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公開番号
2025104436
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222239
出願日
2023-12-28
発明の名称
蓄電池制御装置、及び蓄電システム
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数のモジュール制御部の通信IDを自動で設定したうえで、ストリング制御部が蓄電池モジュールのストリング内での配置を識別できるようにする。
【解決手段】ストリングコントローラSCは、通信IDをモジュールコントローラMC1~MCmに設定した後、配置識別処理を実行する。配置識別処理は、モジュールコントローラMC1~MCmの何れか一つに、スイッチS31~S3mを接続させる制御信号を送信する送信処理と、当該スイッチS31~S3mが接続された状態での電圧センサ12の計測値を取得する取得処理と、取得した電圧センサ12の計測値に応じて、モジュールコントローラMC1~MCmが対応する蓄電池モジュールM1~MmのストリングSt内での配置を識別する識別処理とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムを制御する蓄電池制御装置であって、
前記蓄電池モジュールに対応してそれぞれ設けられた複数のモジュール制御部と、
前記ストリングに対応して設けられ、複数の前記モジュール制御部に通信IDを設定して複数の前記モジュール制御部と通信するストリング制御部と、
複数の前記蓄電池モジュールの中で最も前記ストリングの負極側に配された前記蓄電池モジュールの負極側と複数の前記蓄電池モジュールのそれぞれの正極側とを接続する信号線と、
前記信号線に設けられた電圧センサと、
前記蓄電池モジュールに対応してそれぞれ設けられ、前記モジュール制御部が送信する制御信号に応じて前記蓄電池モジュールの正極側を前記信号線に接続又は遮断する複数のスイッチと
を備え、
前記ストリング制御部は、前記通信IDを前記モジュール制御部に設定した後、前記モジュール制御部が対応する前記蓄電池モジュールの前記ストリング内での配置を識別するための配置識別処理を実行し、
前記配置識別処理は、
複数の前記モジュール制御部の何れか一つに、前記スイッチを接続状態にする制御信号を送信する送信処理と、
当該スイッチを接続状態にした時の前記電圧センサの計測値を取得する取得処理と、
取得した前記計測値に応じて、前記モジュール制御部が対応する前記蓄電池モジュールの前記ストリング内での配置を識別する識別処理と
を含む蓄電池制御装置。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記ストリング制御部は、前記通信IDを要素とする配列を記憶しており、
前記識別処理は、取得した前記計測値に応じて、前記配列の前記通信IDを並び替える処理を含む請求項1に記載の蓄電池制御装置。
【請求項3】
前記蓄電システムは、
前記蓄電池モジュールに対応してそれぞれ設けられ、前記モジュール制御部が送信する制御信号に応じて前記蓄電池モジュールをバイパス状態又はバイパス解除状態とする複数のバイパス部
を備え、
前記ストリング制御部は、前記配置識別処理を実行する前に、全ての前記蓄電池モジュールを前記バイパス解除状態とするための制御信号を、複数の前記モジュール制御部に送信する請求項1に記載の蓄電池制御装置。
【請求項4】
複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムであって、
請求項1~3の何れか1項に記載の蓄電池制御装置を備える蓄電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電池制御装置、及び蓄電システムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
マスタ装置及び複数のスレーブ装置が同一の通信バスに接続された車載用データ通信システムとして、ネットワークの起動時にスレーブ装置の通信アドレスを自動で設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の車載用データ通信システムでは、ネットワークの起動時にスレーブ装置からマスタ装置に接続依頼情報が送信されると、マスタ装置は、当該スレーブ装置の通信アドレスを他のスレーブ装置とは異なるように設定して当該スレーブ装置に通知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-326896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムにおいて、ストリングに対応するストリング制御部(マスタ装置)と蓄電池モジュールにそれぞれ対応する複数のモジュール制御部(スレーブ装置)との間の通信を行うために、複数のモジュール制御部の通信IDを設定する方法について検討する。当該方法としては、使用者が手動で設定する方法、特許文献1に記載されているようにマスタ装置であるストリング制御部が自動で設定する方法が挙げられる。
【0005】
通信IDを手動で設定する方法では、通信ID設定用のスイッチをモジュール制御部に実装し、使用者がモジュール制御部毎にスイッチを設定する。この方法では、使用者によるスイッチの設定にミスが起きた場合、蓄電システムにおける全ての通信が不能になる恐れがある。
【0006】
ストリング制御部が自動で設定する方法では、通信IDがストリング制御部から複数のモジュール制御部にブロードキャスト通信で送信されて各モジュール制御部が順次応答する自動割り振り処理が繰り返される。この方法では、通信IDを割り振られたモジュール制御部と、当該モジュール制御部に対応する蓄電池モジュールのストリング内での配置(並び順)との対応付けが行われない。そのため、例えば、モジュール制御部からストリング制御部に蓄電モジュールの異常通知が行われた場合に、ストリング制御部は、異常通知を行ったモジュール制御部に対応する蓄電池モジュールのストリング内での配置を識別することができない。
【0007】
本発明は上記事情に鑑み、複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムにおいて、複数のモジュール制御部の通信IDを自動で設定したうえで、ストリング制御部がストリング内での蓄電池モジュールの配置を識別できるようにする蓄電池制御装置、及び蓄電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の蓄電池制御装置は、複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムを制御する蓄電池制御装置であって、前記蓄電池モジュールに対応してそれぞれ設けられた複数のモジュール制御部と、前記ストリングに対応して設けられ、複数の前記モジュール制御部に通信IDを設定して複数の前記モジュール制御部と通信するストリング制御部と、複数の前記蓄電池モジュールの中で最も前記ストリングの負極側に配された前記蓄電池モジュールの負極側と複数の前記蓄電池モジュールのそれぞれの正極側とを接続する信号線と、前記信号線に設けられた電圧センサと、前記蓄電池モジュールに対応してそれぞれ設けられ、前記モジュール制御部が送信する制御信号に応じて前記蓄電池モジュールの正極側を前記信号線に接続又は遮断する複数のスイッチとを備え、前記ストリング制御部は、前記通信IDを前記モジュール制御部に設定した後、前記モジュール制御部が対応する前記蓄電池モジュールの前記ストリング内での配置を識別するための配置識別処理を実行し、前記配置識別処理は、複数の前記モジュール制御部の何れか一つに、前記スイッチを接続状態にする制御信号を送信する送信処理と、当該スイッチを接続状態にした時の前記電圧センサの計測値を取得する取得処理と、取得した前記計測値に応じて、前記モジュール制御部が対応する前記蓄電池モジュールの前記ストリング内での配置を識別する識別処理とを含む。
【0009】
本発明の蓄電システムは、複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムであって、請求項1~3の何れか1項に記載の蓄電池制御装置を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の蓄電池モジュールが直列接続されたストリングを備える蓄電システムにおいて、複数のモジュール制御部の通信IDを自動で設定したうえで、ストリング制御部がストリング内での蓄電池モジュールの配置を識別できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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