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公開番号2025101701
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2024027798
出願日2024-02-27
発明の名称光学結像レンズ装置
出願人佳凌科技股ふん有限公司
代理人アクシス国際弁理士法人
主分類G02B 13/04 20060101AFI20250630BHJP(光学)
要約【課題】優れた結像を行う品質という利点を有する光学結像レンズ装置を提供すること。
【解決手段】光学結像レンズ装置は、光軸に沿って物体側から像側まで順に第一レンズ群、アパーチャー及び第二レンズ群を含んでいる。第一レンズ群は、物体側から像側まで光軸に沿って配列された第一レンズ、第二レンズ及び第三レンズで構成され、前記第一レンズから前記第三レンズまでの屈折力の配列が負負正になる。第二レンズ群は、物体側から像側まで光軸に沿って配列された第四レンズ、第五レンズ、第六レンズ及び第七レンズで構成され、前記第四レンズから前記第七レンズまでの屈折力の配列が正正負正になる。上記七つのレンズ間には、隙間が存在し互いに接着されない。前記光学結像レンズ装置のレンズ配列により0.2<F/fg2<0.5という条件が満たされており、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、fg2が前記第二レンズ群の組み合わせ焦点距離である。そして、優れた結像を行う品質が実現される。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
光軸に沿って物体側から像側まで順に、
前記物体側から前記像側まで前記光軸に沿って配列された第一レンズ、第二レンズ及び第三レンズで構成されるものであって、
前記第一レンズが負屈折力を有し、前記第一レンズにおける物体側面が凸面であり、前記第一レンズにおける像側面が凹面であり、
前記第二レンズが負屈折力を有し、前記第二レンズにおける像側面が凹面であり、
前記第三レンズが正屈折力を有し、前記第三レンズにおける像側面が凸面である第一レンズ群と、
アパーチャーと、
前記物体側から前記像側まで前記光軸に沿って配列された第四レンズ、第五レンズ、第六レンズ及び第七レンズで構成されるものであって、
前記第四レンズが正屈折力を有した両凸面レンズであり、
前記第五レンズが正屈折力を有し、前記第五レンズにおける像側面が凸面であり、
前記第六レンズが負屈折力を有した両凹レンズであり、
前記第七レンズが正屈折力を有した両凸面レンズであり、
前記第一レンズから前記第七レンズまで隣接する二つのレンズ間においては、前記光軸に空気間隔距離をそれぞれ有する第二レンズ群を含み、
前記光学結像レンズ装置は、0.2<F/fg2<0.5という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、fg2が前記第二レンズ群の組み合わせ焦点距離である、ことを特徴とする光学結像レンズ装置。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第二レンズにおける物体側面が凸面であり、前記第三レンズにおける物体側面が凹面である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項3】
前記第二レンズが両凹レンズであり、前記第二レンズにおける物体側面に少なくとも一つの変曲点を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項4】
前記第三レンズが両凸面レンズであり、前記第三レンズにおける物体側面に少なくとも一つの変曲点を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項5】
前記第五レンズにおける物体側面が凹面である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項6】
前記第五レンズが両凸面レンズである、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項7】
前記光学結像レンズ装置は、0.1<F/f3<0.3という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、f3が前記第三レンズの焦点距離である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項8】
前記光学結像レンズ装置は、0.2<F/f5<0.5という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、f5が前記第五レンズの焦点距離である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項9】
前記光学結像レンズ装置は、0.1<F/(f4+f5+f6+f7)<0.2という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、f4が前記第四レンズの焦点距離であり、f5が前記第五レンズの焦点距離であり、f6が前記第六レンズの焦点距離であり、f7が前記第七レンズの焦点距離である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
【請求項10】
前記光学結像レンズ装置は、0<F/R1<0.15という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、R1が前記第一レンズにおける物体側面の曲率半径である、ことを特徴とする請求項1に記載の光学結像レンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学結像システムの適用分野に関し、特に、低いディストーション及び優れた結像品質を有する光学結像レンズ装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮影の機能を付けたポータブル電子製品が盛んになるにつれ、光学システムに対するが継続的に高まっていく。典型的な光学システムは、電荷結合素子(Charge Coupled Device、CCD)や相補型金属酸化膜半導体素子(Complementary Metal-Oxide Semiconductor Sensor、CMOSSensor)が採用されており、半導体を製造する技術が精進されていくにつれ、感光素子の的画素寸法が小さくなり、光学システムが次第に高画素の分野に発展されている。同時に、無人航空機や自動運転車が生々発展されていくにつれ、先進運転支援システム(Advanced Driver Assistance system、 ADAS)が極めて重要な役割を果たしている。これらのシステムは、各種のレンズ装置にセンサーを取り付けることにより、環境の情報を即時で集めて、運転者に一層全面的な情報を提供するようになる。また、車用レンズ装置は、外部に適用される環境の温度変化に応じて、温度のニーズに対するレンズ装置の品質も高まるので、結像品質に対する要求も日々増えている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
優れた結像レンズ装置は、低いディストーション(distortion)と高い解像度(resolution)などの利点を有したことが一般的である。しかしながら、実際の適用場面において、小さい寸法とコストについての問題も考えられるべきである。従って、様々な制限条件があっても、優れた結像品質を有したレンズ装置を設計できるようにすることは、設計者にとって難しい問題の一つである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
このことに鑑み、本発明は、優れた結像を行う品質という利点を有する光学結像レンズ装置を提供することをを目的とする。
【0005】
上記の目的を達成するために、本発明が提供する光学結像レンズ装置は、光軸に沿って物体側から像側まで順に第一レンズ群、アパーチャー及び第二レンズ群を含んでいる。前記第一レンズ群は、前記物体側から前記像側まで前記光軸に沿って配列された第一レンズ、第二レンズ及び第三レンズで構成される。そのうち、前記第一レンズは、負屈折力を有し、前記第一レンズにおける物体側面が凸面であり、前記第一レンズにおける像側面が凹面である。前記第二レンズは、負屈折力を有し、前記第二レンズにおける像側面が凹面である。前記第三レンズは、正屈折力を有し、前記第三レンズにおける像側面が凸面である。前記第二レンズ群は、前記物体側から前記像側まで前記光軸に沿って配列された第四レンズ、第五レンズ、第六レンズ及び第七レンズで構成される。そのうち、前記第四レンズは、正屈折力を有した両凸面レンズである。前記第五レンズは、正屈折力を有し、前記第五レンズにおける像側面が凸面である。前記第六レンズは、負屈折力を有した両凹レンズである。前記第七レンズは、正屈折力を有した両凸面レンズである。そのうち、前記第一レンズから前記第七レンズまで隣接する二つのレンズ間においては、前記光軸に空気間隔距離をそれぞれ有する。しかも、前記光学結像レンズ装置は、0.2<F/fg2<0.5という条件が満たされており、そのうち、Fが前記光学結像レンズ装置の焦点距離であり、fg2が前記第二レンズ群の組み合わせ焦点距離である。
【発明の効果】
【0006】
本発明による効果は、前記光学結像レンズ装置は、少なくとも七つのレンズを用いて光学アセンブリを配列し、光学結像レンズ装置の屈折力を正確に配置すると共に特定の条件を満たすことにより、優れた結像品質を図ることができるということにある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第一実施例に係る光学結像レンズ装置の構成の模式図である。
本発明の第一実施例に係る光学結像レンズ装置の縦方向の球面収差図である。
本発明の第一実施例に係る光学結像レンズ装置の横方向の球面収差図である。
本発明の第二実施例に係る光学結像レンズ装置の構成の模式図である。
本発明の第二実施例に係る光学結像レンズ装置の縦方向の球面収差図である。
本発明の第二実施例に係る光学結像レンズ装置の横方向の球面収差図である。
本発明の第三実施例に係る光学結像レンズ装置の構成の模式図である。
本発明の第三実施例に係る光学結像レンズ装置の縦方向の球面収差図である。
本発明の第三実施例に係る光学結像レンズ装置の横方向の球面収差図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を一層明確に説明するために、好ましい実施例を挙げ図面を参照しながら以下通りに説明する。図1Aを参照すると、本発明の第一実施例に係る光学結像レンズ装置100は、光軸Zに沿って物体側から像側まで順に第一レンズ群G1、アパーチャーS7及び第二レンズ群G2を含んでいる。第一実施例において、前記光学結像レンズ装置100は、少なくとも七つのレンズを有する。そのうち、前記第一レンズ群G1は、前記物体側から前記像側まで前記光軸Zに沿って配列された第一レンズL1、第二レンズL2及び第三レンズL3で構成される。前記第二レンズ群G2は、前記物体側から前記像側まで前記光軸Zに沿って配列された第四レンズL4、第五レンズL5、第六レンズL6及び第七レンズL7で構成される。本実施例は、前記第一レンズL1から前記第七レンズL7まで隣接する二つのレンズ間において、前記光軸Zに空気間隔距離をそれぞれ有する。それは、前記第一レンズL1乃至前記第七レンズL7が共に単一のレンズでありながら、前記第一レンズL1乃至前記第七レンズL7における隣接するいずれかの二つのレンズ同士が粘着剤により複合レンズになれないということを意味する。
【0009】
前記第一レンズL1は、負屈折力を有し、前記第一レンズL1における物体側面S1が凸面であり、前記第一レンズL1における像側面S2が凹面であり、そのうち、前記第一レンズL1における物体側面S1と像側面S2が共に球面である。
【0010】
前記第二レンズL2は、負屈折力を有し、前記第二レンズL2における物体側面S3が凸面であり、前記第二レンズL2における像側面S4が凹面であり、そのうち、前記第二レンズL2における物体側面S3と像側面S4が共に非球面である。
(【0011】以降は省略されています)

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