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公開番号2025101128
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217747
出願日2023-12-25
発明の名称光学表示装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 23/10 20060101AFI20250630BHJP(光学)
要約【課題】光軸のズレを抑制しつつ左右の対物光学系を分離可能であり、外景光と映像光とを重ねて視認できる、光学表示装置を提供する。
【解決手段】本発明の光学表示装置は、外景からの光が入射する第1対物光学系および第2対物光学系と、第1対物光学系に入射した光を射出する第1接眼光学系と、第2対物光学系に入射した光に応じた映像光を射出する表示素子と、表示素子からの映像光を射出する第2接眼光学系と、第1対物光学系を収容する第1鏡筒と、第1接眼光学系を収容する第2鏡筒と、第2接眼光学系を収容する第3鏡筒とを有する本体と、第2対物光学系を収容する第4鏡筒と、を備え、表示素子は、本体に設けられ、第4鏡筒は、第1鏡筒および第2鏡筒が並ぶ第1方向に沿って、第3鏡筒と並ぶように本体に対して着脱可能に取付けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外景からの光が入射する第1対物光学系および第2対物光学系と、
前記第1対物光学系に入射した光を射出する第1接眼光学系と、
前記第2対物光学系に入射した光に応じた映像光を射出する表示素子と、
前記表示素子からの前記映像光を射出する第2接眼光学系と、
前記第1対物光学系を収容する第1鏡筒と、前記第1接眼光学系を収容する第2鏡筒と、前記第2接眼光学系を収容する第3鏡筒とを有する本体と、
前記第2対物光学系を収容する第4鏡筒と、
を備え、
前記表示素子は、前記本体に設けられ、
前記第4鏡筒は、前記第1鏡筒および前記第2鏡筒が並ぶ第1方向に沿って、前記第3鏡筒と並ぶように前記本体に対して着脱可能に取付けられる、
ことを特徴とする光学表示装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記第2対物光学系に入射した前記外景からの光を検出する第1センサーと、
前記第1センサーの検出結果に基づいて前記映像光を生成して前記表示素子から射出させる制御部と、
をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項3】
前記第1接眼光学系が射出する光の輝度を検出する第2センサーをさらに備え、
前記制御部は、前記第2センサーの検出結果に応じて、前記表示素子から射出する前記映像光の輝度を調整する、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学表示装置。
【請求項4】
第1範囲に対応する外景からの光が前記第1対物光学系に入射し、
前記第1範囲を含み前記第1範囲よりも大きい第2範囲に対応する外景からの光が前記第2対物光学系に入射する、
ことを特徴とする請求項1に記載の光学表示装置。
【請求項5】
前記第1センサーは、前記第4鏡筒の内部に収容され、
前記制御部は、前記本体に収容されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の光学表示装置。
【請求項6】
前記本体は、前記制御部と電気的に接続される第1端子部を有し、
前記第4鏡筒は、前記第1センサーと電気的に接続される第2端子部を有し、
前記第4鏡筒が前記本体に取り付けられた場合に、前記第1端子部は、前記第2端子部と電気的に接続される、
ことを特徴とする請求項5に記載の光学表示装置。
【請求項7】
前記表示素子から前記第2接眼光学系までの距離は、前記第1対物光学系および前記第1接眼光学系の間の光路で形成される中間像から前記第1接眼光学系までの距離と等しい、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の光学表示装置。
【請求項8】
前記表示素子から前記第2接眼光学系までの距離は、前記第1対物光学系および前記第1接眼光学系の間の光路で形成される中間像から前記第1接眼光学系までの距離よりも短い、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか一項に記載の光学表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、左眼用鏡筒部と右眼用鏡筒部とを分離可能とする双眼鏡が開示されている。下記特許文献2には、対物光学系の光軸と重なる位置に設けられたハーフミラーからなる光束合成素子により光源からの映像を反射することで使用者の眼に外景に重ねて映像を視認させる光学装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6439090号
特開2002-196260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1に開示の双眼鏡に特許文献2に開示の光学装置を組み合わせることで、外景光と映像とを重ねて視認可能とする左右分離型の双眼鏡を構成することも考えられる。しかしながら、このような左右分離型の双眼鏡では、右眼鏡筒部と左眼鏡筒部とが完全に分離されるため、分離させた後に右眼鏡筒部と左眼鏡筒部とを組み合わせた場合に、右眼鏡筒部による外景光の光軸と左眼鏡筒部による外景光の光軸との間にズレが生じ易くなる恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一つの態様によれば、外景からの光が入射する第1対物光学系および第2対物光学系と、前記第1対物光学系に入射した光を射出する第1接眼光学系と、前記第2対物光学系に入射した光に応じた映像光を射出する表示素子と、前記表示素子からの前記映像光を射出する第2接眼光学系と、前記第1対物光学系を収容する第1鏡筒と、前記第1接眼光学系を収容する第2鏡筒と、前記第2接眼光学系を収容する第3鏡筒とを有する本体と、前記第2対物光学系を収容する第4鏡筒と、を備え、前記表示素子は、前記本体に設けられ、前記第4鏡筒は、前記第1鏡筒および前記第2鏡筒が並ぶ第1方向に沿って、前記第3鏡筒と並ぶように前記本体に対して着脱可能に取付けられる、光学表示装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る光学表示装置の概略構成を示す斜視図である。
第1実施形態の光学表示装置を上側から視た平面図である。
着脱鏡筒と右側本体部との着脱構造の要部を示す斜視図である。
左右の対物光学系の視野角の関係を模式的に示した図である。
第2実施形態の光学表示装置の概略構成を示す斜視図である。
第3実施形態の光学表示装置の概略構成を示す斜視図である。
第3実施形態の光学表示装置を上側から視た平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
本実施形態の光学表示装置は、右眼に外景とともに映像光を重ねて表示させる双眼鏡型の装置である。
【0008】
(第1実施形態)
図1は本実施形態に係る光学表示装置の概略構成を示す斜視図である。
図1に示すように本実施形態の光学表示装置100は、本体20と、左眼用対物光学系(第1対物光学系)21Lと、右眼用対物光学系(第2対物光学系)30Rと、左眼用接眼光学系(第1接眼光学系)22Lと、右眼用接眼光学系(第2接眼光学系)23Rと、右眼用対物光学系30Rを収容する着脱鏡筒(第4鏡筒)30と、第1センサー41と、第2センサー42と、制御部50と、表示素子70と、を備えている。
【0009】
本実施形態の光学表示装置100は、後述のように、表示素子70の映像光を使用者の右眼に視認させ、外景光の観察像を使用者の左眼に視認させることから左右で異なる像を視認させるが、左右の観察像は使用者の脳内で合成されて映像光および外景光が重なり合った違和感のない合成像として認識させることができる。本実施形態の光学表示装置100は、映像光と外景光とを合成した合成像を表示可能な双眼鏡型の表示装置である。
【0010】
以下の説明では、必要に応じてXYZ座標系を用いて光学表示装置100の各部材の配置を説明する。本実施形態において、X軸に沿う方向は接眼光学系を覗く光学表示装置100の使用者Mから視た左右方向に対応し、Y軸に沿う方向は使用者Mから視た前後方向に対応し、Z軸に沿う方向はX軸およびY軸に直交し、使用者Mから視た上下方向に対応する。以下の説明においては、X軸方向と平行な方向を左右方向Xと呼び、Y軸方向と平行な方向を前後方向Yと呼び、Z軸方向と平行な方向を上下方向Zと呼ぶ。また、X軸方向のうち+X側を「左側」と呼び、X軸方向のうち-X側を「右側」と呼ぶ。また、Y軸方向のうち+Y側を「前側」と呼び、Y軸方向のうち-Y側を「後側」と呼ぶ。また、Z軸方向のうち+Z側を「上側」と呼び、Z軸方向のうち-Z側を「下側」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)

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