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公開番号2025125836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022053
出願日2024-02-16
発明の名称媒体処理装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/16 20190101AFI20250821BHJP(チェック装置)
要約【課題】簡易な構成で紙幣を収納容器に収納する。
【解決手段】紙幣入出金機10は、搬送路38上を集積方向Diへ紙幣を送り込む第2駆動ローラ42と、全周のうち一部に羽根が設けられ集積される紙幣を叩き収納庫ケース30の底部へ落とす部分舌片64と、搬送路38における収納庫ケース30と第2駆動ローラ42との間に設けられた集積センサ46と、紙幣を第2駆動ローラ42へ送り込む第1駆動ローラ40と、搬送路38における第1駆動ローラ40に対し繰出方向Do側に設けられた搬送センサ44と、集積センサ46により先行紙幣を検知し部分舌片64が初期ポジションとなると第2駆動ローラ42及び部分舌片64を停止させて該先行紙幣を停止させ、搬送センサ44により後続紙幣を検知すると第2駆動ローラ42及び部分舌片64の動作を再開させ先行紙幣を収納庫ケース30へ送り部分舌片64により紙幣の端部を叩かせる紙幣制御部11とを設ける。
【選択図】図6


特許請求の範囲【請求項1】
集積された状態で媒体を収納する収納容器と、
搬送路上を前記収納容器に向けて搬送方向へ前記媒体を送り込む集積ローラと、
全周のうち一部に羽根が設けられ、集積される前記媒体を叩き該媒体を前記収納容器の底部へ落とす羽根車と、
前記搬送路における前記収納容器と前記集積ローラとの間に設けられ前記媒体を検知する集積センサと、
前記媒体を前記集積ローラへ送り込む搬送ローラと、
前記搬送路における前記搬送ローラに対し前記搬送方向の逆方向側に設けられ前記媒体を検知する搬送センサと、
前記集積センサにより前記媒体である先行媒体を検知し前記羽根車が所定の初期回転位置となると、前記集積ローラ及び前記羽根車を停止させて該先行媒体を停止させ、前記搬送センサにより前記先行媒体の後続の前記媒体である後続媒体を検知すると、前記集積ローラ及び前記羽根車の動作を再開させ前記先行媒体を前記収納容器へ送らせ前記羽根車により前記媒体の端部を叩かせる制御部と
を有する媒体処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記搬送センサにより前記先行媒体を検知し該先行媒体が所定位置に到達すると、前記集積ローラ及び前記羽根車の回転を開始させて前記先行媒体を前記搬送ローラから前記集積ローラに向けて搬送させ、前記集積センサにより前記先行媒体を検知し前記羽根車が前記初期回転位置となると、前記集積ローラ及び前記羽根車を停止させて該先行媒体を停止させ、前記搬送センサにより前記後続媒体を検知すると、前記集積ローラ及び前記羽根車の動作を再開させ前記先行媒体を前記収納容器へ送らせ前記羽根車により前記媒体の端部を叩かせる
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項3】
前記羽根車の回転位置を検知する回転位置センサ
をさらに有し、
前記制御部は、
前記搬送センサにより前記先行媒体を検知し該先行媒体が所定位置に到達すると、前記集積ローラ及び前記羽根車の回転を開始させて前記先行媒体を前記搬送ローラから前記集積ローラに向けて搬送させ、前記集積センサにより前記先行媒体を検知し前記回転位置センサの検知結果に基づき前記羽根車を前記初期回転位置まで回転させると、前記集積ローラ及び前記羽根車を停止させて該先行媒体を停止させ、前記搬送センサにより前記後続媒体を検知すると、前記集積ローラ及び前記羽根車の動作を再開させ前記先行媒体を前記収納容器へ送らせ前記羽根車により前記媒体の端部を叩かせる
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項4】
前記所定位置は、
前記搬送ローラが前記集積ローラへ前記媒体を搬送し、その後、前記集積ローラ及び前記羽根車が停止し、その後、前記集積ローラ及び前記羽根車の動作が再開して前記羽根車が前記初期回転位置から回転を開始し、前記媒体が前記収納容器へ送られた際に、前記羽根車が前記媒体の端部を叩くことが可能な位置である
請求項2又は請求項3に記載の媒体処理装置。
【請求項5】
前記初期回転位置は、
前記集積ローラ及び前記羽根車が停止し、その後、前記集積ローラ及び前記羽根車の動作が再開して前記羽根車が前記初期回転位置から回転を開始し、前記媒体が前記収納容器へ送られた際に、前記羽根車が前記媒体の端部を叩くことが可能な回転位置である
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記収納容器への前記媒体の搬送を開始する前の時点において、前記羽根車の回転位置を、前記収納容器に集積された前記媒体の上面に前記羽根が当接する回転位置とする
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項7】
前記集積ローラと前記羽根車とは、同一の駆動源により駆動する
請求項1に記載の媒体処理装置。
【請求項8】
前記羽根車は、全周のうち一部のみに羽根が設けられている
請求項1に記載の媒体処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は媒体処理装置に関し、例えば顧客に紙幣等の媒体を投入させて所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、金融機関等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するものが広く普及している。この現金自動取引装置としては、例えば全体を制御する制御部と、顧客との間で紙幣(媒体)の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣を搬送する搬送部と、紙幣の金種や真偽等を認識する認識部と、紙幣を一時的に保留する一時保留部と、金種ごとに紙幣を格納する複数の紙幣収納庫とを有するものが提案されている。
【0003】
このような現金自動取引装置は、羽根により構成された舌片機構(羽根車機構とも呼ばれる)を回転させ、搬送部の搬送路から紙幣収納庫へ放出された紙幣を羽根で叩くことにより、紙幣収納庫の底部へ紙幣を落とすものがある。また舌片機構としては、全周のうち一部に羽根が設けられ回転軸と共に回転する固定舌片と、全周のうち一部に羽根が設けられ回転軸に対し回転可能な可動舌片とが組み合わされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-132519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、固定舌片と可動舌片を組み合わせた舌片機構の場合、構成が複雑で部品点数も多くなってしまうという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成で紙幣を収納容器に収納し得る媒体処理装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、集積された状態で媒体を収納する収納容器と、搬送路上を収納容器に向けて搬送方向へ媒体を送り込む集積ローラと、全周のうち一部に羽根が設けられ、集積される媒体を叩き該媒体を収納容器の底部へ落とす羽根車と、搬送路における収納容器と集積ローラとの間に設けられ媒体を検知する集積センサと、媒体を集積ローラへ送り込む搬送ローラと、搬送路における搬送ローラに対し搬送方向の逆方向側に設けられ媒体を検知する搬送センサと、集積センサにより媒体である先行媒体を検知し羽根車が所定の初期回転位置となると、集積ローラ及び羽根車を停止させて該先行媒体を停止させ、搬送センサにより先行媒体の後続の媒体である後続媒体を検知すると、集積ローラ及び羽根車の動作を再開させ先行媒体を収納容器へ送らせ羽根車により媒体の端部を叩かせる制御部とを設けるようにした。
【0008】
本発明は、収納容器へ媒体を送り込んだ際に媒体の繰出方向側の端部を羽根車で叩けると見込まれるようにモータの再起動タイミングを調整することにより、全周のうち一部に羽根が設けられた羽根車であっても集積時において媒体の繰出方向側の端部を叩くことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、収納容器へ媒体を送り込んだ際に媒体の繰出方向側の端部を羽根車で叩けると見込まれるようにモータの再起動タイミングを調整することにより、全周のうち一部に羽根が設けられた羽根車であっても集積時において媒体の繰出方向側の端部を叩くことができ、かくして簡易な構成で紙幣を収納容器に収納し得る媒体処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。
紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。
第1の実施の形態による紙幣収納庫及び搬送路の構成を示す左側面図である。
集積時の動作(1)を示す左側面図である。
集積時の動作(2)を示す左側面図である。
集積時の動作(3)を示す左側面図である。
集積時の動作(4)を示す左側面図である。
集積時の動作(5)を示す左側面図である。
集積時の動作(6)を示す左側面図である。
集積時の動作(7)を示す左側面図である。
第2の実施の形態による紙幣収納庫及び搬送路の構成を示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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