されている、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項3】
前記シートボディの側面図において、前記第1傾斜前端輪郭線と前記第2傾斜前端輪郭線は、前記第3把持表面部と前記第4把持表面部の結合点に中心を有する夾角を形成するように互いに対して傾斜する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項4】
前記第1傾斜角は、前記中心軸から下方に20度~30度の範囲内にあり、前記第2傾斜角は前記中心軸から下方に55度~70度の範囲内にある、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項5】
前記第1傾斜前端輪郭線は12mm~20mmの範囲内の長さを有する直線で形成される、
請求項4に記載のリールシート。
【請求項6】
前記把持部は、前記トリガー部と、前記シートボディの後端の間に位置する第5把持表面部をさらに含み、
前記第5把持表面部は前記第4把持表面部から移動した小指によって把持されるように構成され、
前記シートボディの側面図において、前記第5把持表面部は直線で形成される第4下端輪郭線を有する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項7】
前記第4下端輪郭線は10mm~18mmの範囲内の長さを有する直線で形成される、
請求項6に記載のリールシート。
【請求項8】
前記第1傾斜前端輪郭線と前記第2傾斜前端輪郭線の結合点と前記中心軸間の第1垂直距離は、前記第4下端輪郭線と前記中心軸間の第2垂直距離より大きく、
前記第2垂直距離は、前記第2把持表面部の第3下端輪郭線と前記中心軸間の第3垂直距離より大きい、
請求項6に記載のリールシート。
【請求項9】
前記トリガー部は、前記第4把持表面部に連結される掛け下端部を含み、
前記掛け下端部は、小指を支えるように前記第2傾斜角より大きい傾斜角で前記中心軸に対して傾斜する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項10】
前記シートボディの側面図において、前記掛け下端部は、前記中心軸に垂直で前記第2傾斜前端輪郭線に連結される垂直前端輪郭線を有し、
前記リールシートの正面図において、前記掛け下端部は逆三角形の形状を有する、
請求項9に記載のリールシート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、釣り用リールを固定するリールシート、及び、このようなリールシートを含む釣り竿に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
リールを用いる釣りにおいて、リールを釣り竿の竿体に装着するためのリールシート(real seat)が竿体に結合される。リールはリールシートに取り外し可能に固定される。リールの一例として、スピニングリール(spinning reel)は、リールシートの下側に固定される。リールのもう一つの例として、両軸リール(double axis reel)またはベイトキャスティングリール(bait casting reel)は、リールシートの上側に固定される。両軸リールは、一例として、バーチカルジギング(vertical jigging)という釣り方に用いられる。バーチカルジギングの釣りにおいて、釣り人は、ジグ(jig)(ルアーの一形態)をボートから水中に垂直に落として、釣り竿の上下移動によってジグを移動させるとともに、リールを繰り出したり巻き上げたりする。
【0003】
リールを用いる釣りにおいて、釣り人は、リトリービング(retrieving)動作をすることがある。リトリービング動作は、リールが釣り糸を巻き上げるように、釣り人がいずれかの手でリールのハンドルを回す動作を意味する。また、釣り人がリトリービング動作をする時、釣り人はパーミング(palming)動作をすることがある。パーミング動作は、釣り人がもう1つの手の掌と指でリールとリールシートを握って把持する動作を意味する。釣り人がパーミング動作によって釣り竿をグラつかせずにリールシートを安定的に把持した状態で、釣り人は釣り竿の上下移動によってジグを移動させ、魚を釣り針に引っかけるフッキング(hooking)動作をするようになる。従って、両軸リールを用いる釣りにおいて、パーミング動作は必須で特有の釣り人の把持動作である。
【0004】
釣り人が釣り竿をグラつかせずにパーミング動作を行うために、釣り人は、リールとリールシートを把持する手の緊張状態を維持する。従って、釣り人が長時間パーミング動作をすると、リールシートを把持する指に痛みが生じ、パーミング動作のための把持形態の安定性が低下し得る。
【0005】
一般的に、釣り人がパーミング動作をする時、釣り人は親指を除いた4本の指でリールシートを把持する。特に、釣り人は4本の指を互いに密着させた状態で4本の指でリールシートを把持する。長時間のパーミング動作では、指の第1関節と第2関節に痛みが生じ得る。従って、釣り人は、緊張と痛みを緩和させる把持形態でパーミング動作を実行することを必要とする。
【0006】
バーチカルジギングの釣り方では、釣り人は、釣り竿の先端部を下げて手首を固定した状態で、ヒジと肩を回してジグを移動させることができる。この時に、釣り人は、ジグの移動(いわゆる、ジグアクション)のために、手首のスナップを利かして釣り竿の先端部を上げ下げする動作を行うようになる。釣り人は、ジグアクションのために手首を固定した状態から手首を柔軟に動かすために、パーミング動作の把持形態における指の把持位置を素早く変更させることと、把持位置の変更後に把持形態を安定的に維持することを必要とする。
【0007】
従って、長時間のパーミング動作で指に加えられる緊張と痛みを緩和させることができ、ジグアクションのためのパーミング動作の把持形態を安定的に維持できるようにする、リールシートが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
日本特許公報第3866509号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
開示された実施例は、前述した従来の技術の問題の少なくとも1つ以上を解決したリールシートを提供する。本開示の少なくとも1つの実施例は、指に緊張と痛みを誘発せずに釣り人に長時間の優れた使用感を与えるリールシートを提供する。本開示の少なくとも1つの実施例は、指の把持位置の素早い変更と把持位置の変更後に安定した把持形態を実現する、リールシートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示された実施例は、釣り用リールを釣り竿の竿体に装着させるためのリールシートに関連する。一実施例によるリールシートは、シートボディ及び可動フードを含む。シートボディは、竿体の軸方向に形成されて竿体に結合されるボアと、釣り用リールが安着する安着部と、安着部の下に位置する把持部と、把持部内において下方に突出するトリガー部を含む。可動フードは、シートボディにボアの中心軸に沿って移動可能に結合され、釣り用リールを安着部に固定する。
(【0011】以降は省略されています)
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