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公開番号2025073724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184738
出願日2023-10-27
発明の名称画像形成装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/08 20060101AFI20250502BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】劣化トナーを適切に廃棄できるようにすること。
【解決手段】画像形成装置100は、画像形成動作を行う毎に、複数の画像形成部の各々から廃棄すべき現像剤の量である廃棄量を算出する廃棄ドットカウント算出部172と、複数の画像形成部の各々において、廃棄量の累計である総廃棄量を算出する廃棄ドットカウント更新部173と、複数の画像形成部に含まれる第1画像形成部の総廃棄量が第1閾値を超えるか否かを判断する劣化トナー廃棄実行チェック部174と、第1画像形成部の総廃棄量が第1閾値を超えると判断された場合に、第1画像形成部から現像剤の廃棄を行う劣化トナー廃棄実行部175と、を備え、第1画像形成部の総廃棄量が第1閾値を超える場合に、第2画像形成部が予め定められた条件を満たすときには、劣化トナー廃棄実行部175は、第2画像形成部から現像剤の廃棄を行う。
【選択図】図5

特許請求の範囲【請求項1】
像担持体、前記像担持体を一様に帯電させる帯電部、及び、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を付着させることで現像剤像を形成する現像部を備える複数の画像形成部と、
前記複数の画像形成部の各々の前記像担持体に露光を行うことで前記静電潜像を形成する複数の露光部と、
前記複数の画像形成部で形成された前記現像剤像を媒体に転写する転写部と、
前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着部と、
前記複数の画像形成部、前記複数の露光部、前記転写部及び前記定着部を用いて、前記媒体に画像を形成する画像形成動作を行う毎に、前記複数の画像形成部の各々から廃棄すべき前記現像剤の量である廃棄量を、前記複数の画像形成部の各々で算出する廃棄量算出部と、
前記複数の画像形成部の各々において、前記廃棄量の累計である総廃棄量を算出する廃棄量累計部と、
前記複数の画像形成部に含まれる第1画像形成部の前記総廃棄量が第1閾値を超えるか否かを判断する廃棄実行判断部と、
前記第1画像形成部の前記総廃棄量が前記第1閾値を超えると判断された場合に、前記複数の露光部の内の、前記第1画像形成部に露光する第1露光部及び前記第1画像形成部を制御して廃棄用現像剤像を形成することで、前記第1画像形成部から前記現像剤の廃棄を行う廃棄実行部と、を備え、
前記廃棄実行判断部は、前記第1画像形成部の前記総廃棄量が前記第1閾値を超えると判断した場合に、前記第1画像形成部を除く前記複数の画像形成部に含まれる第2画像形成部が予め定められた条件を満たすか否かを判断し、
前記廃棄実行部は、前記第2画像形成部が前記予め定められた条件を満たすと判断された場合に、前記複数の露光部の内の、前記第2画像形成部に露光する第2露光部及び前記第2画像形成部を制御して廃棄用現像剤像を形成することで、前記第2画像形成部から前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記廃棄量算出部は、前記像担持体の表面を主走査方向において複数のエリアに分割して、前記画像形成動作を行う毎に、前記複数のエリアの各々から廃棄すべき前記現像剤の量である単一エリア廃棄量を、前記複数のエリアの各々でさらに算出し、
前記廃棄量累計部は、前記複数のエリアの各々において前記単一エリア廃棄量の累計である単一エリア総廃棄量をさらに算出し、
前記予め定められた条件は、前記単一エリア総廃棄量が第2閾値を超えることであり、
前記廃棄実行部は、前記第2画像形成部の前記複数のエリアに含まれる一つのエリアの前記単一エリア廃棄量が前記第2閾値を超えると判断された場合に、前記一つのエリアに廃棄用現像剤像を形成することで、前記一つのエリアから前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記廃棄実行判断部は、前記第2画像形成部の前記複数のエリアのいずれも前記予め定められた条件を満たさない場合には、前記第2画像形成部の前記複数のエリアの内、前記単一エリア総廃棄量が最大値となっている一又は複数のエリアを特定し、
前記廃棄実行部は、前記第2露光部及び前記第2画像形成部を制御して前記一又は複数のエリアの各々に廃棄用現像剤像を形成することで、前記一又は複数のエリアから前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記廃棄実行部は、前記一又は複数のエリアの各々から前記最大値に対応する量の前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記廃棄実行部は、前記第2露光部からの光量を調整することで、前記一又は複数のエリアの各々から前記最大値に対応する量の前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記廃棄実行判断部は、前記第2画像形成部の前記複数のエリアのいずれも前記予め定められた条件を満たさない場合には、前記第2画像形成部の前記複数のエリアの内、前記単一エリア総廃棄量が第3閾値を超える一又は複数のエリアがあるか否かを判断し、
前記廃棄実行部は、前記一又は複数のエリアがあると判断された場合に、前記第2露光部及び前記第2画像形成部を制御して前記一又は複数のエリアの各々に廃棄用現像剤像を形成することで、前記一又は複数のエリアから前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記廃棄実行判断部は、前記第1画像形成部を除く前記複数の画像形成部の各々において、前記複数のエリアから順番に一つずつ選択したエリアを対象エリアとし、前記複数のエリアの各々の前記単一エリア総廃棄量から前記対象エリアの前記単一エリア総廃棄量を減算した値の最大値を特定する処理を繰り返すことで、複数の最大値を特定し、前記複数の最大値の内の最小値に対応する前記対象エリアの前記単一エリア総廃棄量を、前記第3閾値とすること
を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記廃棄実行部は、前記一又は複数のエリアの各々から前記第3閾値に対応する量の前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記廃棄実行部は、前記露光部からの光量を調整することで、前記一又は複数のエリアの各々から前記第3閾値に対応する量の前記現像剤の廃棄を行うこと
を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、利用する過程において装置内に劣化したトナーが蓄積される。印刷及び補正動作での印字画像に対する消費トナーの密度が十分でない場合に、トナーが高電圧に帯電した部材に長時間接触することが、その大きな要因として挙げられる。
【0003】
この劣化トナーは、画像の品質の低下を引き起こす要因であるため、画像形成装置では、現像装置内の劣化トナーを感光ドラムに吐き出し画像形成ユニット内の廃トナー回収容器に回収させることが行われている。
【0004】
印刷データの印字率が高い場合は、トナーが劣化する前に現像されるため劣化トナーは発生しにくい。このため、感光ドラムの全面で劣化トナーを廃棄する場合には、印刷データの印字率が高く、トナーが劣化していないエリアについても劣化トナー廃棄を実施してしまうことがある。
【0005】
この点に関して、特許文献1に記載された画像形成装置は、予め定められた条件が満たされたタイミングで、n分割された感光ドラムの各エリアのDUTY値を算出し、そのDUTY値が基準値より小さいエリアに対して、劣化トナーの廃棄を実施する。これにより、トナーを無駄に廃棄してしまうことを防いでいる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-242394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の技術では、DUTY値が基準値に近い値となっていても、基準値以上となっていないと、劣化トナーの廃棄が行われず、次のタイミングまで、劣化トナーがある程度溜まった状態で画像の形成が行われてしまい、形成される画像の品質が悪化する場合がある。
【0008】
そこで、本開示の一又は複数の態様は、劣化した現像剤を適切に廃棄できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様に係る画像形成装置は、像担持体、前記像担持体を一様に帯電させる帯電部、及び、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を付着させることで現像剤像を形成する現像部を備える複数の画像形成部と、前記複数の画像形成部の各々の前記像担持体に露光を行うことで前記静電潜像を形成する複数の露光部と、前記複数の画像形成部で形成された前記現像剤像を媒体に転写する転写部と、前記現像剤像を前記媒体に定着させる定着部と、前記複数の画像形成部、前記複数の露光部、前記転写部及び前記定着部を用いて、前記媒体に画像を形成する画像形成動作を行う毎に、前記複数の画像形成部の各々から廃棄すべき前記現像剤の量である廃棄量を、前記複数の画像形成部の各々で算出する廃棄量算出部と、前記複数の画像形成部の各々において、前記廃棄量の累計である総廃棄量を算出する廃棄量累計部と、前記複数の画像形成部に含まれる第1画像形成部の前記総廃棄量が第1閾値を超えるか否かを判断する廃棄実行判断部と、前記第1画像形成部の前記総廃棄量が前記第1閾値を超えると判断された場合に、前記複数の露光部の内の、前記第1画像形成部に露光する第1露光部及び前記第1画像形成部を制御して廃棄用現像剤像を形成することで、前記第1画像形成部から前記現像剤の廃棄を行う廃棄実行部と、を備え、前記廃棄実行判断部は、前記第1画像形成部の前記総廃棄量が前記第1閾値を超えると判断した場合に、前記第1画像形成部を除く前記複数の画像形成部に含まれる第2画像形成部が予め定められた条件を満たすか否かを判断し、前記廃棄実行部は、前記第2画像形成部が前記予め定められた条件を満たすと判断された場合に、前記複数の露光部の内の、前記第2画像形成部に露光する第2露光部及び前記第2画像形成部を制御して廃棄用現像剤像を形成することで、前記第2画像形成部から前記現像剤の廃棄を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一又は複数の態様によれば、劣化した現像剤を適切に廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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