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公開番号
2025104142
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-09
出願番号
2023222017
出願日
2023-12-27
発明の名称
採光フィルム、積層体及び建造物
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/00 20060101AFI20250702BHJP(光学)
要約
【課題】建造物の内部を覗き見ることを難しくしつつ、且つ光を建造物の内部に取り入れられる採光フィルムを提供する。
【解決手段】採光フィルム10は、第1面10aが鉛直方向に広がるように載置される。第1面10aに垂直且つ鉛直方向に平行な仮想面上において、第1面10aに対して40°の入射角で鉛直方向の下側から第1面10aに入射する光の透過率T1は、第1面10aに対して40°の入射角で鉛直方向の上側から第1面10aに入射する光の透過率T2よりも小さい。採光フィルム10は、二色性色素組成物21と液晶組成物22とを含み、光が透過する角度を制御する角度制御層20を備える。仮想面に垂直な方向からの観察において、二色性色素組成物21の光吸収軸は、第1面10aに対して傾いており、且つ第2面10bから第1面10aに向かうにつれて鉛直方向の上側に向かうように延びている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1面と、前記第1面とは反対側に位置する第2面とを有し、前記第1面が鉛直方向に広がるように載置される、採光フィルムであって、
前記第1面に垂直且つ前記鉛直方向に平行な仮想面上において、前記第1面に対して40°の入射角で前記鉛直方向の下側から前記第1面に入射する光の透過率T1は、前記第1面に対して40°の入射角で前記鉛直方向の上側から前記第1面に入射する光の透過率T2よりも小さく、
二色性色素組成物と液晶組成物とを含み、光が透過する角度を制御する角度制御層を備え、
前記仮想面に垂直な方向からの観察において、前記二色性色素組成物の光吸収軸は、前記第1面に対して傾いており、且つ前記第2面から前記第1面に向かうにつれて前記鉛直方向の上側に向かうように延びており、
前記二色性色素組成物の光吸収軸の、前記第1面に垂直な方向に対してなす角度は、20°以上40°以下である、採光フィルム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記透過率T2を前記透過率T1で割った値は、1.85以上である、請求項1に記載の採光フィルム。
【請求項3】
前記透過率T1は、6%以下である、請求項1に記載の採光フィルム。
【請求項4】
前記透過率T2は、11%以上である、請求項1に記載の採光フィルム。
【請求項5】
前記仮想面上において、前記第1面に入射したときの透過率を最大化する方向に進行する最大化光は、前記鉛直方向の上側から前記第1面に入射し、
前記最大化光の前記第1面に対する入射角は、30°以上40°以下である、請求項1に記載の採光フィルム。
【請求項6】
前記採光フィルムの前記第1面を構成する粘着層をさらに備える、請求項1に記載の採光フィルム。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の採光フィルムと、
前記採光フィルムに重ねられた透光部材と、を備え、
建造物の開口部に嵌められる、積層体。
【請求項8】
開口部と、
前記開口部に嵌められた請求項7に記載の積層体と、を備える、建造物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、採光フィルム、積層体及び建造物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
建造物の外部から、窓などの開口部を介して建造物の内部を覗き見ることを難しくする技術が、広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
特許文献1には、明るい側からは鏡のように見え、暗い側から見ると透過しているように見える、いわゆるマジックミラーを用いて、窓から建造物の内部を覗き見ることを難しくする技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-251414号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建造物の外部から窓などの開口部を介して建造物の内部を覗き見ることを難しくすることとともに、建造物の外部から開口部を介して建造物の内部に光を取り入れることが求められる場合がある。特に、開口部の下側から開口部を介して建造物の内部を覗き見ることを難しくするとともに、開口部の上側からの光を建造物の内部に取り入れることが求められる場合がある。具体的には、建造物の2階以上の階層に開口部が設けられている場合、当該開口部の下側から、当該開口部を介して建造物の内部が覗き見られるおそれがある。さらに、当該開口部の上側からの太陽光を、建造物の内部に取り入れることが求められる場合がある。
【0006】
本開示は、以上の点を考慮してなされたものであって、建造物の内部を覗き見ることを難しくしつつ、且つ光を建造物の内部に取り入れられる採光フィルムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の実施の形態は、以下の[1]~[8]に関する。
【0008】
[1]
第1面と、前記第1面とは反対側に位置する第2面とを有し、前記第1面が鉛直方向に広がるように載置される、採光フィルムであって、
前記第1面に垂直且つ前記鉛直方向に平行な仮想面上において、前記第1面に対して40°の入射角で前記鉛直方向の下側から前記第1面に入射する光の透過率T1は、前記第1面に対して40°の入射角で前記鉛直方向の上側から前記第1面に入射する光の透過率T2よりも小さく、
二色性色素組成物と液晶組成物とを含み、光が透過する角度を制御する角度制御層を備え、
前記仮想面に垂直な方向からの観察において、前記二色性色素組成物の光吸収軸は、前記第1面に対して傾いており、且つ前記第2面から前記第1面に向かうにつれて前記鉛直方向の上側に向かうように延びており、
前記二色性色素組成物の光吸収軸の、前記第1面に垂直な方向に対してなす角度は、20°以上40°以下である、採光フィルム。
【0009】
[2]
前記透過率T2を前記透過率T1で割った値は、1.85以上である、[1]に記載の採光フィルム。
【0010】
[3]
前記透過率T1は、6%以下である、[1]又は[2]に記載の採光フィルム。
(【0011】以降は省略されています)
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