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公開番号2025105162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223515
出願日2023-12-28
発明の名称化粧料塗布具
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人
主分類A46B 1/00 20060101AFI20250703BHJP(ブラシ製品)
要約【課題】まつ毛を梳かすだけで、まつ毛を所望の方向に向けることができる、化粧料塗布具を提供する。
【解決手段】化粧料塗布具4は、軸部2の先端側に、該軸部2の軸方向に所定幅で延びる一面18から突出する複数の突出部10が並んでおり、複数の突出部10の各突出部11、12の根元部の輪郭は、軸方向の位置が異なる部分を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
軸部の先端部に、該軸部の軸方向に所定幅で延びる一面から突出する複数の突出部が並んでおり、
前記複数の突出部の各突出部の根元部の輪郭は、軸方向の位置が異なる部分を含む、
化粧料塗布具。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記軸部の前記一面の、前記軸方向と直交する幅方向の両端部である側縁において、前記複数の突出部は、前記軸方向において、広い間隔と狭い間隔が交互にあくように並んでいる、
請求項1に記載の化粧料塗布具。
【請求項3】
前記複数の突出部は、前記幅方向を対称軸として線対称なクランク形状である、第1の突出部と第2の突出部が、前記軸方向において交互に設けられている、
請求項2に記載の化粧料塗布具。
【請求項4】
前記複数の突出部の前記第1の突出部と前記第2の突出部のそれぞれは、
前記一面の第1の側縁側に位置する、第1の突起と、
前記一面の、前記第1の側縁と対向する第2の側縁側に位置する第2の突起と、
前記一面の、前記幅方向の中央で、前記第1の突起の前記幅方向の中央端と、前記第2の突起の前記幅方向の中央端とを連結する連結頂壁、を有し、
前記第1の突起と前記第2の突起は、前記軸方向の位置が異なる、
請求項3に記載の化粧料塗布具。
【請求項5】
前記複数の突出部において、
複数の第1の突起は前記軸方向において、第1の所定間隔と、該第1の所定間隔よりも長い第2の所定間隔を交互に空けて配置され、
複数の第2の突起は前記軸方向において、前記第2の所定間隔と、前記第1の所定間隔を交互に空けて配置され、
複数の連結頂壁は、前記第1の突出部において、前記軸方向の後端側に位置する前記第1の突起の前記中央端と、前記軸方向の先端側に位置する前記第2の突起の中央端を連結する第1の連結頂壁、及び前記第2の突出部において、前記先端側に位置する前記第1の突起の前記中央端と、前記後端側に位置する前記第2の突起の中央端を連結する第2の連結頂壁を有し、
前記第1の連結頂壁と前記第2の連結頂壁は、前記軸方向において、交互に配置されている、
請求項4に記載の化粧料塗布具。
【請求項6】
前記第1の所定間隔は、0.3~0.5mmで、
前記第2の所定間隔は、1.2~1.5mmで、
前記第2の所定間隔は、前記第1の所定間隔の3~4倍である、
請求項5に記載の化粧料塗布具。
【請求項7】
前記第1の突起と、前記第2の突起の、前記一面に直交する方向の断面は、前記幅方向の中央に向かって高さが高くなる、前記連結頂壁を対称軸として線対称な略直角三角形形状である、
請求項4に記載の化粧料塗布具。
【請求項8】
前記複数の突出部の最も高い部分は、5~7mmである、
請求項3に記載の化粧料塗布具。
【請求項9】
前記一面は、前記複数の突出部の突出方向において凸になるように前記幅方向に湾曲しており、
前記一面の湾曲の曲率Rは、0.2~1.3である、
請求項4に記載の化粧料塗布具。
【請求項10】
前記複数の突出部の各突出部は、
前記一面の第1の側縁側が前記軸方向の先端側に位置し、前記第1の側縁と対向する第2の側縁側が後端側に位置するように軸方向に対して傾斜して設けられた第1の突出板と、
前記一面の第1の側縁側が前記後端側に位置し、前記第2の側縁側が前記先端側に位置するように軸方向に対して傾斜して設けられた第2の突出板を有し、
前記第1の突出板と、前記第2の突出板は、前記軸方向において交互に設けられている、
請求項2に記載の化粧料塗布具。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料塗布具に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なマスカラ等の化粧料をまつ毛に塗布するにあたって、マスカラ液を塗布した後のまつ毛同士が互いくっつき、所謂ダマが発生したり、毛の向きが揃わなかったりすることが問題になっている。
【0003】
そこで、特許文献1では、まつ毛用塗布具91のロッド93の先端において、溝94が並列して構成された塗布部95の背面に、先鋭形状のブリッスル96が複数設けられたブラシ部92が形成された形状が開示されている。そして、塗布部95で塗布後、マスカラ液を塗布されたまつ毛がダマになっていたり、毛の向きが揃っていない場合に、ブリッスル96を用いてまつ毛を捌き解す使用方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4667815号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の構成では、ダマを解消するためには、最初の塗布部95による塗布動作の状態から、ロッド93とキャップ97を回転させて、ブラシ部92をまつ毛と接触させる必要がある。そのため、使用者にとっては手間が増え、その分化粧時間がふえてしまっていた。
【0006】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、まつ毛を梳かすだけで、まつ毛を所望の方向に向けることができる、化粧料塗布具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
軸部の先端側に、該軸部の軸方向に所定幅で延びる一面から突出する複数の突出部が並んでおり、
前記複数の突出部の各突出部の根元部の輪郭は、軸方向の位置が異なる部分を含む、
化粧料塗布具、を提供する。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、化粧料塗布具において、まつ毛を梳かすだけで、まつ毛を所望の向きに整えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来例に係る化粧料塗布具の例を示す図。
本発明の第1実施形態に係るコームを含む化粧料塗布具の全体構成を示す図。
第1実施形態に係るコームの説明図。
第1実施形態に係るコームの斜視図。
第1実施形態に係るコームの下面斜視図。
第1実施形態に係るコームの上面説明図。
第1実施形態に係るコームの使用後の仕上がりのアンケートを示す図。
比較例に係るコームの説明図。
第1実施形態と比較例に係るコームの使用後の仕上がりのアンケート結果を示す図。
第1実施形態と比較例に係るコームの使用後の仕上がりを示す写真。
第1実施形態と比較例に係るコームの液付きの図。
本発明の第2実施形態に係るコームの説明図。
本発明の第3実施形態に係るコームの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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