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公開番号2025104143
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2023222021
出願日2023-12-27
発明の名称清掃用回転ブラシ
出願人株式会社スマートロボティクス,株式会社長谷工コーポレーション
代理人弁理士法人にじいろ特許事務所
主分類E01H 1/08 20060101AFI20250702BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】建築現場の溝内を走行しながら溝内に溜まった建築廃棄物を溝外に排出する溝走行装置に使用されるのに適した清掃用回転ブラシを提供することにある。
【解決手段】 本実施形態に係る清掃用回転ブラシ10は、回転軸体15と、複数の繊維毛束17と、複数の弾性板18と、を具備する。繊維毛束17と弾性板18とは回転軸体15の周方向に分散して配置される。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転軸体と、
複数の繊維毛束と、
複数の弾性板と、を具備し、
前記繊維毛束と前記弾性板とは前記回転軸体の周方向に分散して配置される、
清掃用回転ブラシ。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記繊維毛束は前記弾性板よりも長い、
請求項1記載の清掃用回転ブラシ。
【請求項3】
前記回転軸体の周方向の複数の位置に、前記複数の繊維毛束が所定本ずつ前記回転軸体の中心線に沿って配列されてなる複数の繊維毛束列がそれぞれ構成され、
前記繊維毛束列と前記弾性板とは前記回転軸体の周方向に分散して配置される、
請求項1記載の清掃用回転ブラシ。
【請求項4】
前記回転軸体の周方向において隣接する前記繊維毛束列と前記弾性板とがなす角度は、前記回転軸体の周方向において隣接する前記繊維毛束列同士がなす角度よりも大きい、
請求項3記載の清掃用回転ブラシ。
【請求項5】
前記複数の弾性板は一対をなし、
前記一対の弾性板の一方は、前記回転軸体の周方向0度の位置に配置され、他方は周方向180度の位置に配置される、
請求項1記載の清掃用回転ブラシ。
【請求項6】
前記複数の繊維毛束は、前記回転軸体の周方向60度、90度、120度、240度、270度、300度の位置にそれぞれ配置される、
請求項5記載の清掃用回転ブラシ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、清掃用回転ブラシに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
集合住宅などの建築現場では、バルコニーや廊下にある排水用の溝に建築廃棄物(ゴミ)が溜まりやすく、溝内を綺麗に清掃したいといった要望があった。しかしながら、建築現場における建築廃棄物として、塵埃はもちろんではあるが、それとともにコンクリート塊、木材等の端材、金属片、金属くず、ガラス片、ガラスくずなど、比較的大きく比較的重いものがあった。また、溝の上方には、足場に使用されるパイプが溝を横断するように配設されている場合があった。そのため、道路などの床面上の塵埃を床面に対して垂直又は傾斜した軸周りに回転するブラシで掃き集め、回収する従来型のスイーパー(例えば、特許文献1)を用いて溝内を清掃しても、溝内の建築廃棄物を取り切れないことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022―518871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建築現場の溝内を走行しながら溝内に溜まった建築廃棄物を溝外に排出する溝走行装置に使用されるのに適した清掃用回転ブラシを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態に係る清掃用回転ブラシは、回転軸体と、複数の繊維毛束と、複数の弾性板と、を具備する。繊維毛束は回転軸体の周方向に分散して配置される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、本実施形態に係る回転ブラシの使用状態の一例を示す斜視図である。
図2は、図1の正面図である。
図3は、本実施形態に係る回転ブラシを溝走行装置から取り外した状態を示す斜視図である。
図4は、図3の回転ブラシのブラシ本体の一例を示す斜視図である。
図5は、図4のブラシ本体の平面図である。
図6は、図4のブラシ本体の正面図である。
図7は、図6に90度回転させたブラシ本体を重ねた図である。
図8は、本実施形態に係る回転ブラシによる溝内の建築廃棄物の溝外への排出動作を説明するための補足図である。
図9は、本実施形態の第1変形例に係る回転ブラシの正面図である。
図10は、本実施形態の第2変形例に係る回転ブラシの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る清掃用回転ブラシを説明する。以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
【0008】
図1、図2は本実施形態に係る清掃用回転ブラシ10(以下、単に回転ブラシ10と称する)の使用状態を示す図である。図1は斜視図、図2は正面図をそれぞれ表す。図1に示すように、本実施形態では、回転ブラシ10が溝走行装置1の一部品として使用されるものとして説明する。しかしながら、回転ブラシ10の使用例はこれに限定されることはない。例えば、回転ブラシ10は、溝走行装置1の走行機構30と飛散防止板40とを有さない手持ち式の清掃装置に使用することができる。溝走行装置1は、建築現場となる集合住宅のバルコニーや、廊下に設けられた排水用の溝内を走行しながら、溝内に溜まった建築廃棄物を溝外に排出する装置である。ここで、建築廃棄物は、砂塵と瓦礫とを含む、砂塵は、砂、塵に限定されることはなく、埃、木材加工により発生された細かい木屑、金属加工により発生された細かい金属屑、ガラス加工により発生された細かいガラス屑などの掃き出すことが可能な比較的小さく比較的軽い建築廃棄物を表す。瓦礫は、コンクリート塊、木材等の端材、金属片、ガラス片などの掃き出すことが難しい比較的大きく比較的重い建築廃棄物を表す。
【0009】
図3は、回転ブラシ10を溝走行装置1の装置本体20から取り外した状態を示す図である。なお、溝走行装置1の任意の位置を原点として、溝走行装置1の長さ方向に平行な軸をX軸、幅方向に平行な軸をY軸、高さ方向に平行な軸をZ軸としてそれぞれ定義する。また、長さ方向は前後方向、幅方向は左右方向、高さ方向は上下方向とも称される。装置本体20の中心線はX軸方向に平行である。
【0010】
図3に示すように、回転ブラシ10は、装置本体20と、走行機構30と、飛散防止板40とともに溝走行装置1を構成する。装置本体20の左右両側に、瓦礫の上や整地されていない地面の走行に適する走行機構30が装備される。走行機構30は、自走用の前後に分散して配置された一対の駆動車輪の間に履帯(クローラー)を掛け渡して構成される。走行機構30により、溝走行装置1は前方に向かって走行することができる。装置本体20の上側であって、装置本体20に取り付けられた回転ブラシ10を覆う位置には飛散防止板40が設けられる。飛散防止板40は、回転ブラシ10に掃き上げられた砂塵や回転ブラシ10によって掻き上げられた瓦礫が、溝走行装置1の進行方向に対して一方の側に飛散することを抑制する。
(【0011】以降は省略されています)

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