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公開番号
2025109167
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024102951
出願日
2024-06-26
発明の名称
電力変換装置および電力変換システム
出願人
TDK株式会社
代理人
弁理士法人つばさ国際特許事務所
主分類
H02M
3/28 20060101AFI20250716BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】短絡が生じた場合に回路を保護することができる電力変換装置を得る。
【解決手段】本開示の一実施の形態に係る電力変換装置は、第1の接続端子および第2の接続端子を有する第1の電力端子と、スイッチング回路と、トランスと、1または複数の整流スイッチング素子を有する整流回路と、第1のインダクタと第1のキャパシタを含む平滑回路と、整流回路に接続され、電力を第1のキャパシタに回生可能な電力回生回路と、スイッチング回路、整流回路、および電力回生回路の動作を制御可能な制御回路と、第2の電力端子とを備える。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する期間の前の所定の期間において、電力回生回路における電圧および電流のうちの一方または双方に基づいて第1の電力端子における第1の接続端子および第2の接続端子の短絡を検出可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の接続端子および第2の接続端子を有する第1の電力端子と、
前記第1の電力端子に接続されたスイッチング回路と、
前記スイッチング回路に導かれた第1の巻線と、第2の巻線とを有するトランスと、
前記第2の巻線に接続され、1または複数の整流スイッチング素子を有する整流回路と、
一端および他端を有する第1のインダクタと、前記第1のインダクタの前記他端に接続された一端および基準ノードに接続された他端とを有する第1のキャパシタとを含む平滑回路と、
前記整流回路に接続され、電力を前記第1のキャパシタに回生可能な電力回生回路と、
前記スイッチング回路、前記整流回路、および前記電力回生回路の動作を制御可能な制御回路と、
前記第1のインダクタの前記他端および前記第1のキャパシタの前記一端に接続された第1の接続端子と、前記基準ノードに接続された第2の接続端子とを有する第2の電力端子と
を備え、
前記制御回路は、前記第1の電力端子から前記第2の電力端子に向かって電力を供給する期間の前の所定の期間において、前記電力回生回路における電圧および電流のうちの一方または双方に基づいて前記第1の電力端子における前記第1の接続端子および前記第2の接続端子の短絡を検出可能である
電力変換装置。
続きを表示(約 2,800 文字)
【請求項2】
前記第2の巻線は、前記第1のインダクタの前記一端に接続された一端と、他端とを有し、
前記1または複数の整流スイッチング素子は、前記第2の巻線の前記他端に接続された一端と前記基準ノードに接続された他端とを有する第1の整流スイッチング素子と、前記第2の巻線の前記一端に接続された一端と前記基準ノードに接続された他端とを有する第2の整流スイッチング素子とを含み、
前記電力回生回路は、
前記第1の整流スイッチング素子の前記一端に接続されたアノードと、第1のノードに接続されたカソードとを有する第1のダイオードと、
前記第2の整流スイッチング素子の前記一端に接続されたアノードと、前記第1のノードに接続されたカソードとを有する第2のダイオードと、
前記第1のノードに接続された一端と、前記基準ノードに接続された他端とを有する第2のキャパシタと
を有し、
前記制御回路は、前記所定の期間において、前記第2のキャパシタにおける電圧に基づいて、前記短絡を検出可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記第2の巻線は、前記第1のインダクタの前記一端に接続された一端と、他端とを有し、
前記1または複数の整流スイッチング素子は、前記第2の巻線の前記他端に接続された一端と前記基準ノードに接続された他端とを有する第1の整流スイッチング素子と、前記第2の巻線の前記一端に接続された一端と前記基準ノードに接続された他端とを有する第2の整流スイッチング素子とを含み、
前記電力回生回路は、
前記第1の整流スイッチング素子の前記一端に接続されたアノードと、第1のノードに接続されたカソードとを有する第1のダイオードと、
前記第2の整流スイッチング素子の前記一端に接続されたアノードと、前記第1のノードに接続されたカソードとを有する第2のダイオードと、
前記第1のノードに接続された一端と、前記基準ノードに接続された他端とを有する第2のキャパシタと
前記第1のノードに接続された一端と第2のノードに接続された他端とを有する第1の回生スイッチング素子と、
前記第2のノードに接続された一端と前記基準ノードに接続された他端とを有する第2の回生スイッチング素子と、
前記第2のノードと前記第1のキャパシタの前記一端とを結ぶ経路に設けられた第2のインダクタおよび第3のダイオードと
を有し、
前記制御回路は、前記所定の期間において、前記第2のノードから前記第1のキャパシタの前記一端に向かって流れる電流に基づいて、前記短絡を検出可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項4】
前記制御回路は、
前記所定の期間において、前記1または複数の整流スイッチング素子のデューティ比を、所定のシーケンスで変化させることが可能であり、
前記短絡を検出した場合に、前記1または複数の整流スイッチング素子のうちの少なくとも1つのデューティ比を、所定のデューティ比に低下させることが可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項5】
前記制御回路は、前記短絡を検出した場合に、
前記所定の期間において、前記1または複数の整流スイッチング素子のデューティ比を、所定のシーケンスで変化させることが可能であり、
前記短絡を検出した場合に、
前記スイッチング回路、前記整流回路、および前記電力回生回路の動作を停止させることが可能であり、
その後の所定の期間において、前記1または複数の整流スイッチング素子のうちの少なくとも1つの整流スイッチング素子のデューティ比を、所定のデューティ比に設定し、前記スイッチング回路、前記整流回路、および前記電力回生回路を動作させることが可能である
請求項1に記載の電力変換装置。
【請求項6】
前記制御回路は、前記所定の期間において、前記1または複数の整流スイッチング素子のうちの少なくとも1つのデューティ比を前記所定のデューティ比に設定した後、前記短絡が所定の時間内に解消しない場合に、前記スイッチング回路、前記整流回路、および前記電力回生回路の動作を停止させることが可能である
請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項7】
前記制御回路は、前記所定の期間において、前記1または複数の整流スイッチング素子のうちの少なくとも1つのデューティ比を前記所定のデューティ比に設定した後、前記短絡が所定の時間内に解消した場合に、前記1または複数の整流スイッチング素子のデューティ比を、所定のシーケンスで変化させることが可能である
請求項4に記載の電力変換装置。
【請求項8】
第1の端子および第2の端子を有する第1のバッテリと、
第1の端子および第2の端子を有するキャパシタと、
前記第1のバッテリの前記第1の端子と前記キャパシタの前記第1の端子とを結ぶ経路に設けられた第1のスイッチと、
前記第1のバッテリの前記第2の端子と前記キャパシタの前記第2の端子とを結ぶ経路に設けられた第2のスイッチと、
電力変換装置と、
第2のバッテリと
を備え、
前記電力変換装置は、
前記キャパシタに接続された第1の電力端子と、
前記第1の電力端子に接続されたスイッチング回路と、
前記スイッチング回路に導かれた第1の巻線と、第2の巻線とを有するトランスと、
前記第2の巻線に接続され、1または複数の整流スイッチング素子を有する整流回路と、
一端および他端を有する第1のインダクタと、前記第1のインダクタの前記他端に接続された一端および基準ノードに接続された他端とを有する第1のキャパシタを含む平滑回路と、
前記整流回路に接続され、電力を前記第1のキャパシタに回生可能な電力回生回路と、
前記スイッチング回路、前記整流回路、および前記電力回生回路の動作を制御可能な制御回路と、
前記第1のインダクタの前記他端および前記第1のキャパシタの前記一端に接続された第1の接続端子と、前記基準ノードに接続された第2の接続端子とを有し、前記第2のバッテリに接続された第2の電力端子と
を備え、
前記制御回路は、前記第1の電力端子から前記第2の電力端子に向かって電力を供給する期間の前の所定の期間において、前記電力回生回路における電圧および電流のうちの一方または双方に基づいて前記第1の電力端子における前記第1の接続端子および前記第2の接続端子の短絡を検出可能である
電力変換システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力を変換する電力変換装置および電力変換システムに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
電力変換装置では、短絡に起因する大電流による回路の破損を防ぐものがある。例えば、特許文献1には、負荷が短絡した場合に、負荷電流を低減させる電力変換装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-86454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、電力変換装置では、短絡が生じた場合に回路を保護することが望まれている。
【0005】
短絡が生じた場合に回路を保護することができる電力変換装置および電力変換システムを提供することが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施の形態に係る電力変換装置は、第1の電力端子と、スイッチング回路と、トランスと、整流回路と、平滑回路と、電力回生回路と、制御回路と、第2の電力端子とを備えている。スイッチング回路は、第1の電力端子に接続されたものである。トランスは、スイッチング回路に導かれた第1の巻線と、第2の巻線とを有するものである。整流回路は、第2の巻線に接続され、1または複数の整流スイッチング素子を有するものである。平滑回路は、一端および他端を有する第1のインダクタと、第1のインダクタの他端に接続された一端および基準ノードに接続された他端とを有する第1のキャパシタとを含むものである。電力回生回路は、整流回路に接続され、電力を第1のキャパシタに回生可能なものである。制御回路は、スイッチング回路、整流回路、および電力回生回路の動作を制御可能なものである。第2の電力端子は、第1のインダクタの他端および第1のキャパシタの一端に接続された第1の接続端子と、基準ノードに接続された第2の接続端子とを有するものである。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する期間の前の所定の期間において、電力回生回路における電圧および電流のうちの一方または双方に基づいて第1の電力端子における第1の接続端子および第2の接続端子の短絡を検出可能である。
【0007】
本発明の一実施の形態に係る電力変換システムは、第1のバッテリと、キャパシタと、第1のスイッチと、第2のスイッチと、電力変換装置と、第2のバッテリとを備えている。第1のバッテリは、第1の端子および第2の端子を有するものである。キャパシタは、第1の端子および第2の端子を有するものである。第1のスイッチは、第1のバッテリの第1の端子とキャパシタの第1の端子とを結ぶ経路に設けられたものである。第2のスイッチは、第1のバッテリの第2の端子とキャパシタの第2の端子とを結ぶ経路に設けられたものである。電力変換装置は、第1の電力端子と、スイッチング回路と、トランスと、整流回路と、平滑回路と、電力回生回路と、制御回路と、第2の電力端子とを備えている。
第1の電力端子は、キャパシタに接続されたものである。スイッチング回路は、第1の電力端子に接続されたものである。トランスは、スイッチング回路に導かれた第1の巻線と、第2の巻線とを有するものである。整流回路は、第2の巻線に接続され、1または複数の整流スイッチング素子を有するものである。平滑回路は、一端および他端を有する第1のインダクタと、第1のインダクタの他端に接続された一端および基準ノードに接続された他端とを有する第1のキャパシタを含むものである。電力回生回路は、整流回路に接続され、電力を第1のキャパシタに回生可能なものである。制御回路は、スイッチング回路、整流回路、および電力回生回路の動作を制御可能なものである。第2の電力端子は、第1のインダクタの他端および第1のキャパシタの一端に接続された第1の接続端子と、基準ノードに接続された第2の接続端子とを有し、第2のバッテリに接続されたものである。制御回路は、第1の電力端子から第2の電力端子に向かって電力を供給する期間の前の所定の期間において、電力回生回路における電圧および電流のうちの一方または双方に基づいて第1の電力端子における第1の接続端子および第2の接続端子の短絡を検出可能である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施の形態に係る電力変換装置および電力変換システムによれば、短絡が生じた場合に回路を保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の一実施の形態に係る電力変換システムの一構成例を表す回路図である。
図2は、図1に示した電力回生回路の一構成例を表す回路図である。
図3は、図1に示した電力変換システムの電力変換動作の一例を表すタイミング波形図である。
図4は、図1に示した制御回路の一動作例を表す説明図である。
図5は、図1に示した電力変換システムのプリチャージ動作の一例を表すタイミング波形図である。
図6Aは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における一動作状態を表す説明図である。
図6Bは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図6Cは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図6Dは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図6Eは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図6Fは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図6Gは、図2に示した電力回生回路のプリチャージ期間における他の一動作状態を表す説明図である。
図7は、図1に示した電力変換システムのプリチャージ動作の一例を表すタイミング図である。
図8は、図1に示した電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の一動作例を表すタイミング図である。
図9は、図1に示した電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の他の一動作例を表すタイミング図である。
図10は、図1に示した電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の他の一動作例を表すタイミング図である。
図11は、図1に示した電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の他の一動作例を表すタイミング図である。
図12は、変形例に係る電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の一動作例を表すタイミング図である。
図13は、他の変形例に係る電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の一動作例を表すタイミング図である。
図14は、他の変形例に係る電力変換システムにおける、短絡が生じている場合の一動作例を表すタイミング図である。
図15は、他の変形例に係る電力変換システムの一構成例を表す回路図である。
図16は、図15に示した電力回生回路の一構成例を表す回路図である。
図17は、他の変形例に係る電力変換システムの一構成例を表す回路図である。
図18は、図17に示した電力回生回路の一構成例を表す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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