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公開番号2025108189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001949
出願日2024-01-10
発明の名称レーダ装置及びレーダ装置の支持構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60R 19/48 20060101AFI20250715BHJP(車両一般)
要約【課題】車両に搭載されたレーダ装置の支持部品の熱クリープを抑制可能とする。
【解決手段】ハウジング30は、レーダ本体20を収容する。ハウジング30は、箱体部40及びブラケット50を備える。箱体部40は、レーダ本体20を収容する。ブラケット50は、箱体部40から突設され、フロントバンパ100またはエンブレムプレート120に締結される。ブラケット50は、レーダ本体20の重心Gに対して、レーダ本体20の厚さ方向にオフセットした位置に配置される。さらにブラケット50は、締結片55及び第一リブ51を備える。締結片55は、フロントバンパ100またはエンブレムプレート120との対向面が、レーダ本体20の放射面と同一方向を向く。さらに締結片55には、挿通孔56が穿孔される。第一リブ51は、締結片55に立設される。第一リブ51は、箱体部40から、締結片55の端部まで延設される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
放射面を備えるレーダ本体と、
前記レーダ本体を収容するハウジングと、
を備える、レーダ装置であって、
前記ハウジングは、
前記レーダ本体を収容する箱体部と、
前記箱体部から突設され、バンパまたはエンブレムプレートに締結されるブラケットと、
を備え、
前記ブラケットは、
樹脂材料から構成され、
前記レーダ本体の重心に対して、前記レーダ本体の厚さ方向にオフセットした位置に配置され、
さらに前記ブラケットは、
前記バンパまたは前記エンブレムプレートとの対向面が、前記放射面と同一方向を向き、端部に挿通孔が穿孔された、締結片と、
前記締結片に立設されるリブと、
を備え、
前記リブは、前記箱体部から、前記締結片の前記端部まで延設される、第一リブを備える、
レーダ装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載のレーダ装置であって、
前記リブは、前記第一リブに直交する第二リブを備える、
レーダ装置。
【請求項3】
請求項2に記載の、レーダ装置であって、
前記第一リブ及び前記第二リブは、前記締結片の前記対向面に配置され、
一対の前記第一リブ及び一対の前記第二リブによってガイド筒が形成される、
レーダ装置。
【請求項4】
請求項3に記載のレーダ装置と、前記レーダ装置が締結される前記バンパまたは前記エンブレムプレートと、を備える、レーダ装置の支持構造であって、
前記ガイド筒は、前記挿通孔を囲い、
前記バンパ又はエンブレムは、前記ガイド筒に挿入される、挿入筒を備える、
レーダ装置の支持構造。
【請求項5】
請求項3に記載のレーダ装置と、前記レーダ装置が締結される前記バンパまたは前記エンブレムプレートと、を備える、レーダ装置の支持構造であって、
前記ガイド筒は、前記挿通孔を囲い、
前記バンパ又はエンブレムは、前記ガイド筒が挿入される陥凹部を備え、
前記陥凹部の底には、前記挿通孔と軸合わせされる締結孔が穿孔される、
レーダ装置の支持構造。
【請求項6】
請求項4または5に記載の、レーダ装置の支持構造であって、
前記放射面は水平方向を向くように、前記レーダ装置が前記バンパ又は前記エンブレムプレートに締結され、
前記ブラケットは、前記箱体部の上方部分に複数設けられる、
レーダ装置の支持構造。
【請求項7】
請求項3または4に記載の、レーダ装置の支持構造であって、
前記締結片の前記対向面は、前記箱体部の背面よりも前記放射面から離隔される、
レーダ装置の支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、レーダ装置及びレーダ装置の支持構造を開示する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1では、車両前面にミリ波レーダが配置される。レーダは筐体に収容される。筐体の側面からブラケットが突設される。ブラケットには締結孔が穿孔される。ブラケットは例えばフロントバンパに締結される。
【0003】
また特許文献2でも、車両前面にミリ波レーダが配置される。レーダは筐体に収容される。筐体の側面から板片状の取付部位が突設される。取付部位に孔が穿孔され、この孔を介して、取付部位がフロントグリル等に締結される。取付部位の根本部分は先端部分と比較して細くなっている。車両の前面衝突の際に、取付部位の根本部分が破断する。その結果、筐体は下方に移動(退避)する。また取付部位の根本部分には補強用のリブが設けられる。根元部分にリブを設けることで、通常走行時において筐体が強固に支持される。リブは、取付部位の根本部分にのみ形成される。つまりリブの終端位置が破断点となる。言い換えると、リブにより破断位置が管理される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-136378号公報
特開2015-140029号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば車両前方には、駆動源等の熱源が配置される。これに伴いミリ波レーダの周囲も高温となる。ブラケットが樹脂から形成されている場合、高温下では、ブラケットに熱クリープが発生する。熱クリープによりブラケットが変形すると、ミリ波レーダの放射面が傾く。そうなると、ミリ波レーダに対する、水平方向と垂直方向の調整(エイミングとも呼ばれる)が必要となる。
【0006】
そこで、本明細書では、支持部品の熱クリープを抑制可能な、レーダ装置及びレーダ装置の支持構造が開示される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示するレーダ装置は、レーダ本体及びハウジングを備える。レーダ本体は放射面を備える。ハウジングは、レーダ本体を収容する。ハウジングは、箱体部及びブラケットを備える。箱体部は、レーダ本体を収容する。ブラケットは、箱体部から突設され、バンパまたはエンブレムプレートに締結される。ブラケットは、樹脂材料から構成される。またブラケットは、レーダ本体の重心に対して、レーダ本体の厚さ方向にオフセットした位置に配置される。さらにブラケットは、締結片及びリブを備える。締結片は、バンパまたはエンブレムプレートとの対向面が、放射面と同一方向を向く。さらに締結片は、端部に挿通孔が穿孔される。リブは、締結片に立設される。リブは、第一リブを備える。第一リブは、箱体部から、締結片の端部まで延設される。
【0008】
ブラケットが、レーダ本体の重心に対して、レーダ本体の厚さ方向にオフセットした位置に配置されることで、放射面を傾けるようなモーメントが発生する。これに伴い、弓なりに曲げようとする曲げモーメントが締結片に入力される。このとき、締結片の全長に亘って立設された第一リブの圧縮剛性及び引張剛性により、締結片の全長に亘って、曲げ変形が抑制される。
【0009】
また上記構成において、リブは、第一リブに直交する第二リブを備えてよい。
【0010】
放射面を傾けるモーメントの発生によって、ねじりモーメント(トルク)がブラケットに生じる。第一リブに直交する、つまり締結片の幅方向に延設する第二リブにより、ねじれが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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