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公開番号2025108763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025074396,2023103928
出願日2025-04-28,2017-08-10
発明の名称通信装置、基地局、及びこれらにおける方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類H04W 24/04 20090101AFI20250715BHJP(電気通信技術)
要約【課題】指向性ビームを介してサービスされるUEに対して、セッション中断が少なく送信効率性が良い方法及び装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、複数のビームのうち少なくとも1つを用いて基地局と通信する。ここで、複数のビームの各々は、同期信号と、システム情報と、各ビームのビーム識別子および基地局により提供される通信エリアに対応するセル識別子に基づく参照信号とを含む。通信装置は、複数のビームに含まれる第1のビームの信号品質が低下したことを検出した際に、複数のビームに含まれ且つ第1のビームとは異なる第2のビームを用いて基地局と通信装置との間の通信を継続するための調整を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
通信装置であって、
複数のビームのうち少なくとも1つを用いて基地局と通信する手段と、ここで前記複数のビームの各々は、同期信号と、システム情報と、各ビームのビーム識別子および前記基地局により提供される通信エリアに対応するセル識別子に基づく参照信号とを含み、
前記複数のビームに含まれる第1のビームの信号品質が低下したことを前記通信装置が検出した際に、前記複数のビームに含まれ且つ前記第1のビームとは異なる第2のビームを用いて前記基地局と前記通信装置との間の通信を継続するための調整を実行する手段と、
を備える、通信装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
通信装置における方法であって、
複数のビームのうち少なくとも1つを用いて基地局と通信すること、ここで前記複数のビームの各々は、同期信号と、システム情報と、各ビームのビーム識別子および前記基地局により提供される通信エリアに対応するセル識別子に基づく参照信号とを含み、及び
前記複数のビームに含まれる第1のビームの信号品質が低下したことを前記通信装置が検出した際に、前記複数のビームに含まれ且つ前記第1のビームとは異なる第2のビームを用いて前記基地局と前記通信装置との間の通信を継続するための調整を実行すること、
を備える、方法。
【請求項3】
基地局であって、
複数のビームを介して通信エリアを提供する手段と、ここで前記複数のビームの各々は、同期信号と、システム情報と、各ビームのビーム識別子および前記通信エリアに対応するセル識別子に基づく参照信号とを含み、
前記複数のビームに含まれる第1のビームの信号品質が低下したことを通信装置が検出した際に、前記複数のビームに含まれ且つ前記第1のビームとは異なる第2のビームを用いて前記基地局と前記通信装置との間の通信を継続するための調整を実行する手段と、
を備える、基地局。
【請求項4】
基地局における方法であって、
複数のビームを介して通信エリアを提供すること、ここで前記複数のビームの各々は、同期信号と、システム情報と、各ビームのビーム識別子および前記通信エリアに対応するセル識別子に基づく参照信号とを含み、及び
前記複数のビームに含まれる第1のビームの信号品質が低下したことを通信装置が検出した際に、前記複数のビームに含まれ且つ前記第1のビームとは異なる第2のビームを用いて前記基地局と前記通信装置との間の通信を継続するための調整を実行すること、
を備える、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は通信システムに関する。本発明は、特に第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))規格またはその均等物もしくは派生物に従って動作する無線通信システムおよびその装置に関するが、これに限定するものではない。本発明は、特にビームフォーミングを使用する、いわゆる「次世代」システムにおけるモビリティに関するが、これに限定されるものではない。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
3GPP規格の最新の開発は、Evolved Packet Core(EPC)ネットワークのLong Term Evolution(LTE)および一般に「4G」とも呼ばれるEvolved UMTS Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN)と呼ばれる。さらに、「5G」および「new radio」(NR)という用語は、さまざまなアプリケーションおよびサービスをサポートすることが期待されている進化しつつある通信技術を指す。5Gネットワークの様々な詳細は、例えば、Next Generation Mobile Networks(NGMN)アライアンスによる「NGMN 5Gホワイトペーパー」V1.0に記載されており、その文書は、https://www.ngmn.org/5G- white-paper.htmlから入手可能である。3GPPは、いわゆる3GPP Next Generation(NextGen)無線アクセスネットワーク(RAN)および3GPP NextGenコアネットワークを介して5Gをサポートすることを意図している。
【0003】
3GPP規格の下では、ノードB(またはLTEではeNB、5GではgNB)は、それを介して通信装置(ユーザ装置または「UE」)がコアネットワークに接続し、他の通信装置またはリモートサーバと通信する基地局である。簡略化のために、本出願は、そのような基地局を指すために基地局という用語を使用し、そのような通信装置を指すためにモバイル装置またはUEという用語を使用する。コアネットワーク(すなわち、LTEの場合はEPC)は、(とりわけ)加入者管理、モビリティ管理、課金、セキュリティ、およびコール/セッション管理のための機能をホストし、インターネットなどの外部ネットワークへの通信装置の接続を提供する。
【0004】
通信装置は、例えば、携帯電話、スマートフォン、ユーザ装置、パーソナルデジタルアシスタント、ラップトップ/タブレットコンピュータ、ウェブブラウザ、電子書籍リーダーなどのようなモバイル通信装置であり得る。そのようなモバイル(または一般的には静止している)装置も通常、ユーザによって操作されるが、いわゆる「Internet of Things」(IoT)装置および類似の機械型通信(MTC)装置をネットワークに接続することも可能である。簡略化のために、本出願は、説明においてモバイル装置(またはUE)に言及するが、説明される技術は、送信のために通信ネットワークに接続することができる任意の通信装置(モバイルおよび/または一般に静止/データ受信中)上で実装できることを理解されよう。
【0005】
3GPPテクニカルレポート(TR)23.799 V0.7.0は、3GPP規格のリリース14に対して計画されているNextGen(5G)システムのための可能なアーキテクチャおよび一般的な手順を記載している。3GPPはまた、新しい(5G)無線アクセスネットワークについて100GHzまでの周波数帯域の潜在的な使用について研究されている。特定の高周波帯域(例えば、ミリ波帯域)に関連する厳しいチャネル減衰特性を克服するために、指向性ビームフォーミングおよび大規模アンテナ技術もまた使用されてもよい。「大規模アンテナ」という用語は、アレイ状に配置された多数(例えば100以上)のアンテナ素子を有するアンテナを指す。効果的には、そのような大規模アンテナは、同時に複数のユーザと通信するために使用されることができ、したがって、マルチユーザMIMO(multiple-input and multiple-output)送信を容易にする。基地局(この場合は送受信ポイント(TRP)とも呼ばれる)は、複数のUEと実質的に同時に通信するための、および関連する指向性ビームを使用するためのそれぞれのビームを形成するように構成され得る。
【0006】
3GPPは、5G内のモビリティ関連の要件のいくつかに合意している。具体的には、3GPPは、新しい無線(NR)基地局(すなわち、5G基地局、またはgNB)ごとに1つまたは複数のTRPを提供することを意図している。ベースラインとして、各NRは、ネットワーク制御モビリティ処理を伴う状態とUE制御モビリティを伴う状態をサポートすることが期待される。典型的なgNB間ネットワーク制御モビリティに関連する測定構成は最小に保たれる。したがって、各UEは、モビリティ目的のために、より少ない(そしておそらくはより詳細ではない)測定を実行することを要求される(例えば、詳細な「セル」レベルの情報を提供する必要性を回避する)。ただし、場合によってはより詳細な情報が要求されることがある。3GPPはまた、UEベースのモビリティの結果として(基地局間の)コンテキスト移動を最小限に抑えることを意図している。
【0007】
ネットワーク制御モビリティは、セルレベルで(すなわち、gNBとUEとの間の適切な無線リソース制御(RRC)信号を使用してUEモビリティを制御する)RRC主導であり得るか、またはゼロ/最小RRC関与を提供されてもよい(例えばMAC/PHY層において)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特に高周波数帯域では、送信機と受信機との間の直接の見通し内(LOS:line-of-sight)経路の(例えば障害物による)障害および/またはUEのモビリティは無線リンクのそのUEの品質劣化をもたらす可能性がある。さらに、いくつかの研究では、ミリ波周波数で無線チャネルが非常に急速に変化する可能性があり、これもまた伝送エラーおよび/または特定のUEに対するハンドオーバの数の増加をもたらす可能性があることを示唆している。したがって、指向性ビームを介してサービスされるUEは、それらの基地局との接続を失い、データ損失する傾向がある。さらに、既存の(例えば、LTE)モビリティ技術は、技術的差異および使用される帯域幅のために5G RANには適用できない。
【0009】
高周波および指向性ビームの相対的な信頼性が低いと、アクティブなUEおよび5G基地局/TRPによって使用されるビームに頻繁な変更が生じる可能性があることが予測される。これは、例えば、セッション中断(ビーム間ハンドオーバ)、シグナリングオーバーヘッド、および/または送信非効率性(例えば、再送信の必要性の増加)の増大をもたらし得る。
【0010】
したがって、本発明の好ましい例示的な実施形態は、上記の問題に対処する、または少なくとも部分的に対処する方法および装置を提供することを目的としている。
(【0011】以降は省略されています)

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