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公開番号
2025108222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024002001
出願日
2024-01-10
発明の名称
電線挿通治具及び電線自動挿通装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02G
1/08 20060101AFI20250715BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】コルゲートチューブの内径と電線の外径の差が小さい場合でも良好に利用することができる電線挿通治具、及び、そのような電線挿通治具を用いた電線自動挿通装置を提供する。
【解決手段】電線挿通治具10が、電線W1の先端部W11が挿入される電線挿入部11と、電線挿入部11に連結されるとともに軸方向D11の先端側が外周122aから軸心X1に掛けて湾曲凸形状の曲面122bに形成され、コルゲートチューブに挿入されて推し進められると、コルゲートチューブの内面を曲面122bで摺擦して先端部W11が挿入された後続の電線挿入部11のコルゲートチューブの内部での進行を補助することで、電線W1のコルゲートチューブへの挿通をガイドするガイド部12と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状に形成され、電線の先端部が挿入される電線挿入部と、
前記電線挿入部の軸方向について当該電線挿入部における電線挿入開口と反対側に連結されるとともに前記軸方向の少なくとも先端側が外周から軸心に掛けて湾曲凸形状の曲面に形成され、コルゲートチューブに挿入されて推し進められると、前記コルゲートチューブの内面を前記曲面で摺擦して前記先端部が挿入された後続の前記電線挿入部の前記コルゲートチューブの内部での進行を補助することで、前記電線の前記コルゲートチューブへの挿通をガイドするガイド部と、
を備えたことを特徴とする電線挿通治具。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記ガイド部は、前記曲面が半球状の面であることを特徴とする請求項1に記載の電線挿通治具。
【請求項3】
前記電線挿入部及び前記ガイド部を互いに連結するとともに、前記電線挿入部及び前記ガイド部の何れよりも細い、所定の把持機構によって把持可能なくびれ形状に形成された連結被把持部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電線挿通治具。
【請求項4】
前記電線挿入部から前記ガイド部に掛けての内部に、前記軸方向に移動可能で前記電線挿入開口側へとバネ付勢された状態で前記軸心に沿って収容された棒状部を有し、前記電線の前記先端部が前記電線挿入部の内部に挿入されると前記電線に押され、前記曲面から前記棒状部の突端部が突出するようにバネ付勢に抗して移動し、前記曲面から突出した前記突端部が、前記電線挿入部への前記先端部の挿入確認に供される挿入確認部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の電線挿通治具。
【請求項5】
請求項1~4のうち何れか一項に記載の電線挿通治具と、
前記コルゲートチューブを、直線状に伸ばした状態で保持するチューブ保持部と、
前記チューブ保持部で保持された前記コルゲートチューブの一端開口から離隔した位置に配置された電線繰出し口から繰り出し可能に前記電線を保持し、前記一端開口から他端開口に掛けて前記コルゲートチューブの内部を挿通するように前記電線を繰出す電線繰出し部と、
前記電線挿通治具を把持する把持機構を有するとともに、当該把持機構で把持した前記電線挿通治具を搬送可能な治具搬送部と、
前記コルゲートチューブの前記一端開口と前記電線繰出し口との間へと前記治具搬送部に前記電線挿通治具を搬送させて前記電線の前記先端部が前記電線挿入部に挿入されるまで前記電線繰出し部に前記電線を繰出させ、前記治具搬送部の前記把持機構に前記電線挿通治具を開放させて前記他端開口から前記電線挿通治具が突出するまで前記電線繰出し部に前記電線を繰出させることで当該電線を前記コルゲートチューブに挿通し、その後、前記他端開口から突出した前記電線挿通治具を前記治具搬送部に把持させて前記先端部から外させる挿通制御部と、
を備えたことを特徴とする電線自動挿通装置。
【請求項6】
前記電線挿通治具の前記電線挿入部に前記電線の前記先端部が挿入されていることを検知する治具挿入検知部を更に備え、
前記挿通制御部は、前記コルゲートチューブの前記一端開口と前記電線繰出し口との間に配置された前記電線挿通治具について、前記治具挿入検知部で前記先端部の挿入が検知されると、前記治具搬送部の前記把持機構に前記電線挿通治具を開放させて前記電線繰出し部に前記電線の繰出しを開始させることを特徴とする請求項5に記載の電線自動挿通装置。
【請求項7】
前記電線挿通治具の前記電線挿入部に前記電線の前記先端部が挿入されていることを検知する治具挿入検知部を更に備え、
前記挿通制御部は、前記他端開口から突出した前記電線挿通治具について、前記治具挿入検知部で前記先端部の挿入が検知されると、当該電線挿通治具を前記治具搬送部の前記把持機構に把持させて前記先端部から外させることを特徴とする請求項5に記載の電線自動挿通装置。
【請求項8】
前記コルゲートチューブの前記他端開口の外側における受止め位置で、当該他端開口から突出してきた前記電線挿通治具を受け止める治具受止め部を有し、重力に沿った上下方向及び前記軸方向の双方と交差する治具太さ方向に沿ったストッパ移動方向について、所定の退避位置と前記受止め位置との間で前記治具受止め部を移動させる治具ストッパを更に備え、
前記挿通制御部は、前記他端開口からの前記電線挿通治具の突出タイミングに合わせて前記治具ストッパにおける前記治具受止め部を前記退避位置から前記受止め位置へと移動させ、移動後の前記治具受止め部で受け止められた前記電線挿通治具を前記治具搬送部に把持させ、その後、前記治具受止め部を前記退避位置へと退避させることを特徴とする請求項5に記載の電線自動挿通装置。
【請求項9】
前記治具搬送部における前記把持機構が、前記電線挿通治具を、重力に沿った上下方向及び前記軸方向の双方と交差する治具太さ方向に把持する機構であることを特徴とする請求項5に記載の電線自動挿通装置。
【請求項10】
前記治具搬送部が、
前記把持機構を保持するとともに、当該把持機構を、重力に沿った上下方向について移動可能な上下移動機構と、
前記上下移動機構を保持するとともに、当該上下移動機構を介して前記把持機構を、前記チューブ保持部で保持された前記コルゲートチューブの長手方向に沿った前後方向について移動可能な前後移動機構と、
を有していることを特徴とする請求項5に記載の電線自動挿通装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電線をコルゲートチューブに挿通するための電線挿通治具と、このような電線挿通治具を用いて電線をコルゲートチューブに挿通する電線自動挿通装置に関するものとなっている。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電線をコルゲートチューブに挿通するための電線挿通治具が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の電線挿通治具は、先端側が楔状に縮幅されて閉じた有底筒状部材であって、後端側の開口から、電線におけるコルゲートチューブに対する挿通端部が挿入されるように構成されている。コルゲートチューブへの電線の挿通時には、挿通端部が挿入された電線挿通治具ごと電線がコルゲートチューブに挿通される。そして、コルゲートチューブの内部で電線挿通治具が電線に先行して進むことで電線の挿通がガイドされることとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-104082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、上述の特許文献1の電線挿通治具では、コルゲートチューブの内部を進行する際に楔状の先端が引っ掛かって変形することがないように、電線挿通治具の先端が厚肉となることが多い。そして、この先端の厚肉化に伴って電線挿通治具が大きくなりがちであり、コルゲートチューブの内径と電線の外径の差が小さい場合に、電線挿通治具の利用が困難となることがある。
【0005】
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、コルゲートチューブの内径と電線の外径の差が小さい場合でも良好に利用することができる電線挿通治具、及び、そのような電線挿通治具を用いた電線自動挿通装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、電線挿通治具は、筒状に形成され、電線の先端部が挿入される電線挿入部と、前記電線挿入部の軸方向について当該電線挿入部における電線挿入開口と反対側に連結されるとともに前記軸方向の少なくとも先端側が外周から軸心に掛けて湾曲凸形状の曲面に形成され、コルゲートチューブに挿入されて推し進められると、前記コルゲートチューブの内面を前記曲面で摺擦して前記先端部が挿入された後続の前記電線挿入部の前記コルゲートチューブの内部での進行を補助することで、前記電線の前記コルゲートチューブへの挿通をガイドするガイド部と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、上記課題を解決するために、電線自動挿通装置は、上記の電線挿通治具と、前記コルゲートチューブを、直線状に伸ばした状態で保持するチューブ保持部と、前記チューブ保持部で保持された前記コルゲートチューブの一端開口から離隔した位置に配置された電線繰出し口から繰り出し可能に前記電線を保持し、前記一端開口から他端開口に掛けて前記コルゲートチューブの内部を挿通するように前記電線を繰出す電線繰出し部と、前記電線挿通治具を把持する把持機構を有するとともに、当該把持機構で把持した前記電線挿通治具を搬送可能な治具搬送部と、前記コルゲートチューブの前記一端開口と前記電線繰出し口との間へと前記治具搬送部に前記電線挿通治具を搬送させて前記電線の前記先端部が前記電線挿入部に挿入されるまで前記電線繰出し部に前記電線を繰出させ、前記治具搬送部の前記把持機構に前記電線挿通治具を開放させて前記他端開口から前記電線挿通治具が突出するまで前記電線繰出し部に前記電線を繰出させることで当該電線を前記コルゲートチューブに挿通し、その後、前記他端開口から突出した前記電線挿通治具を前記治具搬送部に把持させて前記先端部から外させる挿通制御部と、を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
上述の電線挿通治具及び電線自動挿通装置によれば、コルゲートチューブの内径と電線の外径の差が小さい場合でも良好に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る電線自動挿通装置を示す斜視図である。
図1に示されている電線挿通治具を拡大して示す拡大斜視図である。
図2に示されている電線挿通治具に、電線の先端部が挿入されている様子を、電線挿通治具が部分的にカットされて内部が見える状態で示した図である。
図1に示されている治具ストッパが、コルゲートチューブの他端開口から突出してきた電線挿通治具を受け止める様子を示した拡大斜視図である。
電線繰出し部による電線の繰出しに先立って行われる、治具搬送部による電線挿通治具の搬送と、その後の、電線繰出し部による電線挿通治具への電線挿入について説明するための図である。
電線挿通治具への電線挿入が終了した後に行われるコルゲートチューブへの電線の挿通の第1段階を示す図である。
図6の第1段階に続くコルゲートチューブへの電線の挿通の第2段階を示す図である。
コルゲートチューブに電線が挿通されている間に他端開口側に構築される、電線の到達に備える待機状態を示した図である。
電線の先端部の電線挿通治具がコルゲートチューブの他端開口から突出する段階で、その突出タイミングに合わせて治具ストッパの状態が図8の待機状態から変化する様子を示した図である。
図9に示されている治具ストッパの治具受止め部を、図9中の矢印V11方向から見た拡大斜視図である。
コルゲートチューブの他端開口側の状態が、図9及び図10に示されている電線挿通治具の受止め終了後に次の段階へと移行する様子を示した図である。
コルゲートチューブの他端開口から突出状態の電線挿通治具について、電線の先端部が電線挿入部に挿入された状態にあることが治具挿入検知部によって検知される様子を示した図である。
突出状態の電線挿通治具について電線の先端部の挿入について不具合が生じており、電線挿入部への挿入が治具挿入検知部で検知されないときの様子を示した図である。
コルゲートチューブへの電線の挿通終了後に行われる、新たなコルゲートチューブへの電線の挿通に向けての予備動作を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、電線挿通治具及び電線自動挿通装置の一実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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