TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025105105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223412
出願日2023-12-28
発明の名称樹脂含浸化粧板
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/00 20060101AFI20250703BHJP(積層体)
要約【課題】グロスマット調の意匠感を発現しつつ、優れた耐摩耗性を有する樹脂含浸化粧板を提供する。
【解決手段】樹脂含浸化粧板であって、上記樹脂含浸化粧板は、多孔質基材1と、意匠層2と、樹脂フィルム層3と、パターン形状を有し、かつ、硬化性樹脂Xの硬化物を含むパターン層4と、を厚さ方向において、この順に有し、上記多孔質基材は、硬化性樹脂Yの硬化物を含有する、樹脂含浸化粧板とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂含浸化粧板であって、
前記樹脂含浸化粧板は、多孔質基材と、意匠層と、樹脂フィルム層と、パターン形状を有し、かつ、硬化性樹脂Xの硬化物を含むパターン層と、を厚さ方向において、この順に有し、
前記多孔質基材は、硬化性樹脂Yの硬化物を含有する、樹脂含浸化粧板。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記意匠層および前記樹脂フィルム層の間に、硬化性樹脂Zの硬化物を含有する多孔質層を有する、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項3】
前記パターン層は、前記意匠層の柄と同調するように配置されている、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項4】
前記厚さ方向における、前記意匠層の前記樹脂フィルム層側の面から、前記樹脂フィルム層の前記パターン層側の面までの距離は、20μm以上である、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項5】
前記樹脂含浸化粧板は、前記厚さ方向からみて、前記パターン層と重複する第1領域と、前記パターン層と重複しない第2領域と、を有し、
前記第1領域の60°グロス値は、前記第2領域の60°グロス値よりも小さい、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項6】
前記第1領域の60°グロス値と、前記第2領域の60°グロス値との差が、3.0以上である、請求項5に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項7】
前記樹脂含浸化粧板は、前記厚さ方向からみて、前記パターン層と重複する第1領域と、前記パターン層と重複しない第2領域と、を有し、
前記第1領域の60°グロス値は、前記第2領域の60°グロス値よりも大きい、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項8】
前記第1領域の60°グロス値と、前記第2領域の60°グロス値との差が、1.0以上である、請求項7に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項9】
前記樹脂フィルム層の前記パターン層とは反対側の面に、接着層が配置されている、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
【請求項10】
前記樹脂フィルム層のヘイズは、5.0%以下である、請求項1に記載の樹脂含浸化粧板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂含浸化粧板に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、多孔質基材にメラミン樹脂等の前駆体(未硬化樹脂)を含浸させた後、熱プレスを行うことで樹脂の前駆体を硬化させることにより得られる樹脂含浸化粧板が知られている。樹脂含浸化粧板は、住居や店舗、公共施設などの壁面、家具、床面などに用いられている。
【0003】
グロスマット調の意匠感を表現したメラミン化粧板が知られている。例えば、特許文献1には、多孔質基材の表面の一部の領域に硬化層を有し、上記硬化層を有しない、上記多孔質基材の表面の残部の領域には、熱硬化性樹脂層を有すると共に上記多孔質基材中に熱硬化性樹脂が含浸され硬化されている、化粧板が開示されている。このようなメラミン化粧板の製造においては、例えば、チタン紙の表面の一部に絵柄と同調した硬化層(離型層)を配置した化粧シートを用い、メラミン樹脂等の前駆体(未硬化樹脂)を化粧シートに含浸させる工程、未硬化樹脂層上にリリースフィルムを配置した後に、未硬化樹脂を熱硬化させてメラミン層を得る工程、リリースフィルムを剥離することにより、硬化層の上を被覆している領域のメラミン層を剥離する剥離工程が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6716877号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述のように、従来のグロスマット調の意匠感を表現したメラミン化粧板の製造工程においては、メラミン層の一部を剥離する剥離工程が行われている。そのため、従来のメラミン化粧板の製造において行われている、意匠層上にオーバーレイ紙等を積層し、耐摩耗性を向上させる手法を用いることが困難である。
【0006】
また、剥離工程においては、離型層と重複する領域と、離型層と重複しない領域との間で、メラミン層が割れることによって、離型層と重複する領域のメラミン層が部分的に剥離される。この際、メラミン層が厚いと強度が上がり、割れにくく剥離性が低下する。そのため、剥離性維持の観点から、メラミン層を厚くすることは困難である。その結果、グロスマット調の意匠感を表現するメラミン化粧板において、耐摩耗性を向上させることが困難となる。
【0007】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、グロスマット調の意匠感を発現しつつ、優れた耐摩耗性を有する樹脂含浸化粧板を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示においては、樹脂含浸化粧板であって、上記樹脂含浸化粧板は、多孔質基材と、意匠層と、樹脂フィルム層と、パターン形状を有し、かつ、硬化性樹脂Xの硬化物を含むパターン層と、を厚さ方向において、この順に有し、上記多孔質基材は、硬化性樹脂Yの硬化物を含有する、樹脂含浸化粧板を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本開示においては、グロスマット調の意匠感を発現しつつ、優れた耐摩耗性を有する樹脂含浸化粧板を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示における樹脂含浸化粧板を例示する概略断面図である。
本開示における樹脂含浸化粧板を例示する概略断面図である。
本開示における樹脂含浸化粧板を例示する概略断面図である。
本開示における樹脂含浸化粧板を例示する概略断面図である。
本開示における樹脂含浸化粧板の製造方法を例示する概略断面図である。
比較例1における樹脂含浸化粧板の製造方法を例示する概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

大日本印刷株式会社
反射型マスク
3日前
大日本印刷株式会社
成形品及びプリフォーム
8日前
大日本印刷株式会社
撮影システム及び画像提供方法
3日前
大日本印刷株式会社
交換部材及び情報取得システム
10日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
フィルム、積層体および包装容器
13日前
大日本印刷株式会社
ウェブ搬送装置及びウェブ搬送方法
14日前
大日本印刷株式会社
チューブ用積層体及びチューブ容器
14日前
大日本印刷株式会社
電子部品加工用粘着テープおよび電子部品の製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
電子部品加工用粘着テープおよび電子部品の製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
貫通電極基板
今日
大日本印刷株式会社
金属板の寸法の測定方法及び測定装置並びにマスクの製造方法
9日前
大日本印刷株式会社
プリフォーム、プラスチック容器、プラスチック容器の製造方法
3日前
大日本印刷株式会社
大型フォトマスク
8日前
大日本印刷株式会社
電子情報記憶媒体、ICチップ、レコード処理方法、及びプログラム
6日前
大日本印刷株式会社
加飾シート及び表示システム
9日前
大日本印刷株式会社
反射型スクリーン、映像表示装置
8日前
大日本印刷株式会社
腸オルガノイド及びその作製方法
2日前
大日本印刷株式会社
合わせガラス、合わせガラスの製造方法
8日前
大日本印刷株式会社
積層体、包装材料、包装袋およびスタンドパウチ
13日前
大日本印刷株式会社
電子制御装置更新システム、セキュアデバイス、ゲートウェイ装置、および、電子制御装置更新方法
1日前
大日本印刷株式会社
ポリエステル容器およびポリエステルプリフォーム
13日前
大日本印刷株式会社
配線基板群及びその製造方法、第1配線基板及びその製造方法、並びに第2配線基板及びその製造方法
10日前
大日本印刷株式会社
鋼構造物の補修方法及び鋼構造物の補修用接着シート
8日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス用外装材、その製造方法、及び蓄電デバイス
8日前
大日本印刷株式会社
蓄電デバイス、蓋体、蓋ユニット、蓄電デバイスの製造方法
2日前
大日本印刷株式会社
チューブ容器胴部形成用積層シート、チューブ容器およびキャップ付きチューブ容器
8日前
東レ株式会社
積層体
7か月前
東レ株式会社
積層体
2か月前
東レ株式会社
積層体
11か月前
東レ株式会社
フィルム
11か月前
続きを見る