TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025101995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023219133
出願日2023-12-26
発明の名称計画システム、計画方法、およびプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 10/0631 20230101AFI20250701BHJP(計算;計数)
要約【課題】新規プロジェクトを受注する際に、細胞培養システムのリソース上限を超えず、培養操作の操作間隔が適切であり、かつ、顧客要望にマッチする培養スケジュールを提案することができる計画システムを提供する。
【解決手段】計画システムは、プロジェクトの培養操作の実施順序を表すシーケンスと、前記プロジェクトの開始時期または終了時期とを取得する取得部と、前記プロジェクトの開始日および終了日と、前記培養操作それぞれの実施期間とを定めたスケジュール案を作成する作成部と、前記プロジェクトおよび他のプロジェクトのリソースの単位時間毎の総使用量の予測値を算出する算出部と、前記第1制約条件を満たすように対象工程の実施期間を前または後に移動して前記スケジュール案を変更する変更部と、前記プロジェクトの前記スケジュール案を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
細胞培養システムを用いて細胞を培養するプロジェクトの培養スケジュールを計画する計画システムであって、
前記プロジェクトで実施する複数の培養操作の実施順序を表すシーケンスと、前記プロジェクトの開始時期または終了時期とを取得する取得部と、
前記シーケンスと、前記開始時期または前記終了時期とに基づいて、前記プロジェクトの開始日および終了日と、前記培養操作それぞれの実施期間とを定めたスケジュール案を作成する作成部と、
前記スケジュール案と、他のプロジェクトの培養スケジュールと、培養操作毎のリソースの予想使用量を予め定めたリソース情報とに基づいて、前記プロジェクトおよび他のプロジェクトのリソースの単位時間毎の総使用量の予測値を算出する算出部と、
前記スケジュール案において、前記総使用量の予測値が前記細胞培養システムのリソース使用量の上限を定めた第1制約条件を満たさない期間がある場合に、当該期間に実施する前記プロジェクトの培養操作を対象工程として、前記第1制約条件を満たすように当該対象工程の実施期間を前または後に移動して前記スケジュール案を変更する変更部と、
前記プロジェクトの前記スケジュール案を出力する出力部と、
を備える計画システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記変更部は、前記対象工程の実施期間を移動したときに、前後に連続する培養操作の組み合わせ毎に予め決められた操作間隔の時間制約を定めた第2制約条件を満たすことができない場合に、当該対象工程よりも前に実施する前工程、および当該対象工程よりも後に実施する後工程の少なくとも一方の実施期間を、前記第2制約条件を満たすように移動する、
請求項1に記載の計画システム。
【請求項3】
前記変更部は、前記第1制約条件および前記第2制約条件の両方を満たすスケジュール案を作成できない場合に、前記第1制約条件を満たすまで、前記スケジュール案の開始日および終了日を遅らせる、
請求項2に記載の計画システム。
【請求項4】
前記変更部は、
前記第1制約条件および前記第2制約条件の両方を満たすスケジュール案を作成できない場合に、前記対象工程の一つ前に実施する前工程に細胞の凍結保管の作業を追加し、
当該前工程と、当該対象工程との間の操作間隔が前記第2制約条件を満たさないことを許容して、当該対象工程の実施期間を移動する、
請求項2または3に記載の計画システム。
【請求項5】
前記変更部は、前記第1制約条件および前記第2制約条件の両方を満たすスケジュール案を作成できない場合に、単位時間毎の前記総使用量の予測値に基づいて、前記第1制約条件を緩和する、
請求項2または3に記載の計画システム。
【請求項6】
前記変更部は、
前記第1制約条件および前記第2制約条件の両方を満たすスケジュール案を作成できない場合に、前記第2制約条件を緩和し、
緩和した前記第2制約条件を満たすように、前記対象工程の実施期間を移動する、
請求項2または3に記載の計画システム。
【請求項7】
前記リソース情報は、各培養操作で使用が予測される消耗品の使用量を含み、
前記算出部は、前記リソース情報および前記スケジュール案に基づいて予測される消耗品の消費量を算出し、
前記出力部は、前記スケジュール案とともに予測した前記消耗品の消費量を出力する、
請求項1または2に記載の計画システム。
【請求項8】
前記作成部は、手作業の予定日を含むスケジュール案を作成し、
前記出力部は、前記スケジュール案とともに前記手作業の予定日を出力する、
請求項1または2に記載の計画システム。
【請求項9】
前記出力部は、前記作成部が作成したスケジュール案に前記第1制約条件を満たさない期間がある場合に、当該スケジュール案とともに前記第1制約条件を満たさないことを示す警告を出力する、
請求項1または2に記載の計画システム。
【請求項10】
前記出力部は、前記変更部が前記スケジュール案を変更した場合に、変更後のスケジュール案とともに前記スケジュール案の変更箇所を示す警告を表示する、
請求項1または2に記載の計画システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、計画システム、計画方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
細胞培養システムでは、プロジェクト毎の細胞の培養操作を自動的に行う。従って、細胞培養システムのリソース上限を超えないように、プロジェクトの実施期間をずらす等の調整を行う必要がある。例えば特許文献1には、複数の業務を並行して実施する際に、業務ごとの繁忙期を演算して出力する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-043740号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、細胞培養のプロジェクトでは、生きた細胞を扱うことから、前の培養操作と次の培養操作との操作間隔が短すぎても長すぎても影響がある。また、細胞培養のプロジェクトは、1年等の長期間に渡って実施する場合がある。このとき、単に新規プロジェクトを既存のプロジェクトの終了日以降に開始するような培養スケジュールを作成したのでは、顧客の要望と折り合わず、受注機会を逸失する可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、新規プロジェクトを受注する際に、細胞培養システムのリソース上限を超えず、培養操作の操作間隔が適切であり、かつ、顧客要望にマッチする培養スケジュールを提案することができる計画システム、計画方法、およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、計画システムは、細胞培養システムを用いて細胞を培養するプロジェクトの培養スケジュールを計画する計画システムであって、前記プロジェクトで実施する複数の培養操作の実施順序を表すシーケンスと、前記プロジェクトの開始時期または終了時期とを取得する取得部と、前記シーケンスと、前記開始時期または前記終了時期とに基づいて、前記プロジェクトの開始日および終了日と、前記培養操作それぞれの実施期間とを定めたスケジュール案を作成する作成部と、前記スケジュール案と、他のプロジェクトの培養スケジュールと、培養操作毎のリソースの予想使用量を予め定めたリソース情報とに基づいて、前記プロジェクトおよび他のプロジェクトのリソースの単位時間毎の総使用量の予測値を算出する算出部と、前記スケジュール案において、前記総使用量の予測値が前記細胞培養システムのリソース使用量の上限を定めた第1制約条件を満たさない期間がある場合に、当該期間に実施する前記プロジェクトの培養操作を対象工程として、前記第1制約条件を満たすように当該対象工程の実施期間を前または後に移動して前記スケジュール案を変更する変更部と、前記プロジェクトの前記スケジュール案を出力する出力部と、を備える。
【0007】
本開示の一態様によれば、計画方法は、細胞培養システムを用いて細胞を培養するプロジェクトの培養スケジュールを計画する計画方法であって、前記プロジェクトで実施する複数の培養操作の実施順序を表すシーケンスと、前記プロジェクトの開始時期または終了時期とを取得するステップと、前記シーケンスと、前記開始時期または前記終了時期とに基づいて、前記プロジェクトの開始日および終了日と、前記培養操作それぞれの実施期間とを定めたスケジュール案を作成するステップと、前記スケジュール案と、他のプロジェクトの培養スケジュールと、培養操作毎のリソースの予想使用量を予め定めたリソース情報とに基づいて、前記プロジェクトおよび他のプロジェクトのリソースの単位時間毎の総使用量の予測値を算出するステップと、前記スケジュール案において、前記総使用量の予測値が前記細胞培養システムのリソース使用量の上限を定めた第1制約条件を満たさない期間がある場合に、当該期間に実施する前記プロジェクトの培養操作を対象工程として、前記第1制約条件を満たすように当該対象工程の実施期間を前または後に移動して前記スケジュール案を変更するステップと、前記プロジェクトの前記スケジュール案を出力するステップと、を有する。
【0008】
本開示の一態様によれば、プログラムは、細胞培養システムを用いて細胞を培養するプロジェクトの培養スケジュールを計画する計画システムに、前記プロジェクトで実施する複数の培養操作の実施順序を表すシーケンスと、前記プロジェクトの開始時期または終了時期とを取得するステップと、前記シーケンスと、前記開始時期または前記終了時期とに基づいて、前記プロジェクトの開始日および終了日と、前記培養操作それぞれの実施期間とを定めたスケジュール案を作成するステップと、前記スケジュール案と、他のプロジェクトの培養スケジュールと、培養操作毎のリソースの予想使用量を予め定めたリソース情報とに基づいて、前記プロジェクトおよび他のプロジェクトのリソースの単位時間毎の総使用量の予測値を算出するステップと、前記スケジュール案において、前記総使用量の予測値が前記細胞培養システムのリソース使用量の上限を定めた第1制約条件を満たさない期間がある場合に、当該期間に実施する前記プロジェクトの培養操作を対象工程として、前記第1制約条件を満たすように当該対象工程の実施期間を前または後に移動して前記スケジュール案を変更するステップと、前記プロジェクトの前記スケジュール案を出力するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
上記態様によれば、新規プロジェクトを受注する際に、細胞培養システムのリソース上限を超えず、培養操作の操作間隔が適切であり、かつ、顧客要望にマッチする培養スケジュールを提案することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係る細胞培養システムの概略構成を示す模式的な平面図である。
本開示の一実施形態に係る管理システムの概略構成を示す図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能構成を示すブロック図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの処理の一例を示す第1のフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る計画システムの処理の一例を示す第2のフローチャートである。
本開示の一実施形態に係る計画システムの処理の一例を示す第3のフローチャートである。
本開示の一実施形態に係るシーケンスの一例を示す図である。
本開示の一実施形態に係る第2制約条件の一例を示す第1の図である。
本開示の一実施形態に係るリソース情報の一例を示す図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第1の図である。
本開示の一実施形態に係る端末装置の提案画面の一例を示す第1の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第2の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第3の図である。
本開示の一実施形態に係る端末装置の提案画面の一例を示す第2の図である。
本開示の一実施形態に係る端末装置の提案画面の一例を示す第3の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第4の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第5の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第6の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第7の図である。
本開示の一実施形態に係る第2制約条件の一例を示す第2の図である。
本開示の一実施形態に係る計画システムの機能を説明するための第8の図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
対話装置
1か月前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
情報処理システム
4日前
個人
検査システム
6日前
個人
記入設定プラグイン
20日前
個人
情報処理装置
28日前
個人
プラグインホームページ
1か月前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
5日前
個人
情報入力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
5日前
個人
不動産売買システム
12日前
個人
物価スライド機能付生命保険
1か月前
個人
備蓄品の管理方法
4日前
個人
マイホーム非電子入札システム
1か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
5日前
株式会社BONNOU
管理装置
25日前
サクサ株式会社
中継装置
5日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
5日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
5日前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
6日前
東洋電装株式会社
操作装置
5日前
ホシデン株式会社
タッチ入力装置
12日前
東洋電装株式会社
操作装置
5日前
サクサ株式会社
カードの制動構造
1か月前
株式会社東芝
電子機器
13日前
株式会社ワコム
電子消去具
12日前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
1か月前
村田機械株式会社
割当補助システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1か月前
株式会社ライト
情報処理装置
25日前
個人
パターン抽出方法及び通信多重化方法
11日前
株式会社JVCケンウッド
管理装置
6日前
Sansan株式会社
組織図生成装置
1か月前
応研株式会社
業務支援システム
1か月前
株式会社CBE-A
情報処理システム
11日前
住友重機械工業株式会社
力覚伝達装置
27日前
続きを見る