TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025103756
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023221372
出願日2023-12-27
発明の名称二次元コードラベルの読取システム、二次元コードラベルの読取方法、及び情報処理システム
出願人株式会社日立ソリューションズ
代理人ポレール弁理士法人
主分類G06K 7/14 20060101AFI20250702BHJP(計算;計数)
要約【課題】 環境変化に応じて色変化する環境検知領域をデータ領域に備えつつ、流通される既存の二次元コードを活用した二次元コードラベルおよびその環境検知領域の色を高精度かつ簡易的に判定する読取システムを提供する。
【解決手段】 環境変化に応じて色変化する環境検知領域が設置された二次元コードラベルの読取システムであって、二次元コードラベルの画像を取得する画像取得装置と、取得した画像から環境検知領域の色の変化を判定するデータ処理装置とを有し、データ処理装置は、二次元コードラベルの画像から、色変化しない参照領域の色情報を取得する参照領域の実測色決定部と、二次元コードラベルの画像から、環境検知領域の色情報を取得する環境検知領域の実測色決定部と、参照領域及び環境検知領域の色情報をグレースケールに変換し、両者の差分値を算出する色情報の関係の算出部と、差分値と予め定めた閾値とを比較することによって、環境検知領域の色の変化を判定する判定部と、を有する構成とした。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
環境変化に応じて色変化する環境検知領域が設置された二次元コードラベルの読取システムであって、
前記二次元コードラベルの画像を取得する画像取得装置と、前記取得した画像から前記環境検知領域の色の変化を判定するデータ処理装置とを有し、
前記データ処理装置は、
前記二次元コードラベルの画像から、色変化しない参照領域の色情報を取得する参照領域の実測色決定部と、
前記二次元コードラベルの画像から、前記環境検知領域の色情報を取得する環境検知領域の実測色決定部と、
前記参照領域及び前記環境検知領域の前記色情報をグレースケールに変換し、両者の差分値を算出する色情報の関係の算出部と、
前記差分値と予め定めた閾値とを比較することによって、前記環境検知領域の色の変化を判定する判定部と、
を有することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
前記二次元コードラベル内における前記参照領域の相対的な位置情報を記憶する参照領域の位置データ記憶部と、
前記二次元コードラベル内における前記環境検知領域の相対的な位置情報を記憶する環境検知領域の位置データ記憶部と、
を含む記憶装置を有することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項3】
請求項2に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
前記二次元コードラベルの位置検出用のファインダパターンを、前記参照領域として使用することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項4】
請求項2に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
歪みによって生じるデータ領域の位置ずれを補正するアライメントパターンを、前記参照領域として使用することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項5】
請求項3または4に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
操作者の指示を受け付ける入力装置と、
操作者へ判定結果提示する出力装置と、
を有することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項6】
請求項5に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
前記画像取得装置は、複数の前記二次元コードラベルを含む画像を取得し、
前記データ処理装置は、複数の前記二次元コードラベルにおける前記環境検知領域の色変化を認識する処理を並行に実施することを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項7】
請求項1に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
前記二次元コードラベルの前記環境検知領域は、環境変化に応じて色変化するインクで形成されていることを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項8】
請求項1に記載の二次元コードラベルの読取システムであって、
前記二次元コードラベルは、既存の二次元コードラベルへ前記環境検知領域を有する部材を付加することによって形成されていることを特徴とする、二次元コードラベルの読取システム。
【請求項9】
環境変化に応じて色変化する環境検知領域が設置された二次元コードラベルの読取方法であって、
前記二次元コードラベルの画像を取得し、
前記二次元コードラベルの画像から、色変化しない参照領域の色情報を取得し、
前記二次元コードラベルの画像から、前記環境検知領域の色情報を取得し、
前記参照領域及び前記環境検知領域の前記色情報をグレースケールに変換し、両者の差分値を算出し、
前記差分値と予め定めた閾値とを比較することによって、前記環境検知領域の色の変化を判定する、
ことを特徴とする、二次元コードラベルの読取方法。
【請求項10】
請求項1に記載の二次元コードラベルの読取システムとしてのスマートフォンを、所定の製品の流通過程の複数の各所に配置し、
複数の前記スマートフォンは、それぞれの流通過程において流通製品の前記二次元コードラベルの前記環境検知領域の色の変化を検知することによって、前記流通製品の各流通過程における環境変化の有無を判定し、
複数の前記スマートフォンによる前記流通製品の各流通過程における環境変化の有無情報を収集しユーザに提示する情報処理装置を有することを特徴とする、情報処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次元コードラベルの読取システム、二次元コードラベルの読取方法、及び情報処理システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
二次元コードが晒された環境を推測するインジケータ、及び、それらのインジケータを活用した管理システムが知られている。特許文献1(特開2021-157213号公報)には、示温材料からなるセルと示温材料の変色途中の色からなるセルとからなる二次元コード、及び、示温材料からなるセルと示温材料の変色途中の色からなるセルとの比較によって、示温材料の変色度合いを判定する仕組みが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-157213号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の発明では、晒された環境を色濃度で示す示温材料部の色調を高精度に取得できる一方で、示温材料の色を補正したり、比較したりすることで精度よく判定するための色を設置する必要がある。これにより、既に、一般的に黒一色で印刷されている二次元コードが付与された商品であっても、環境を色濃度で示す示温材料部を設けた独自の二次元コードの発行が必要になり、異なる二次元コードが並存することで、運用が複雑になる課題があった。
【0005】
また、示温材料以外にも複数の色が設置されているため、商品によっては二次元コードが目立つことにより、意匠性を損ねる可能性もあった。
【0006】
本発明は、前記の課題を解決するため、環境変化に応じて色変化する環境検知領域をデータ領域に備えつつ、流通される既存の二次元コードを活用した二次元コードラベル、及び、その二次元コードラベルの環境検知領域の色を高精度かつ簡易的に判定する読取システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的を達成するための本発明は、環境変化に応じて色変化する環境検知領域が設置された二次元コードラベルの読取システムであって、二次元コードラベルの画像を取得する画像取得装置と、取得した画像から環境検知領域の色の変化を判定するデータ処理装置とを有し、データ処理装置は、二次元コードラベルの画像から、色変化しない参照領域の色情報を取得する参照領域の実測色決定部と、二次元コードラベルの画像から、環境検知領域の色情報を取得する環境検知領域の実測色決定部と、参照領域及び環境検知領域の色情報をグレースケールに変換し、両者の差分値を算出する色情報の関係の算出部と、差分値と予め定めた閾値とを比較することによって、環境検知領域の色の変化を判定する判定部と、を有する構成とした。
【0008】
本発明のその他の形態については、後記する実施形態において説明する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、環境変化に応じて色変化する環境検知領域をデータ領域に備えつつ、流通される既存の二次元コードを活用した二次元コードラベルおよびその環境検知領域の色を高精度かつ簡易的に判定する読取システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1に係るラベル表示物の模式図である。
実施例1に係るファインダパターンの模式図である。
実施例1に係るアライメントパターンの模式図である。
実施例1に係るラベル表示物の環境変化前後の模式図である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の設置例である。
実施例1に係る環境変化領域の色の仕様を説明する図である。
実施例1に係る環境変化領域の色の仕様を説明する図である。
実施例1に係る読取システムの構成図である。
実施例1に係る環境変化領域の色の変化の判定方法を説明する図である。
実施例1に係る読取システムの処理フローチャートである。
実施例1に係る読取システムの判定結果の表示画面例である。
実施例2に係る読取システムを活用した情報処理システムの概略を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
対話装置
1か月前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
政治のAI化
2か月前
個人
物品給付年金
2か月前
個人
裁判のAI化
10日前
個人
情報処理システム
17日前
個人
情報処理装置
1か月前
個人
検査システム
19日前
個人
記入設定プラグイン
1か月前
個人
設計支援システム
2日前
個人
設計支援システム
2日前
個人
プラグインホームページ
1か月前
個人
不動産売買システム
25日前
個人
情報入力装置
1か月前
キヤノン電子株式会社
携帯装置
18日前
株式会社サタケ
籾摺・調製設備
18日前
キヤノン株式会社
通信装置
2か月前
個人
物価スライド機能付生命保険
1か月前
株式会社カクシン
支援装置
5日前
個人
マイホーム非電子入札システム
1か月前
個人
備蓄品の管理方法
17日前
株式会社BONNOU
管理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
2か月前
キヤノン株式会社
情報処理装置
18日前
キヤノン株式会社
情報処理装置
18日前
サクサ株式会社
中継装置
18日前
個人
全アルゴリズム対応型プログラム
2か月前
シャープ株式会社
電子機器
2か月前
株式会社東芝
電子機器
26日前
東洋電装株式会社
操作装置
18日前
キヤノン電子株式会社
名刺管理システム
19日前
東洋電装株式会社
操作装置
18日前
株式会社ワコム
電子消去具
25日前
アスエネ株式会社
排水量管理方法
18日前
大同特殊鋼株式会社
輝線検出方法
2か月前
個人
決済手数料0%のクレジットカード
1か月前
続きを見る