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公開番号2025103401
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023220762
出願日2023-12-27
発明の名称撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/63 20230101AFI20250702BHJP(電気通信技術)
要約【課題】フォーカスアシスト機能の利便性を向上させる撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】撮像光学系で画像を取得するビデオカメラ100は、ピーキング検出周波数PeakFqを設定し、画像から抽出された周波数がピーキング検出周波数PeakFqを超える場合に画像に対して色付きマスクエッジ画像を重畳するカメラ制御部104を備える。カメラ制御部104は、ビデオカメラ100の動きがない場合、ピーキング検出周波数PeakFqにベース周波数Fpxを設定し、ビデオカメラ100の動きがある場合、ベース周波数FpxにZ動き係数α1、XY動き係数α2、または係数α3を乗じた周波数をピーキング検出周波数PeakFqに設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮像光学系で画像を取得する撮像装置であって、
検出周波数を設定する設定手段と、
前記画像から抽出された周波数が前記検出周波数を超える場合に前記画像に対して特定の表示を重畳する表示手段と、を備え、
前記設定手段は、前記撮像装置の動きがない場合、前記検出周波数にベース周波数を設定し、前記撮像装置の動きがある場合、前記ベース周波数に第1重みを乗じた周波数を前記検出周波数に設定することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記設定手段は、前記撮像装置の動きがない場合、前記画像から抽出された最も高い周波成分より求められた周波数を前記ベース周波数とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記設定手段は、前記撮像装置の動きがなくなった場合、前記検出周波数に前記ベース周波数を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記撮像光学系の合焦状態またはデフォーカス状態を検出する合焦検出手段と、
前記合焦検出手段で合焦状態であると検出された領域から高周波成分を抽出する抽出手段と、を備え、
前記設定手段は、前記抽出手段で抽出された高周波成分より求められた周波数を前記ベース周波数とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記設定手段は、前記撮像装置の動きがなくなった場合、前記撮像装置の動きがない場合と同じ前記ベース周波数を用いることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記合焦検出手段で検出された合焦状態およびデフォーカス状態を少なくとも3つの状態に分類する分類手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記表示手段は、前記分類手段で分類された状態に合わせた色分けで前記特定の表示の重畳を行うことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項8】
前記分類手段は、前記画像の被写体との距離方向における前記撮像装置の動きの速さに応じて、前記合焦状態または前記デフォーカス状態を定めるデフォーカス量の幅を変更することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項9】
前記分類手段は、前記画像の被写体との距離方向における前記撮像装置の動きの向きに応じて、前記合焦状態または前記デフォーカス状態を定めるデフォーカス量を変更することを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
【請求項10】
前記表示手段は、前記画像の被写体と前記撮像装置との距離方向で前記撮像装置の動きがある場合、前記特定の表示の重畳を行い、前記距離方向と直交する方向で前記撮像装置の動きがある場合、前記特定の表示の重畳を行わないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ユーザは、デジタルカメラやビデオカメラによる撮影をマニュアルフォーカスで行う際、モニタリング画像を観察しながらフォーカスレンズを動かし、被写体が最もシャープになるフォーカス位置を探す作業、つまりピント合わせを行なう。特許文献1などには、ピント合わせの精度を上げるため、ピーキングと呼ばれるフォーカスアシスト機能が提案されている。ピーキング機能は、モニタリング画像のシャープな部分を事前指定の周波数を用いて検出し、その検出したシャープな部分に補助信号を重畳するなどして、マーカーの表示を行う。ユーザは、マーカーの動きを視認しながらフォーカスレンズを動かすと、マーカーの量や位置が変化するので、フォーカス位置の概略を視認することができる。また、特許文献2には、モニタリング画像における被写体周波数によって、ピーキング機能の検出で用いる周波数(以下、「ピーキング検出周波数」という)の能力が変わることから、合焦状態に応じてピーキング検出周波数を変える技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-114556号公報
特開2021-2066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、カメラを持ったユーザが合焦状態の被写体に近寄ったり、遠ざかったりするマニュアルフォーカスの撮影シーンでは、カメラが被写体方向に動くことで、ピーキング機能のマーカー表示が変化しても、合焦状態の変化がわかりづらい場合がある。そのため、カメラを持ったユーザが合焦状態の被写体に近寄りすぎたり、遠ざかりすぎたりして、その被写体がボケてしまう事態が発生する虞があった。また、カメラが動くことで、画像の被写体が拡大または縮小して、被写体周波数が変化したり、画像にブレが発生して、被写体のエッジや輪郭の周波数が変動したりすることがある。そのため、事前指定のピーキング検出周波数では、エッジ検出ができなくなることに起因して、ピーキング機能が十分に発揮できない事態が発生するという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものである。本発明は、フォーカスアシスト機能の利便性を向上させる撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明の撮像装置は、撮像光学系で画像を取得する撮像装置であって、検出周波数を設定する設定手段と、前記画像から抽出された周波数が前記検出周波数を超える場合に前記画像に対して特定の表示を重畳する表示手段と、を備え、前記設定手段は、前記撮像装置の動きがない場合、前記検出周波数にベース周波数を設定し、前記撮像装置の動きがある場合、前記ベース周波数に第1重みを乗じた周波数を前記検出周波数に設定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フォーカスアシスト機能の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
レンズ交換式のビデオカメラのブロック図である。
ビデオカメラ起動後からのピーキング機能全体のフローチャートである。
起動処理のフローチャートである。
カメラ動き検出および設定処理のフローチャートである。
カメラの動き状態の遷移を示す図である。
ピーキング検出周波数などとイベントとの関係を示す状態遷移表である。
エッジ抽出処理のフローチャートである。
画像周波数評価処理のフローチャートである。
フォーカス評価処理のフローチャートである。
デフォーカス量と6つのマスク画像との相対関係を説明するための図である。
ピーキング画像生成処理のフローチャートである。
カメラの動き状態と画像との関係を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。ただし、本実施形態に記載されている構成はあくまで例示に過ぎず、本発明の範囲は本実施形態に記載されている構成によって限定されることはない。例えば、本発明を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。また、本実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせることもできる。
【0010】
<撮像装置>
以下、本実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る撮像装置の一例としてのレンズ交換式のビデオカメラ100について、その構成全体を示すブロック図である。本実施形態のビデオカメラ100(撮像装置)は、交換可能なレンズユニット101およびビデオカメラ本体102から構成されている。レンズ全体の動作を統括制御するレンズ制御部103と、レンズユニット101を含めたカメラシステム全体の動作を統括するカメラ制御部104(設定手段)(表示手段)は、レンズマウントに設けられた端子を通じて相互に通信可能である。まず、レンズユニット101の構成について説明する。固定レンズ105、絞り106、およびフォーカスレンズ107は、図示しない構成をあわせて撮像光学系を構成する。
(【0011】以降は省略されています)

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