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公開番号2025104557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023222442
出願日2023-12-28
発明の名称グラウンドの土壌質改良工法
出願人青野スポーツ施設株式会社
代理人弁理士法人 丸山国際特許事務所
主分類E01C 23/00 20060101AFI20250703BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】本発明は、土壌の質自体を改良することで悪化したグラウンドのコンディションを改善できるグラウンドのリフォーム工法を提供する。
【解決手段】本発明に係るグラウンドの土壌質改良工法は、ブルドーザーにより、前記グラウンドの現況表層土を鋤き取りする鋤取工程と、自走式篩機により、鋤き取られた前記現況表層土を篩い精製する篩い工程と、保水効果材を前記現況表層土と混合して保水処理土を得る保水効果材混合工程と、土壌改良用サンドを前記保水処理土と混合して改良土を得る土壌改良用サンド混合工程と、前記改良土を前記グラウンドに敷き均す敷均し工程と、敷き均された前記改良土の表面に、安定化剤を散布する安定化工程と、前記グラウンドの表層を撹拌する撹拌工程と、カンナカッターで均して平坦にする仕上げ工程と、前記グラウンドを前記グラウンドマットで均して最終仕上げする最終仕上げ工程と、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
グラウンドの土壌質改良工法であって、
前記グラウンドに配置されてレーザー光を発信する回転レーザー装置からの前記レーザー光を受信すると共にGPSを受信して走行するブルドーザーにより、前記グラウンドの現況表層土を鋤き取りする鋤取工程と、
自走式篩機により、鋤き取られた前記現況表層土を篩い精製する篩い工程と、
前記グラウンドに、質量%にて酸化マグネシウム:40%~60%、酸化カルシウム:15%~35%、及び、不可避的不純物からなる保水効果材を前記現況表層土と混合して保水処理土を得る保水効果材混合工程と、
前記グラウンドに、質量%にて二酸化ケイ素:95%~98%、酸化アルミニウム:1%~2%、残部酸化鉄(III)、酸化カリウム、酸化ナトリウム及び不可避的不純物からなる、粒度分布が20メッシュ~40メッシュにピークのある土壌改良用サンドを搬入し、前記保水処理土と混合して改良土を得る土壌改良用サンド混合工程と、
前記改良土を前記グラウンドに敷き均す敷均し工程と、
敷き均された前記改良土の表面に、質量%にて塩化カルシウム:40%~60%、塩化マグネシウム:40%~60%、及び、残部不可避的不純物からなる安定化剤を散布する安定化工程と、
テイラー用アタッチメントを取り付けたトラクターにより、前記グラウンドの表層を撹拌する撹拌工程と、
鋼材を枠型に組んだカンナカッターをトラクターで牽引し、前記グラウンドを前記カンナカッターで均して平坦にする仕上げ工程と、
グラウンドマットをトラクターで牽引し、前記グラウンドを前記グラウンドマットで均して最終仕上げする最終仕上げ工程と、
を有する、グラウンドの土壌質改良工法。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記土壌改良用サンド混合工程は、前記保水効果材混合工程の前に実施される、
請求項1に記載のグラウンドの土壌質改良工法。
【請求項3】
前記カンナカッターは、枠型に組んだ鋼材の下縁から下向きに平板状の刃部材を張り出して形成される、
請求項1又は請求項2に記載のグラウンドの土壌質改良工法。
【請求項4】
前記カンナカッターは、後部側にウェイトを載せて牽引される、
請求項3に記載のグラウンドの土壌質改良工法。
【請求項5】
前記撹拌工程は、前記グラウンドの1cm~8cmの表層を撹拌する、
請求項4に記載のグラウンドの土壌質改良工法。
【請求項6】
前記安定化工程は、トラクターの後方に配備され、排出口が幅方向に広いホッパーに前記安定化剤を投入して、前記グラウンドに散布される、
請求項5に記載のグラウンドの土壌質改良工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、野球グラウンドやテニスコート、公園などの土壌の改良工法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
野球グラウンド、サッカーグラウンド、テニスコート、ソフトボールグラウンド、公園などのグラウンドでは、使用や降雨などの経年変化により、グラウンドのコンディションが悪化する。具体的には、グラウンドの水勾配の悪化や、降雨後の水たまりの発生やぬかるみの発生など排水性の問題、また、苦汁・石灰による硬化、雑草の繁茂、表面の凹凸の形成などのコンディション悪化である。
【0003】
発明者は、特許文献1において、グラウンドの表層に格子状の暗渠を形成し、当該暗渠に砕石等を充填して排水効率を高めた地盤表面排水工法を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6901143号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
構造的にグラウンドを改良するのではなく、土壌の質自体を改良することでコンディションの悪いグラウンドを改良する工法が求められている。
【0006】
本発明は、土壌の質自体を改良することで悪化したグラウンドのコンディションを改善できるグラウンドのリフォーム工法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るグラウンドの土壌質改良工法は、
前記グラウンドに配置されてレーザー光を発信する回転レーザー装置からの前記レーザー光を受信すると共にGPSを受信して走行するブルドーザーにより、前記グラウンドの現況表層土を鋤き取りする鋤取工程と、
自走式篩機により、鋤き取られた前記現況表層土を篩い精製する篩い工程と、
前記グラウンドに、質量%にて酸化マグネシウム:40%~60%、酸化カルシウム:15%~35%、及び、不可避的不純物からなる保水効果材を前記現況表層土と混合して保水処理土を得る保水効果材混合工程と、
前記グラウンドに、質量%にて二酸化ケイ素:95%~98%、酸化アルミニウム:1%~2%、残部酸化鉄(III)、酸化カリウム、酸化ナトリウム及び不可避的不純物からなる、粒度分布が20メッシュ~40メッシュにピークのある土壌改良用サンドを搬入し、前記保水処理土と混合して改良土を得る土壌改良用サンド混合工程と、
前記改良土を前記グラウンドに敷き均す敷均し工程と、
敷き均された前記改良土の表面に、質量%にて塩化カルシウム:40%~60%、塩化マグネシウム:40%~60%、及び、残部不可避的不純物からなる安定化剤を散布する安定化工程と、
テイラー用アタッチメントを取り付けたトラクターにより、前記グラウンドの表層を撹拌する撹拌工程と、
鋼材を枠型に組んだカンナカッターをトラクターで牽引し、前記グラウンドを前記カンナカッターで均して平坦にする仕上げ工程と、
グラウンドマットをトラクターで牽引し、前記グラウンドを前記グラウンドマットで均して最終仕上げする最終仕上げ工程と、
を有する。
【0008】
前記土壌改良用サンド混合工程は、前記保水効果材混合工程の前に実施することができる。
【0009】
前記カンナカッターは、枠型に組んだ鋼材の下縁から下向きに平板状の刃部材を張り出して形成することができる。
【0010】
前記カンナカッターは、後部側にウェイトを載せて牽引することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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