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公開番号
2025090014
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2024203028
出願日
2024-11-21
発明の名称
リールシート及びこれを含む釣り竿
出願人
富士工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
A01K
87/00 20060101AFI20250609BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】第1及び第2脚を有する釣り用リールを釣り竿の竿体に装着させるためのリールシート及びリールシートを含む釣り竿が提供する。
【解決手段】リールシートは、竿体に結合されるシートボディと、シートボディに移動可能に結合される可動フードを含む。第1及び第2脚はシートボディの安着部に安着し、可動フードの締結ナットは安着部に連結された円筒端部の雄ネジに結合される。シートボディは、安着部と雄ネジの間に配置されるフード支持部を含む。フード支持部は、円筒端部の外周面から外側半径方向に突出する。可動フードの可動フード部が第2脚を安着部に固定する時、フード支持部は可動フードの環状部の内周面に接触し、環状部を支持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
第1脚及び第2脚を有する釣り用リールを竿体に装着させるためのリールシートであり、
前記竿体が挿入されるボアを有するシートボディと、
前記シートボディに移動可能に結合される可動フードを含み、
前記シートボディは、前記第1脚及び前記第2脚が安着する安着部と、前記安着部に連結されて前記可動フードに結合される円筒端部と、前記円筒端部と対向して前記安着部に位置して前記第1脚を固定する固定フード部と、前記円筒端部の外周に形成された雄ネジと、前記円筒端部の一端から前記雄ネジを通過して延長するガイド溝と、前記安着部と同一側で前記安着部と前記雄ネジの間に配置され、前記円筒端部の外周面から前記ボアの中心軸の外側半径方向に突出したフード支持部を含み、
前記可動フードは、前記雄ネジに回転可能に結合される締結ナットと、前記円筒端部を取り囲む内周面を有し、前記締結ナットに結合されて前記締結ナットによって前記中心軸に沿って移動可能な環状部と、前記環状部から前記固定フード部に向かって延長し、前記第2脚を前記安着部に押圧して固定する可動フード部と、前記環状部に形成されて前記ガイド溝にスライド可能に挿入されるガイド突起を含み、
前記フード支持部は、前記可動フード部が前記第2脚を前記安着部に固定する時に前記円筒端部の前記外周面と前記環状部の前記内周面の間に形成される第1間隙に位置し、前記環状部の前記内周面に接触して前記環状部を支持するように構成される、
リールシート。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記フード支持部は、前記フード支持部の外側表面を形成するフード支持面を含み、
前記フード支持面は、前記環状部の前記内周面に前記外側半径方向に接触し、前記環状部及び前記ガイド突起が前記可動フード部の押圧方向の反対方向に前記中心軸に対して傾くことを防止する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項3】
前記フード支持面は、前記可動フード部が前記第2脚を固定する時に前記環状部の前記内周面によって覆われるように前記フード支持部に形成される、
請求項2に記載のリールシート。
【請求項4】
前記フード支持部は、前記可動フード部が前記第2脚を前記安着部に固定する時に前記フード支持面と前記環状部の前記内周面との間に第2間隙を形成するように前記円筒端部の前記外周面から突出し、
前記第2間隙の厚さは、前記第1間隙の厚さより小さくて0mm~2mmの範囲内にある、
請求項2に記載のリールシート。
【請求項5】
前記シートボディの正面図において、前記フード支持面は、前記円筒端部の前記外周面の曲率と同一の曲率で湾曲しており、前記中心軸に中心を有する円弧状に形成される、
請求項2に記載のリールシート。
【請求項6】
前記円筒端部の前記外周面に対する前記フード支持部の突出厚さが0.5mm~2.5mmの範囲内にあるように、前記フード支持部が前記円筒端部の前記外周面から突出する、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項7】
前記安着部と前記フード支持部は前記シートボディの上面の一部または前記シートボディの下面の一部を形成し、
前記フード支持部は、前記安着部の両側端エッジから前記中心軸に平行にそれぞれ延長する一対の仮想線の間で、前記安着部と前記雄ネジの間に配置される、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項8】
前記シートボディは、前記中心軸を基準として前記安着部及び前記フード支持部の反対側に位置し、前記円筒端部に対して前記外側半径方向に突出する突出表面部をさらに含み、
前記可動フード部は前記突出表面部のエッジに沿って移動して前記突出表面部の反対側に位置するように前記環状部から突出し、
前記可動フードは、前記可動フード部と前記環状部の間の空間として形成され、前記突出表面部を収容する収容部をさらに含む、
請求項1に記載のリールシート。
【請求項9】
前記シートボディは、前記安着部の下に位置する把持部と、前記把持部内において下方に突出するトリガー部をさらに含み、
前記把持部は、前記突出表面部を含み人差し指によって把持されるように構成された第1把持表面部と、前記第1把持表面部から後方に延長する第2把持表面部と、前記中心軸に対して斜め下方に傾斜するように前記第2把持表面部から前記トリガー部に延長する第3把持表面部と、前記中心軸に対して前記第3把持表面部よりさらに斜め下方に傾斜するように前記第3把持表面部から後方に延長して前記トリガー部の前方表面を形成する第4把持表面部を含み、
前記シートボディの側面図において、前記第3把持表面部は前記中心軸に対して第1傾斜角で傾斜する第1傾斜前端輪郭線を有し、前記第4把持表面部は前記中心軸に対して前記第1傾斜角より大きい第2傾斜角で傾斜して前記第1傾斜前端輪郭線に連結される第2傾斜前端輪郭線を有する、
請求項8に記載のリールシート。
【請求項10】
前記把持部は、前記第3把持表面部と前記第4把持表面部との間に形成され、前記中心軸に対して傾斜するトリガー境界部を含み、
前記把持部は、前記第3把持表面部と前記第4把持表面部が互いに分離されるように前記トリガー境界部を通じて折曲されている、
請求項9に記載のリールシート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、釣り用リールを固定するリールシート、及び、このようなリールシートを含む釣り竿に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
リールを用いる釣りにおいて、リールを釣り竿の竿体に装着するためのリールシート(real seat)が竿体に結合される。リールはリールシートに取り外し可能に固定される。リールの一例として、スピニングリール(spinning reel)は、リールシートの下側に固定される。リールのもう一つの例として、両軸リール(double axis reel)またはベイトキャスティングリール(bait casting reel)は、リールシートの上側に固定される。両軸リールは、一例として、バーチカルジギング(vertical jigging)という釣り方に用いられる。バーチカルジギングの釣りにおいて、釣り人は、ジグ(jig)(ルアーの一形態)をボートから水中に垂直に落として、釣り竿の上下移動によってジグを移動させるとともに、リールを繰り出したり巻き上げたりする。
【0003】
リールを用いる釣りにおいて、釣り人は、リトリービング(retrieving)動作をすることがある。リトリービング動作は、リールが釣り糸を巻き上げるように、釣り人がいずれかの手でリールのハンドルを回す動作を意味する。また、釣り人がリトリービング動作をする時、釣り人はパーミング(palming)動作をすることがある。パーミング動作は、釣り人がもう1つの手の掌と指でリールとリールシートを握って把持する動作を意味する。釣り人がパーミング動作によって釣り竿をグラつかせずにリールシートを安定的に把持した状態で、釣り人は釣り竿の上下移動によってジグを移動させ、魚を釣り針に引っかけるフッキング(hooking)動作をするようになる。従って、両軸リールを用いる釣りにおいて、パーミング動作は必須で特有の釣り人の把持動作である。
【0004】
釣り人が釣り竿をグラつかせずにパーミング動作を行うために、釣り人は、リールとリールシートを把持する手の緊張状態を維持する。従って、釣り人が長時間パーミング動作をすると、リールシートを把持する指に痛みが生じ、パーミング動作のための把持形態の安定性が低下し得る。
【0005】
一般的に、釣り人がパーミング動作をする時、釣り人は親指を除いた4本の指でリールシートを把持する。特に、釣り人は4本の指を互いに密着させた状態で4本の指でリールシートを把持する。長時間のパーミング動作では、指の第1関節と第2関節に痛みが生じ得る。従って、釣り人は、緊張と痛みを緩和させる把持形態でパーミング動作を実行することを必要とする。
【0006】
バーチカルジギングの釣り方では、釣り人は、釣り竿の先端部を下げて手首を固定した状態で、ヒジと肩を回してジグを移動させることができる。この時に、釣り人は、ジグの移動(いわゆる、ジグアクション)のために、手首のスナップを利かして釣り竿の先端部を上げ下げする動作を行うようになる。釣り人は、ジグアクションのために手首を固定した状態から手首を柔軟に動かすために、パーミング動作の把持形態における指の把持位置を素早く変更させることと、把持位置の変更後に把持形態を安定的に維持することを必要とする。
【0007】
従って、長時間のパーミング動作で指に加えられる緊張と痛みを緩和させることができ、ジグアクションのためのパーミング動作の把持形態を安定的に維持できるようにする、リールシートが求められる。
【0008】
リールシートは、竿体が挿入されるパイプ状に形成されたシートボディを有し得る。シートボディは竿体に結合され、リールの脚の片方を固定する固定フードを有する。リールの脚の他方を固定するための可動フードがシートボディに中心軸に沿って移動可能に結合される。可動フードがリールの脚をシートボディに固定する時、可動フードはリールの脚からの反力によって中心軸に対して傾くことがある。可動フードが中心軸に対して傾くと、リールは安定的にシートボディに固定されることができず、可動フードの部品が損傷し得る。従って、可動フードがリールを安定的に固定できるようにするリールシートが求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
日本特許公報第3866509号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
開示された実施例は、前述した従来の技術の問題の少なくとも1つ以上を解決したリールシートを提供する。本開示の少なくとも1つの実施例は、可動フードをシートボディの中心軸に対して傾きなくシートボディに維持し、リールを安定的を固定することができる、リールシートを提供する。本開示の少なくとも1つの実施例は、指に緊張と痛みを誘発せずに釣り人に長時間の優れた使用感を与えるリールシートを提供する。本開示の少なくとも1つの実施例は、指の把持位置の素早い変更と把持位置の変更後に安定した把持形態を実現する、リールシートを提供する。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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